今日の夜記事は、2022年7月16日発売『ダークウィング・ブラスト』にノーマルで収録された新カード《魔界造車-GT19》に注目!
自分または相手フィールドの表側表示モンスターと一緒にシンクロ召喚できるという超面白効果を持っているカードなんですが、テキスト段階でかなり警戒されていて、マジで扱うのがムズイ1枚。リバース込みで基本的に2ターン要求されるのは流石に悠長ですが、何とか使ってみたいカードです。
魔界の魔改造車だから『魔界造車』って事なんでしょうけど、改造されてるのが《F.A.シャイニングスターGT》なのも面白いですよね。レベルに関する効果もあるし、若干名残があるの良いよね…。
魔界造車-GT19(デスチューン-GT19)効果考察
星3/炎属性/機械族/攻 500/守1500
このカード名の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):このカードがリバースした場合、1~9までの任意のレべルを宣言して発動できる。
このカードのレベルはターン終了時まで宣言したレベルになる。
(2):リバースしたこのカードが表側表示で存在する場合、
自分・相手のメインフェイズに、このカード以外の自分・相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターとこのカードのみを素材としてS召喚する。
〇レベル1~9に可変できるチューナーモンスター
〇自分・相手のメインフェイズに効果で自分・相手フィールドの表側表示モンスターとでシンクロ召喚できる(あらかじめリバースしておく必要がある)
●①②効果がいずれかターン1なので、①でレベルを調整して②でシンクロという動きが成立しない(レベル変動もターン終了時まで)
レベル変動とシンクロ効果は切り離して考える必要がある?
▲いずれかターン1な上にレベル変動はターン終了時まで。不可解なり。
まず前提として、①②の効果がいずれかターン1な上に、①効果によるレベル変動がターン終了時までの時点で、①②を併用する事はできません。なので、ここは完全に切り離して考えていきます。
―――となると、①効果の運用はかなりシンプルで、リバースという一手間をかける事でレベル1~9チューナーとして運用できるモンスターになる……程度の運用でOKになります。
まぁ、よほどリバースを巧みに扱えるデッキでもない限り、この効果を活用するのは難しいでしょうね。後で紹介しますが、タロットレイはリバースやレベル変動をうまく使えそうではあります。
▲タロットレイならリバースをサポートしつつ、高レベルシンクロやランク9に繋げられて面白そう
相手ターンにシンクロする場合はあらかじめ下準備しておく必要がある?
▲太陽の書みたいなカードが必要になるぜ(太陽は通常魔法なのが残念ですが)
―――という事で、ここからが本題になるんですが、②効果の頭に”リバースしたこのカード”って厄介なテキストがついているので、②効果についても一考が必要になってきます。
流石に、相手に殴られて運よく生き残ったら~~~なんて悠長なことは言ってられないので、事前にリバースしておくか、相手ターンに能動的にリバースする手段を用意する必要が出てきます。
奇襲性を考慮するなら相手ターンにリバースした方が断然強いので、個人的には相手ターンにリバースさせる手段を用意したい派です。……でもまぁ、リバースする為に1枚使うって、本末転倒な気もしますが、そこは相性の良いカードをチョイスしてディスアドを軽減していきたい所ですよね(笑)
相手がどのレベル体のモンスターを出してもOKな様に、色んなレベルのシンクロモンスターをEXデッキに採用しておく必要あり!特にレベル6.7帯が熱そう!
魔界造車-GT19と相性の良いカード
聖占術姫タロットレイ
星9/光属性/天使族/攻2700/守1200
「聖占術の儀式」により降臨。
このカード名の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できず、相手ターンでも発動できる。
(1):フィールドの裏側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを表側攻撃表示にする。
(2):フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを裏側守備表示にする。
(3):自分エンドフェイズに発動できる。
自分の手札・墓地のリバースモンスター1体を選んで裏側守備表示で特殊召喚する。
③効果でエンドフェイズ蘇生しておいて、相手のターンに①効果で表にして《魔界造車-GT19》の効果に繋げるコンボができたり、レベル変動効果からの高レベルシンクロ・ランク9エクシーズに繋げたりもできる。あと、レベルを9にすることで《アルティマヤ・ツィオルキン》,《究極幻神 アルティミトル・ビシバールキン》展開に繋げるのも面白い。
星0/闇属性/ドラゴン族/攻 0/守 0
ルール上、このカードのレベルは12として扱う。
このカードはS召喚できず、自分フィールドの表側表示のレベル5以上で同じレベルの、
チューナーとチューナー以外のモンスターを1体ずつ墓地へ送った場合のみ特殊召喚できる。
(1):1ターンに1度、自分フィールドに魔法・罠カードがセットされた時に発動できる。
「パワー・ツール」Sモンスターまたは
レベル7・8のドラゴン族Sモンスター1体をEXデッキから特殊召喚する。
(2):フィールドのこのカードは、他の自分のSモンスターが存在する限り、
攻撃対象及び、効果の対象にならない。
星0/闇属性/ドラゴン族/攻 0/守 0
ルール上、このカードのレベルは12として扱う。
このカードはS召喚できず、自分フィールドのレベル8以上で同じレベルの、
チューナーとチューナー以外のモンスターを1体ずつ墓地へ送った場合のみ特殊召喚できる。
(1):このカードは効果では破壊されず、
攻撃力はフィールドのモンスターの数×1000アップする。
(2):1ターンに1度、自分・相手のメインフェイズに発動できる。
お互いのフィールドに同じ数だけ、「邪眼神トークン」
(悪魔族・闇・星1・攻/守0)を可能な限り守備表示で特殊召喚する。
このターンこのカードは攻撃できない。
砂漠の光
自分フィールド上に存在するモンスターを全て表側守備表示にする。
相手ターンに《砂漠の光》で表にする奇襲コンボ!
《太陽の書》は通常魔法なので個人的にはこちらをオススメ!
…が、流石にちょっと弱い(笑)。
カオス・インフィニティ
(1):フィールドの守備表示モンスターを全て表側攻撃表示にする。
その後、自分のデッキ・墓地から「機皇」モンスター1体を選んで特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化され、エンドフェイズに破壊される。
GT19のリバースと展開を1枚でこなす1枚。相手の場にモンスターがいなくてもレベル7シンクロが狙えるのは良い事です。
魔改造されているのはF.A.シャイニングスターGTですね
名前や形状から察するに、【F.A.(フォーミュラーアスリート)】のリンクモンスターである《F.A.シャイニングスターGT》が魔改造された姿だと思うんですが、一体どういう経緯でこうなってるんでしょうね?
あと、魔改造車版には誰が乗ってるんでしょうか?地味に色々気になるカードだなぁ……って思いました(こなみかん)。
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