デモンスミスの台頭、《マルチャミー・フワロス》《霊王の波動(ドミナス・インパルス)》の登場等、ここ数か月の間にOCGにおける手札誘発への意識にはかなり大きな変化がありました。
管理人自身はCS等にバリバリ出るタイプのプレイヤーでは無いですが、それは公認大会や身内間でのデュエルでも感じられていて、フリー環境にも影響を及ぼすレベルになってきています。
まぁ、「だからどう?」って話をするつもりはないんですが、流石に変化が目まぐるしいなぁ……って感じる事は多くなってきたので、ここらで一度整理しておこうと思います。
フワロスやインパルスは流石に新時代幕開け感あるよなぁ…。
手札誘発新時代!デモンスミスの台頭により、問われる誘発の質
【デモンスミス】の台頭により、問われる誘発の質
【デモンスミス】の登場前・登場後では明らかに手札誘発に対する意識が変わったと思いませんか?
少し前までは、増G3、うらら3、泡影3、墓穴2、抹殺1の12枠が固定枠で、そこにスロットが許す限り環境にマッチした手札誘発を採用していくのが定番でしたが、最近はそこに《ドロール&ロックバード》《マルチャミー・フワロス》《ディメンション・アトラクター》《霊王の波動》等の影響力の高い誘発を追加するのが当たり前みたいな流れになってきています。
特に《ディメンション・アトラクター》に関しては、多少自分の足枷になったとしても、相手への妨害の方が大きいなら問題ない……の精神で採用しているデッキも多く、手札誘発への意識に大きな変化があった事を伺い知る事ができます。
管理人自身も大会で使うデッキはメインから《ディメンション・アトラクター》か《霊王の波動》を採用できるデッキを選ぶことが多くなってきた為、恐らくこれは気のせいでは無いはずです。
実際、《灰流うらら》や《エフェクト・ヴェーラー》1枚で止まってくれるデッキは環境にはほとんどいないので、この流れは必然だとは思います。まぁ、それでも《うらら》は《増G》を喰う役割として確固たる地位を築いているので、流石だなぁ……といった印象ですが……(笑)。
【アザミナ】の登場以降はニビルすら気軽にケアされる為、今まで以上に誘発の選定が重要になっています。
「マルチャミー・フワロス」「霊王の波動(ドミナス・インパルス)」の登場により変化する構築
星4/風属性/鳥獣族/攻 100/守 600
このカードの効果を発動するターン、
自分はこのカード以外の「マルチャミー」モンスターの効果を1度しか発動できない。
(1):自分・相手ターンに、自分フィールドにカードが存在しない場合、
このカードを手札から捨てて発動できる。
このターン中、以下の効果を適用する。
●相手がデッキ・EXデッキからモンスターを特殊召喚する度に、自分は1枚ドローする。
●エンドフェイズに、自分の手札が相手フィールドのカードの数+6枚より多い場合、
その差の数だけ自分の手札をランダムにデッキに戻す。
《マルチャミー・フワロス》と《霊王の波動(ドミナス・インパルス)》。
この記事を書くきっかけにもなった話題のカードですが、やっぱりこの2枚は本物ですね。
フワロスに関しては初日から滅茶苦茶評価高かったですけど、それでも最初はサイド要員って感じだったのに、最近はメインから採用する人もかなり増えてきてる気がします。
《増殖するG》が通るかどうかが重視される環境において、その代わりになり得る《マルチャミー・フワロス》の存在はやはり大きいんだなぁ…(しみじみ)。
▲プルリアも良いカードですけど、やはり範囲がフワロスの方が環境にマッチしている。
《霊王の波動》に関しては、考えるよりも体験してみる方が手っ取り早いカードだと思います。
実際に食らえば分かりますけど、あの理不尽さは半端ないです。
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
相手フィールドにカードが存在する場合、このカードの発動は手札からもできる。
(1):モンスターを特殊召喚する効果を含む、魔法・罠・モンスターの効果が発動した時に発動できる。
その効果を無効にする。
自分の墓地に罠カードが存在する場合、さらにその無効にしたカードを破壊する。
このカードを手札から発動した場合、発動後、
このデュエル中に自分は光・地・風属性モンスターの効果を発動できない。
ここ数日の間に「手から神警飛んでくるのヤベェだろ!」って何回言ったか分からないレベルです。
属性がマッチするならとりあえず検討しても良いレベルの強さなので、該当しそうなデッキを持っている人はとりあえず試してみてください。正直、強すぎて引くと思います。
年々上がる「ドロール&ロックバード」の評価
手札誘発の意識変化を語るなら、年々評価が上がっている《ドロール&ロックバード》についても語る必要がありますね。
最初の項目で手札誘発の質について少し触れましたが、このカードは正にそれによって評価が上がっているカードの内の1つだと言えます。
1:1の妨害を繰り返しているのでは埒が明かない環境において、ドロバの様な影響力のデカイ妨害はかなり重要です。確かに、ドロバをケアするルート等も開発されている為、通れば絶対に止まるという保証はありませんが、ケアしなければならない時点で驚異的である事の証明でもあります。
しかも、ドロバは適用された《増殖するG》を上からかき消せる唯一の存在でもある為、そういう意味でも頼もしく、正に攻守一体の手札誘発言っても過言ではないと思います。
まぁ、昔からヤバイ性能ではあったんですが、時代がこのカードに追いついた感は強いです。
「増殖するG」は最終的にどうなるのか?
今もなお最強の手札誘発の座に君臨し続ける《増殖するG》ですが、《マルチャミー・プルリア》や《マルチャミー・フワロス》の登場によって、その進退を危惧する声も出ています。
最近の再録状況を見る限り、すぐにどうこうなる話ではないでしょうけど、今後も「マルチャミー」モンスターが増えて行くのであれば、将来的に何らかの規制があってもおかしな話ではありません。
実際、海外(TCG)では《増殖するG》が禁止の状態で「マルチャミー」モンスター達が実装されている訳ですが、そこんところ海外のプレイヤーたちはどう思ってるんでしょう?
でもまぁ、今は【デモンスミス】に睨みをきかせる為にも必要な存在である事は間違いないですね。
とりあえずフワロスと霊王の波動は集めておこう!
何はともあれ、とりあえず《マルチャミー・フワロス》と《霊王の波動(ドミナス・インパルス)》の2枚は今の内に集めておく事をオススメします(ドミナスは既に高いですが)。
特に《霊王の波動》は、手札から発動しても大丈夫な効果のギリギリを攻めた性能なので、属性的にマッチするデッキならとりあえず選択肢に入るカードになります。というかもうなってます。
少し値の張るカードではありますが、それに見合った強さは確実にあるので、まだ試してみてない人は是非一度検討してみてください☆
コメント
Gはなぁ…確かにフワロスGの6枚体制はアカンやろと思いつつも、だからこそデモンスミスを抑えられてるって側面もあるから規制するなら最低でもデモンスミスを抹殺してからになりそうなんだよな
自分とこだとデモンスミスはドロバが気にならないパターンあるからGフワロスで止めないと厳しくね?って感じになってますね
手札誘発が強くなるたびにドローの価値が重くなるから、マルチャミーの流行り次第でGの処遇は今後変わりそうだ
とはいえ今のバランスからいきなりG禁止にはできないだろうし、準制限で様子見が入る可能性はあるかもね
自分とこの公認環境だと
・Gフワロスはないとデモンスミスが止まらないからメインかサイド1の時点で6枚フル投入
・ドロバは後手デモンスミスが止まらないorデモンスミス○○の○○側で妥協なり貫通してくる、ドロバで止まってくれても素引きしてる汎用札に阻まれて捲り失敗、墓地リソースから再度展開が始まりゲームエンドで裏目が多くて専らGフワロス弾きの役目のが確実になってる
・霊王の波動は現状縛りさえ考慮さえできれば打ち得でかなり強い。ドロバGで妥協することができる相手ターン展開系のデッキ(メメント、センチュリオン、IP)に対して致命打や決め手になることが多い。
新規入れるためにこんだけG安売りしといてはい禁止ーなんてしたらそれこそ人離れるだけだと思うわ
最近新規参入させようと攻めてるコナミがいきなり禁止制限とかしたら流石にご乱心シリーズなのよな
このインフレクソゲーどうすんの
ティアラあたりからヤバいやろ
フワロスってGの下位互換に見えて
同名縛りがつかないから複数握れば指名者やウララすら貫通するからかなり頼もしい。正直Gとフワロスの6枚体制が理不尽なのではなくて、6枚でも無いと高級じゃんけんだから残して欲しい。