《アーゼウス》の裁定が話題になっていたので、管理人なりの見解を記事にしてみました。
《ヴェルズビュート》との差に理不尽さを感じる人もいらっしゃると思うので、それを和らげる助けになれれば幸いです。
この手の話題は定期的に発生しうるので、気持ちに折り合いをつけてうまく付き合っていくしかないのだ!
天霆號(ネガロギア)アーゼウス・効果裁定
エクシーズ・効果モンスター
ランク12/光属性/機械族/攻3000/守3000
レベル12モンスター×2
「天霆號アーゼウス」は、Xモンスターが戦闘を行ったターンに1度、自分フィールドのXモンスターの上に重ねてX召喚する事もできる。
(1):このカードのX素材を2つ取り除いて発動できる。このカード以外のフィールドのカードを全て墓地へ送る。この効果は相手ターンでも発動できる。
(2):1ターンに1度、このカード以外の自分フィールドのカードが戦闘または相手の効果で破壊された場合に発動できる。手札・デッキ・EXデッキからカードを1枚選び、このカードの下に重ねてX素材とする。
アーゼウスの①効果は同一チェーン上で2回以上発動する事が可能です
公式Q&Aでの公開は未だですが、公式への問い合わせで同一チェーン上で2回以上発動する事が可能という回答をもらう事が出来ました。
まぁ、それは別に問題ない(強さ的には問題あるかも?)のですが、それを受けて類似カード《励輝士ヴェルズビュート》の裁定が話題になっています。
アーゼウスはできるがヴェルズビュートはできない
励輝士ヴェルズビュート/Evilswarm Exciton Knight
エクシーズ・効果モンスター
ランク4/光属性/悪魔族/攻1900/守 0
レベル4モンスター×2
(1):自分メインフェイズまたは相手バトルフェイズに、相手の手札・フィールドのカードを合計した数が自分の手札・フィールドのカードを合計した数より多い場合、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。このカード以外のフィールドのカードを全て破壊する。この効果の発動後、ターン終了時まで相手が受ける全てのダメージは0になる。
Question
「励輝士 ヴェルズビュート」の効果を、同一チェーン上で複数回発動する事はできますか?また、「励輝士 ヴェルズビュート」の効果を同一チェーン上ではなく、1ターンに複数回発動する事はできますか?
Answer
「励輝士 ヴェルズビュート」の効果は、同一チェーン上で複数回発動する事はできません。また、同一チェーン上でないのであれば、1度「励輝士 ヴェルズビュート」の効果処理を行われた後、改めて「励輝士 ヴェルズビュート」の効果をもう1度発動する事はできます。
(2度目に効果を発動する場合も、『相手の手札・フィールド上のカードを合計した数が自分の手札・フィールド上のカードを合計した数より多い』状態でなければ、発動する事はできません。)引用:遊戯王カードデータベース
所謂カードが違います案件なのですが、テキストを見比べると《アーゼウス》と《ヴェルズビュート》は色々異なっていて、正直な所、単純比較できるカードではないとも言えます。
●誘発即時効果
●発動タイミングを問わない
●盤面状況を問わない
●誘発即時効果
●自分メインフェイズor相手バトルフェイズ限定
●相手の手札・フィールドのカードを合計した数が自分の手札・フィールドのカードを合計した数より多い場合に発動可能
●この効果の発動後、ターン終了時まで相手が受ける全てのダメージは0になる。
OCGを語る際にTCGのテキストを持ち出すのはナンセンスだとは思いますが、これが一番説得力があったので…(力不足で申し訳ない)。
「ライダードルカ問題」(光と闇の竜は同一チェーン上で複数回効果を発動する事ができないが、エヴェルカイザー・ドルカは複数回発動できる)で既に通った事がある人も多いのでは?
まぁ、この手の効果における同一チェーン上の複数回発動はカード依存な所が強いので、「こっちで出来て何故あっちでできないのか?」という議論自体が実は不毛なんですよねぇ…。
それなら《アーゼウス》のテキストに同一チェーン上で複数回発動できるって書いておいてほしい気もしますが、これは逆にできない方に書くべきな気もするので、《ヴェルズビュート》の再録時に期待って所でしょうかねぇ…。
ゴリ押しアーゼウス怖すぎる…
この裁定によってゴリ押しアーゼウスが合法的に可能になってしまった訳ですが、単発でも相当強いのに複数回とか悪夢過ぎるのでは…(;^ω^)
昨日も【列車デッキ】でアーゼウスグルグルされたばっかりなのに…トラウマになっちゃうよ(笑)。
コメント
出しやすさとかもあるから一概に言えない部分も多々あるけど、ほんと効果と裁定だけみるとほぼビュートの上位互換じゃないっすかね…
ドルカと光闇竜は話が違うような
光闇はコスト後払いの強制効果だから、複数回発動出来ると自身の効果にチェーンし続ける事になる(無限チェーン、攻撃力不足で無効に出来なくてもチェーン発動はされる)っていうルールとかゲーム進行側の問題
ドルカは任意効果でコストを先に払うから、発動回数に限界がある
だから同じチェーンで発動出来ても問題が起こらないし、テキストと裁定で不可能になってるけど、もし自分の効果を無効に出来ても問題は起こらない
Q:カードが違うとはどういうことですか?
A:カードが違うということです
結局コンマイが決めた裁定が一番正しいだけって結論に…ライダーは一応訳はあるけど。その内どっちかがどっちかに合わせられるかもね。
ビュートは同一チェーン上でカードの合計が変動する可能性があるからできないのかな…と
まあできても問題なさそうだけど
ビュートの方が特殊裁定な雰囲気はある
ビュートも昔は連打可能だった記憶があるような、ないような
カードデザインの都合な気がしますね。
アーゼウスは十二獣以外だと素材2、3枚で効果は基本1回しか使えない想定だけど、
ビュートは素材2枚確定してるから、効果2回使えるけど、1ターンに1回で考えてたみたいな。
ビュートは発動条件あるからの特殊裁定な気がしますね
ビュートは「この効果の発動後、ターン終了時まで相手が受ける全てのダメージは0になる。」があるからかな。破壊や墓地送りは枚数がチェーン時に変わっている場合もあるけど、ダメージ0は重複してしまうからとか。
ビュートで一掃してダメージ0だけどダイレクトアタック、その後アーゼウスってわけね