今日は、後攻まくりの常識に一石を投じるかもしれない逸材《叛逆者エト》に注目してみました。
『効果が発動した時にチェーンして手札かモンスターゾーンで発動する効果』を持ったモンスターが相手の墓地かフィールドにいると手札・墓地から特殊召喚できるリベレイター!!
特殊召喚が無効にならない強耐性持ちの4000打点という事で、後攻まくり要員としてはかなりやれそうな1枚ですが、尖った性能故に、強さの判断が少し難しいカードではあると思います。
仮想敵・採用し易いデッキ・サポート等、使う前に考える事が色々ありそうな1枚です。
「叛逆者エト」効果考察
星８/闇属性/爬虫類族/攻4000/守 0
このカードは通常召喚できない。
「叛逆者エト」は１ターンに１度、以下の効果を持つモンスターカードが相手のフィールドか墓地に存在し、
ＬＰを半分払った場合のみ手札・墓地から特殊召喚できる。
●効果が発動した時にチェーンして手札かモンスターゾーンで発動する効果
(1)：このカードの特殊召喚は無効化されない。
(2)：このカードはモンスターゾーンに存在する限り、
融合・Ｓ・Ｘ・Ｌ召喚の素材にできず、自分ターンの間、
相手フィールドで発動したモンスターの効果を受けない。
叛逆者エトの強み
- 圧倒的アポロウーサキラー
- ガメシエルやジズキエルと併用して後攻貫通力を加速
- 爬虫類族シナジー高め
叛逆者エトの注意点
- 特殊召喚条件が特殊。うららはOKだけどヴェーラーはNG
- 意外と隙の多い耐性面
《叛逆者エト》について語る際に重要になってくるであろう要素をまとめてみました。今回はこの5項目に沿って解説していきます。
強み①：アポロウーサの処理役として優秀そう
リンク４/風属性/天使族/攻 ?
【リンクマーカー：上/左下/下/右下】
トークン以外のカード名が異なるモンスター２体以上
このカードの(3)の効果は同一チェーン上では１度しか発動できない。
(1)：「召命の神弓－アポロウーサ」は自分フィールドに１体しか表側表示で存在できない。
(2)：このカードの元々の攻撃力は、このカードのリンク素材としたモンスターの数×８００になる。
(3)：相手がモンスターの効果を発動した時に発動できる。
このカードの攻撃力を８００ダウンし、その発動を無効にする。
個人的に一番評価している点というか、シチュエーションとして一番想定し易い役所だと思っているのが、《召命の神弓－アポロウーサ》の処理役です。
勿論、《フルール・ド・バロネス》等の処理にも使えるんですが、それだと１：１の交換をしたに過ぎないので、どうせなら1枚で3～4妨害位踏み越えて欲しいってのが本音。
その点、アポロウーサは1体で3妨害以上持っている可能性が非常に高いモンスターなので、そこにぶつける役として《叛逆者エト》はかなり適任です。
まぁ、ウーサを立てるデッキがウーサだけで終わっているとは考えにくいので、エト1枚で貫通ってのは流石に難しいとは思いますが、貫通の補助役としてはかなりの逸材ではないでしょうか？
強み②：ガメシエルやジズキエルと相性が良いと話題
星８/水属性/水族/攻2200/守3000
(1)：このカードは相手フィールドのモンスター１体をリリースし、
手札から相手フィールドに攻撃表示で特殊召喚できる。
(2)：相手フィールドに「壊獣」モンスターが存在する場合、
このカードは手札から攻撃表示で特殊召喚できる。
(3)：「壊獣」モンスターは自分フィールドに１体しか表側表示で存在できない。
(4)：相手が「海亀壊獣ガメシエル」以外の魔法・罠・モンスターの効果を発動した時、
自分・相手フィールドの壊獣カウンターを２つ取り除いて発動できる。
その発動を無効にし除外する。
星１０/光属性/機械族/攻3300/守2600
(1)：このカードは相手フィールドのモンスター１体をリリースし、
手札から相手フィールドに攻撃表示で特殊召喚できる。
(2)：相手フィールドに「壊獣」モンスターが存在する場合、
このカードは手札から攻撃表示で特殊召喚できる。
(3)：「壊獣」モンスターは自分フィールドに１体しか表側表示で存在できない。
(4)：カード１枚のみを対象とする魔法・罠・モンスターの効果が発動した時、
自分・相手フィールドの壊獣カウンターを３つ取り除いて発動できる。
その効果を無効にする。
その後、フィールドのカード１枚を破壊できる。
特殊召喚条件を満たしつつ後攻まくりを加速させる要員として、上記2体の「壊獣」モンスターにも注目が集まっています。
制圧モンスターを2体並べられている状況下でも、片方を壊獣で処理し、送り付けたガメシエルorジズキエルを参照する事で《叛逆者エト》を特殊召喚する事で安全に2面処理する事ができます。
どちらも後攻特化のデッキに採用されるタイプのカードなので、今後は一緒に採用されるシーンも増えそうですね。
元々打点低めで評価の高いガメシエルに更に評価点が追加されてしまったなぁ…。
強み③：爬虫類族なのでスネークレインに対応している
爬虫類族らしいので《スネークレイン》による埋葬にも対応しています。
そもそも《スネークレイン》がマストカウンター過ぎるので奇襲性には欠けますが、通った際にオマケで落としておく要員としてはかなりイケてるんじゃないでしょうか？
星４/光属性/爬虫類族/攻 0/守 0
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ１ターンに１度しか使用できない。
(1)：このカードを手札から墓地へ送って発動できる。
デッキから爬虫類族・闇属性モンスター１体を墓地へ送る。
(2)：自分フィールドに、モンスターが存在しない場合、
または「溟界」モンスターが存在する場合に発動できる。
このカードを墓地から特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したこのカードはフィールドから離れた場合に除外される。
この効果で特殊召喚したこのカードがモンスターゾーンに表側表示で存在する限り、
自分は爬虫類族モンスターしか特殊召喚できない。
星４/闇属性/爬虫類族/攻1300/守1500
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ１ターンに１度しか使用できない。
(1)：このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。
デッキから爬虫類族・レベル８モンスター１体を手札に加える。
(2)：このカードが除外された場合、
自分フィールドの爬虫類族モンスター１体を対象として発動できる。
そのモンスターは次のターンの終了時まで効果では破壊されない。
それ以外にも《溟界の滓－ヌル》に対応する闇属性だったり、《ラミア》に対応するレベル8だったりと、何かと色んな所にシナジーしてるカードなので、爬虫類族だとかなり採用し易そうです。
注意点①：ヴェーラーやアビスは条件を満たさないので要注意！
▲うららやわらしはOK
特殊召喚の為の参照条件は以下の通りなので
《エフェクト・ヴェーラー》や《朔夜しぐれ》等のモンスターは該当しません。
星９/闇属性/ドラゴン族/攻3200/守2500
チューナー＋チューナー以外のドラゴン族・闇属性Ｓモンスター１体
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ１ターンに１度しか使用できない。
(1)：自分・相手ターンに、相手フィールドの表側表示カード１枚を対象として発動できる。
そのカードの効果をターン終了時まで無効にする。
(2)：このカードが相手に戦闘ダメージを与えた時、
自分の墓地のチューナー１体を対象として発動できる。
そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。
あと、《えん魔竜 レッド・デーモン・アビス》みたいなフリーチェーンで無効にするタイプの制圧モンスターも対応外なので注意しましょう。
注意点②：耐性は相手フィールドで発動したモンスター効果のみ
(2)：このカードはモンスターゾーンに存在する限り、融合・Ｓ・Ｘ・Ｌ召喚の素材にできず、自分ターンの間、相手フィールドで発動したモンスターの効果を受けない。
《無限泡影》等で無効にされると当然モンスター効果も食らうようになるので、相手の盤面次第では思ったよりも仕事できない可能性が有るので過信は禁物です。
▲バグースカを越えられないのはちょっと致命的かもしれない…
あと、モンスター効果に関しても、フィールド以外で発動するモンスター効果、そもそも発動しない永続効果等は普通に受けてしまうので、そういった相手にはちょっと分の悪いカードです。
凄くエヴァっぽいです
滅茶苦茶エヴァンゲリオンっぽいビジュアルだなぁ……って印象を受けたんですけど、これ伝わるかなぁ？特に旧エヴァ劇場版っぽさを凄く感じます。
コメント
レベル8なのでトレードインや一滴で墓地送っても仕事するのは高評価ですね
ただエクシーズ相手はバグースカもですが未来龍皇も戦闘破壊耐性が突破できないのでちょっと厳しいライン
シンクロも打点から赤き竜から出てくるやつは相討ちで、ドラグーンも1回無効使われてたらそれだけで相討ちと穴もありますから本当にアポロウーサ対策って感じです
リンクリやジーランティスの破壊が効かないウーサ除去モンスターだったから
スネークアイ環境のときに出て欲しかった
既視感の正体はエヴァまご君だったか、確かに
ウーサ禁止にならなっかったのはコレのリリースが決まってたからなのかな