過去にも一度「竹光」カードの特集記事を書いた事がありますが、種類も増えたし随分と昔の話なので新たに執筆しました。
折れて、光って、燃えて、呪われて、魂を吸ってと大波乱!
単体では意味をなさない非力なカード達が合わさる事で尋常ならざる力を発揮する・・・。
本日は魅惑の魔法カード「竹光」についてゆっくりと見ていきましょう。
「竹光」について
※松本大洋先生の「竹光侍」は名作
そもそも「竹光」とは何なのか?知らない人もいるかもしれないので簡単にご説明を!
竹や樫の木を削って作った刀のイミテーション(模造品)の事を「竹光」と呼びます。
生活が困窮して刀を質にいれてしまった浪人のお友達、刀が重いから普段は竹光でいいや・・・と武士がファッション感覚で帯刀したりと、調べると面白いエピソードが色々と出てきたりします。現代だとお芝居の小道具に使われる事が主ですね。
あと、切れ味の悪い真剣を揶揄して「竹光」と呼ぶことも多かった様です。
「竹光」装備魔法カード
折れ竹光
装備魔法
装備モンスターの攻撃力は0ポイントアップする。
収録:【デュエリストエディションvol2など】
単体では全く意味をなさないカードですが、他の「竹光」カードと併用する事でその真価を発揮します。
《妖刀竹光》が登場した現在でも《妖刀竹光》からのサーチ先として一定以上の価値ありです!
折れても役に立つなんて・・・凄いなぁ~(*´ω`*)
妖刀竹光
装備魔法
「妖刀竹光」の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):装備モンスターの攻撃力は0アップする。
(2):このカード以外の自分フィールドの「竹光」カード1枚を対象として発動できる。 そのカードを持ち主の手札に戻し、装備モンスターはこのターン相手に直接攻撃できる。
(3):このカードが墓地へ送られた場合に発動できる。 デッキから「妖刀竹光」以外の「竹光」カード1枚を手札に加える。
収録:【ネクスト・チャレンジャーズ】
②効果は、戦闘ダメージを与えた場合に相手の次のドローフェイズをスキップする《魂を吸う竹光》との相性が非常に良いです。バウンスする事で《魂を吸う竹光》の自壊を防げるという点もグッド!
装備魔法カードのサーチと言えば《アームズ・ホール》ですが、近年では《妖精伝姫-シンデレラ》などもあり、アクセス手段は以前よりも豊富です。
「竹光」通常魔法
黄金色の竹光
通常魔法
自分フィールド上に 「竹光」と名のついた装備魔法カードが存在する場合に発動できる。 デッキからカードを2枚ドローする。
収録:【デュエリストエディションvol2など】
”自分フィールド上に「竹光」と名のついた装備魔法が存在する場合”この状況さえ整えば、実質《強欲な壺》となるスーパードローカード!
やはり単体では機能しないカードなので汎用とは言い難いですが、噛合うと驚異のドロー加速を見せてくれます。
【図書館エクゾ】だと魔法カードカウントとドローのダブルシナジーで加速度がヤバイです((+_+))
「竹光」永続魔法
魂を吸う竹光
永続魔法
「竹光」と名のついた装備魔法カードを装備したモンスター1体を選択して発動できる。 選択したモンスターが相手ライフに戦闘ダメージを与えた場合、 次の相手のドローフェイズをスキップする。 このカードは発動後2回目の自分のスタンバイフェイズ時に破壊される。
収録:【デュエリストエディションvol2など】
《折れ竹光》でも効果発動する事は可能。しかし、戦闘ダメージを与えるという性質上《妖刀竹光》との併用が前提となるカードです。
《妖刀竹光》とのコンボが成立すると毎ターン【ドローロック】が成立するので相手からすると堪ったもんではありません。
燃え竹光
永続魔法
(1):このカードが既に魔法&罠ゾーンに存在する状態で、 自分が「竹光」カードを発動した場合に発動できる。 次の相手メインフェイズ1をスキップする。
収録:【サーキット・ブレイク】
サラッと書いてあるけど、結構手軽に相手のメインフェイズ1をスキップするヤバイカードです。
《妖刀竹光》+《魂を吸う竹光》のコンボでドローを飛ばし、そこに《燃え竹光》を加えるとメインフェイズ1までぶっ飛ぶ!
更に《端末世界》を併用すると、ドローフェイズ・メインフェイズ1・メインフェイズ2をぶっ飛ぶ!!
流石に《端末世界》はやり過ぎですが、「竹光」を使用するデッキにもたらされた新たな力である事は間違いありません。(メインフェイズ1が飛ぶだけでも結構やばいからねぇ~)
「竹光」カードと一緒に使いたいカードたち
《妖精伝姫シンデレラ》など装備魔法カードサーチャー
効果モンスター
星4/光属性/魔法使い族/攻1850/守1000
(1):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、 お互いにこのカード以外のフィールドのモンスターを魔法カードの効果の対象にできない。
(2):1ターンに1度、手札から魔法カード1枚を捨てて発動できる。 自分の手札・デッキ・墓地から装備魔法カード1枚を選んでこのカードに装備する。 この効果で装備された装備魔法カードはエンドフェイズに持ち主の手札に戻る。
《妖刀竹光》がないと始まらないデッキなので、それをサーチできる役割を担うカードは超重要。
《妖精伝姫-シンデレラ》の登場によってアクセス手段が豊富になったのは《妖刀竹光》の項で書いた通りですが、《アームズ・ホール》も未だ現役性能です。
《妖精伝姫-シンデレラ》を使用する場合は、このカードのサーチ手段やリクルート手段も併せて採用するが吉。
レベル4だしサモプリおじいちゃんに腰を折ってもらいましょう( `ー´)ノ
これ以外にも《名工 虎鉄》や《ヴァイロン・キューブ》、シンクロモンスターならば《パワー・ツール・ドラゴン》を使ったギミックを搭載するのも面白いです。まぁ、アクセス手段は結構豊富って事ですなぁ~
《霞の谷のファルコン》などバウンス効果を持つモンスターたち
効果モンスター
星4/風属性/鳥獣族/攻2000/守1200 このカードは、このカード以外の自分フィールド上のカード1枚を 手札に戻さなければ攻撃宣言できない。
《妖刀竹光》の役割の一部を代用できるバウンス効果持ちは元々相性の良いモンスターですが、《燃え竹光》の登場でバウンスする旨味が更に増しました。
「《燃え竹光》は永続魔法だし、フィールドにいなくなったら効果が適用されないんじゃ?」と思うかもしれませんが、効果発動後ならばバウンスしてもきちんと適用されるので大丈夫です。
昔は《黒蠍-逃げ足のチック》が使われていましたねぇ~(竹光チックって響が懐かしい)
次の「竹光」は第11期かな?
《妖刀竹光》は第9期第2弾『ネクスト・チャレンジャーズ』、《燃え竹光》は第10期第2弾『サーキット・ブレイク』に収録されました。
どうやら、最近の「竹光」カードはそのシーズンの第二弾パックに収録されるという傾向がある様ですね・・・。
という事で、次回は第11期の第2弾パック『○○〇〇・〇〇〇〇』でお会いしましょう!
コメント
竹光チックすごい懐かしいです。チックだけ来て中々竹光が来なくてザルーグや死霊で削り切ったりしたのはいい思い出ですね。
…そういえばチャルアイーターてデッキがあったな。
何でも守備表示で完全蘇生できる戦線復帰といい、チャルアイーターと相性いいカードが出て嬉しい限りです
端末世界じゃなくても覇者の一括でオーケー
こっちのほうが使いやすいしね
ムスタンガンや避雷針とかで使ってますがこれを機に竹光やってみようかな