本記事では、『遊戯王OCG』に先駆けて『遊戯王マスターデュエル』に実装された海外先行実装カード《バタフライ・フィッシュ》について解説しています。
モンスター効果のコストとして墓地に送られると手札に戻ってくる超お得体質!
全身から【海皇マーメイル】の為に生まれてきた事が伝わってくる程の噛み合いっぷりで、個人的にも全力で『相性抜群!』って絶叫したい所なんですが、よくよく冷静に考えてみたら、「流石にパワー不足なんじゃ……⁉」って不安になってしまった1枚です。

……書いてる事は間違いなく強いのにね。
強いカードに慣れ過ぎてしまった自分自身がちょっと怖いです。
バタフライ・フィッシュ|効果考察
効果モンスター
星3/水属性/魚族/攻 700/守 400
このカード名の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できず、
この効果を発動するターン、自分は水属性モンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。
(1):このカードがモンスターの効果を発動するために墓地へ送られた場合に発動できる。このカードを手札に加える。
(2):このカードが墓地に存在する状態で、モンスターが戦闘以外で自分の墓地へ送られた場合、手札を1枚墓地へ捨てて発動できる。このカードを特殊召喚する。
コストのプロ!モンスター効果なら属性や種族を問わないのが偉い
モンスター効果のコストとして墓地へ送られると手札に帰ってくるお得過ぎる①効果!
水属性モンスターをコストにするテーマと言えば、やっぱり【海皇】なんですけど、【海皇】にはもっとコストに適したカードがゴロゴロしてるってのが現実。
元々《海皇の竜騎隊》みたいな凄いカードを持ったテーマなんで、そこに名称ターン1付きの外部カードをわざわざ採用するのかな……?ってのが率直な感想です。
「じゃあどこで使うの?」って話になる訳ですが、よくよく読んでみると、《バタフライ・フィッシュ》って効果のどこにも水属性を指定してないんですよね。
―――となると、種族や属性に左右されずに機能する事こそが《バタフライ・フィッシュ》の強みだと思うので、一度【海皇】から意識を外してみるのもアリな気がしてきました。

でも、現代のインフレした環境において、ちょっとお得程度のコスト役が採用されるのかなぁ……。せめて①②効果がそれぞれ1ならなぁ。
墓地に置いておくと何かと便利な②効果
①だけだと「正直微妙だな!」で終わる所ですが、このカード(バタフライ・フィッシュ)には②効果による自己蘇生効果(手札をコストで何でも捨てられる)も備わっています。
これに関しては、かなり緩い条件で誘発する上に、ハンドコストで連鎖を狙いに行ける様なテキストなので、1枚墓地に置いておけば実際便利な気はします。
―――が、【海皇水精鱗】自体が短期決戦寄りのテーマなので、こういう長い目で見るカードってどうしても評価が下がってしまいがちですよね。

起点として強い《轟海皇 ポセイドラ》みたいなカードも増えてるし、《バタフライ・フィッシュ》を採用するならそれなりの理由は欲しい所。
縛りがあるので水属性デッキでどうぞ!

それでいてEXデッキからの水属性縛りはしっかりついているので、結局、水属性主体のデッキで使う事にはなるというジレンマ……。
実際、種族が『海竜族』(竜騎隊でサーチ可能)で①②がそれぞれ1だったら評価も結構違った気がするんで、ちょっと残念です…(;^ω^)
コメント
結局、EXに縛り付けられてるからどこで使うねんって話になりますよね()