世界大会という大舞台で「チェーンバーン」デッキを握り、かつ優勝するという恰好良さ!
しかもそれを操りきったのが小学生という衝撃・・・(痺れました)
デッキ構築の巧みは勿論ですが、謙虚ながらも大胆に仕掛けていくRyanYu選手のプレイングに管理人は拍手喝采です。♪パチ☆(p´Д`q)☆パチ♪
公式にてデッキレシピが公開されていたので少し見てみましょう。
WCS2017決勝戦:実況ライブ
※小学生の部決勝戦は1:00:00頃
WCS2017優勝 Ryan Yu選手【チェーンバーン】レシピ
チェーンバーン プレイヤー:Ryan Yu | |
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デッキレシピを見ると、その絶妙な採用カード枚数に日々の練磨と研究の片鱗が垣間見えますね。
特に《増殖するG》《ダイス・ポット》《時械神ラツィオン》といったピン差しラインナップ。
そして、サイドデッキにキラリと光る《人造人間サイコショッカー》の文字に古参プレイヤーは笑みを浮かべずにはいられません。
遊戯王の歴史が集約された・・・そんな【チェーンバーン】デッキ。
こんなの最高過ぎるでしょ(*ノωノ)
《業炎のバリア-ファイア・フォース-》で仕掛ける心理戦
【動画1:09:18頃】
《召喚獣メルカバー》攻撃⇒《仕込みマシンガン》⇒《連鎖爆撃》⇒《業炎のバリア-ファイヤー・フォース》⇒《連鎖爆撃》で一気に4250ライフを削りとった攻防。
ここで決まった《業炎のバリア-ファイヤー・フォース》がその後のプレイングに影響を与え、結果的に試合の流れをRyanくん側に導いたのは間違いないでしょう。
あの強烈な一撃を喰らうと流石に気圧されますね・・・。
《ラツィオン》《ブラホ》⇒《壊獣》リターンという熱さ!
【動画1:50:00頃】
《無謀な欲張り》で《時械神ザフィオン》&《命削りの宝札》ドロー⇒《時械神ザフィオン》召喚、手札を減らす為に《増殖するG》を投げて《命削りの宝札》で3ドロー⇒《強欲で謙虚な壺》⇒《ブラックホール》で《時械神ザフィオン》以外全破壊。
この絶望的なシーンを《怪粉壊獣ガダーラ》で切り返すも、それを《仕込みマシンガン》、《連鎖爆撃》で更にリターンするという劇的な攻防(エクストラターンで勝利)。
いやー、このザフィオンからのブラックホールっていう絶望のシーンをガダーラで返すシーンは痺れましたね。ガダーラがマジもんのモスラに見えましたもん・・・。
ピン採用されている《ダイス・ポット》の渋さ!
効果モンスター
星3/光属性/岩石族/攻 200/守 300
リバース:お互いにサイコロを一回ずつ振る。 相手より小さい目が出たプレイヤーは、相手の出た目によって以下のダメージを受ける。 相手の出た目が2~5だった場合、相手の出た目×500ポイントダメージを受ける。 相手の出た目が6だった場合、6000ポイントダメージを受ける。 お互いの出た目が同じだった場合はサイコロを振り直す。
最大6000のダメージを叩き出すギャンブルカード《ダイス・ポット》を世界大会という場で実践投入する攻めの姿勢に惚れた!
《業炎のバリア-ファイヤー・フォース》もそうですが、こういう危険カードが大量にチラついた事により相手に迷いを生じさせ戦況を有利に進めたというシーンが非常に多かったように感じます。
大人の考え方では、《ダイス・ポット》は中々採用できないですよね・・・。
名勝負ここにあり!!
2012年世界大会で観た活路エクゾにも負けずとも劣らない名勝負でした。
興奮をくれたRyan選手、そして、惜しくも敗れてしまったRafael選手に心からの拍手と賞賛を!
コメント
参加選手の中ではデッキもそうですが、プレイング敵も大会の中では彼が一番注目されていたと思います
他のデッキが大体デンプレだったこともありますが……
地雷デッキが優勝とは…お見それしました。
それにしても活路エクゾが5年前か、早いもんだなー
増Gは規制されてなかったっけ?
WCS2017だと制限指定されていたようです。
チェーンオジャマトリオの楽しさはやった人しかわからんだろうな
大人の考えじゃ無理って言うのは同感ですね。
子供特有の思い切りの良さに練り上げられたデッキとプレイング、自分には真似出来ないですね・・・
テンプレデッキだって勝ちを目指す中で最適解と考えた結果でしょうがチェーンバーンとはねぇ・・・
真竜メタでコズサイが多いことと、真竜は場と手札が増えていくし、自分でチェーン数稼いでくれるからチェーンバーンの相性はいいっていうのに気がついても世界大会で使おうって思ったのはすごいよな
一手間違えれば紙切れになるデッキを、相手の戦術に対応しつつ適切にカードを組み合わせていくタクティスに脱帽した。
この人の構築・プレイングには感心のみならず感動まで覚えたわ
これを記事にしてくれた主さんにも感謝!
ダイスポッドはリバースだし安定性ないですけど3の出目でかっても1500バーンになりますし、6なら6000バーンの一発逆転ってほんとすごいですよねw
【真竜召喚獣】側もバックジャックの効果を無効にする為にメルカバーのコストとしてうららを捨てたりラストターンでの手に汗握る攻撃と罠の応酬は小学生とは言え流石ファイナリストだと思いました
また決勝戦では見られませんでしたが【チェーンバーン】側はおじゃまトリオと裁きの天秤のコンボで7枚ドローは震えましたね
ユニークな構築と優れたプレイングにとても魅せられました…
来年もこういう面白いデッキがみられるといいですね
ダイスポットや業炎あるってわかったら確かに警戒せざるを得ない。しかしカードゲームの醍醐味とは言えこんな心理戦仕掛けようって小学生が発想できることがすごい。
サーチ&ドローの物量で押す風潮にのまれた自分に何か大事なことを思い出させてくれた。
ちゃんと隙をついた構築・戦術は素晴らしいですね
入れているカードを見ていると彼も本当に遊戯王が好きなんだなあと思います。
小学生の頃から友人たちと遊戯王をやっていて、
その頃は地雷として『ダイス・ポット』を伏せるのが流行っていました。
Ryan氏の『ダイス・ポット』がリバースしたときの彼の凄く楽しそうな顔と、
Rafael氏の「なんじゃそれ!」の表情に目頭が熱くなりました…。
Rafael氏は彼なりに、最高レアリティのカードが好きでこだわって集めたのだろうと思いました。私も昔は光ったカードが大好きでした。
カードゲームってこういう楽しいものですよね。
いい試合をありがとうございます。
これは本当に良い試合。初心を思い出さしてくれますよねぇ~