本日は、2000年4月20日発売『Magic Ruler(マジック・ルーラー)-魔法の支配者-』について何となく語りたくなったので、テキトーにつらつらと書いてみました。
印象的な装備魔法カードが沢山収録されていたり、それを装備するマハーヴァイロがいたり、禁止カードがやたら多かったり等、やたら印象に残るカードが多いヤバパック!
20年経った今でも現役禁止カードが6種類もあるの凄くね!?
Magic Ruler-魔法の支配者-について語る
悪魔のくちづけ、デーモンの斧、黒いペンダントの装備カード三種の神器
個人差はあるだろうが、個人的には《デーモンの斧》,《黒いペンダント》,《悪魔のくちづけ》の装備カード3種がとても印象的で、お世話になったプレイヤーも多いのではないでしょうか?
(1):装備モンスターの攻撃力は1000アップする。
(2):このカードがフィールドから墓地へ送られた時、
自分フィールドのモンスター1体をリリースして発動できる。
このカードをデッキの一番上に戻す。
(1):装備モンスターの攻撃力は500アップする。
(2):このカードがフィールドから墓地へ送られた場合に発動する。
相手に500ダメージを与える。
(1):装備モンスターの攻撃力は700アップする。
(2):このカードがフィールドから墓地へ送られた時、500LPを払って発動できる。
このカードをデッキの一番上に戻す。
《デーモンの斧》はスーパーなので多少入手難易度高めでしたが、《黒いペンダント》はレア、《悪魔のくちづけ》に関してはノーマルと入手し易く、レアリティの配慮も絶妙だったと思います。
また、これまでに登場していた装備カードは種族や属性を指定するものがほとんどで、デメリット無く装備できる汎用装備魔法カードの登場もOCGの歴史という観点では大きな変化でした。
ちなみに、管理人は《デーモンの斧》を1枚しか持っていなかった為、基本的には《黒いペンダント》と《悪魔のくちづけ》で戦ってましたね(笑)。
それを踏まえた上でのマハーヴァイロの存在
星4/光属性/魔法使い族/攻1550/守1400
(1):このカードの攻撃力は、
このカードに装備された装備カードの数×500アップする。
それら装備魔法カードと切っても切れない関係にあるのがコチラの《マハー・ヴァイロ》さん。
《悪魔のくちづけ》を装備するだけで2750という高攻撃力に達する事ができ、《デーモンの斧》に限っては、それだけで《青眼の白龍》の打点を越えられるという神コンボ!
キラカードを易々とゲットできないキッズにとって、マハーヴァイロは神の様な存在でした。
20年越しにリメイクカードが登場する等、これも『マジック・ルーラー』を象徴するカードと言って過言ではないでしょうね。
儀式召喚できないサクリファイス
星1/闇属性/魔法使い族/攻 0/守 0
「イリュージョンの儀式」により降臨。
(1):1ターンに1度、相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
その相手モンスターを装備カード扱いとしてこのカードに装備する(1体のみ装備可能)。
(2):このカードの攻撃力・守備力は、このカードの効果で装備したモンスターのそれぞれの数値になり、
このカードが戦闘で破壊される場合、代わりに装備したそのモンスターを破壊する。
(3):このカードの効果でモンスターを装備したこのカードの戦闘で自分が戦闘ダメージを受けた時、
相手も同じ数値分の効果ダメージを受ける。
『マジック・ルーラー』と言えば、表紙を飾っておきながら儀式召喚できなかった《サクリファイス》についても触れておく必要があるでしょう!
――――というのも、『マジック・ルーラー』に《サクリファイス》は収録されているけど、それを儀式召喚する為の《イリュージョンの儀式》は『ザ・ヴァリュアブル・ブック2』の付属カードというヤバイ仕様だったんですね(笑)。
当時、管理人も《サクリファイス》だけ持ってた勢だったので、これはかなり鮮明に覚えています。今の時代に同じことをやったら大騒ぎされるだろうなぁ(;^ω^)
禁止カード多すぎ問題!
■《強奪》
■《押収》
■《いたずら好きな双子悪魔》
■《強引な番兵》
■《ハリケーン》
■《苦渋の選択》
このカードを装備した相手モンスター1体のコントロールを得る。
相手のスタンバイフェイズ毎に相手は1000ライフポイント回復する。
1000ライフポイントを払って発動する。
相手の手札を確認し、その中からカードを1枚捨てる。
1000ライフポイントを払って発動する。
相手は手札をランダムに1枚捨て、さらにもう1枚選択して捨てる。
相手の手札を確認し、その中からカードを1枚デッキに戻す。
フィールド上の魔法・罠カードを全て持ち主の手札に戻す。
自分のデッキからカードを5枚選択して相手に見せる。
相手はその中から1枚を選択する。
相手が選択したカード1枚を自分の手札に加え、
残りのカードを墓地へ捨てる。
邪悪な儀式、闇の訪れという難カードの存在
ぶっ壊れカードが存在する半面、謎カードが存在するのも『マジック・ルーラー』の魅力の一つ。
特に《邪悪な儀式》という通常魔法は、20年経った今でも異彩を放っています。
フィールド上の全てのモンスターの表示形式を入れ替える。
発動ターン、モンスターの表示形式は変更できない。
このカードはスタンバイフェイズにしか発動できない。
本来メインフェイズにしか使えない通常魔法の常識を覆すテキスト!
その異常性故に、通常魔法なのに一度セットしてからじゃない発動できなかったり、そもそも発動しても大してメリットが無かったり等、処理自体もかなり異質なものになっています。
表側表示のモンスター1体を選択し、表示形式はそのままで裏側表示にする。
コチラは現在はエラッタされているので今の挙動とは異なりますが、《闇の訪れ》もかなりおかしな挙動をするカードとして有名でした。
手札を2枚捨てる。
表側表示のモンスター1体を選択し、裏側守備表示にする。
今はこの通り普通のテキストになっています。
成金ゴブリンとか未だに優秀なカードも多いですよね
後は《サイクロン》や《成金ゴブリン》等の優秀なカードが収録されていたのも印象的でした。『マジック・ルーラー』……凄いパックだなぁ。
コメント
バラバラ収録事件はエクゾディアにて現代でも起きてるんだよなぁ…
当時の環境でやってた子曰くこのパックが出てから強いカードがシングル買いできない勢は札束で戦う相手に対して装備魔法でどうにか踏み越えてたみたいなことがあったとのこと
デーモンの斧ホントキモくて当時のトラウマでしたね
出されるとイラスト見たくなさすぎて盤面直視できなかった思い出が蘇ります
除去手段があんまり使ってたデッキに無かったのも大きかったのかな
このパックはウルトラレアにハズレが偏ってるのも特徴的でしたな。強引な番兵やデーモンの斧目当てでスロットマシーンを当てた友人が漫画みたいにガッカリしていた思い出
いい意味でも悪い意味でも環境打破を狙った挑戦的なパックってイメージ
アメーバみたいな転移専用の尖ったカードもある
装備魔法だけじゃなくて、速攻魔法で奇襲的に強化する突進も収録されていたりもする
ルール変更もこの辺り?
1体リリースだとデーモンの召喚、2体リリースだと青眼辺りが最高打点だからデーモンの斧が有ればリリース無しで1体よりは上回れたんだよな。
この頃は墓地効果がほとんどないから苦渋とかの強さがよく分からなかったな
この時点で苦渋の選択の強さに気付くのは相当な腕前のプレイヤーのイメージですね。
私の周りでは使われ始めたのは汎用的な蘇生系カードが追加されたカースオブアヌビスが発売されてからでしたわ
遊戯王っていろいろとやらかしがあるけど
ここら辺のカードはまさに「元凶」って感じで実に禍々しくて楽しいですね
邪悪な儀式は速攻魔法の間違いだったんじゃないかと思ってる