『遊戯王マスターデュエル』向け(BO1)の【ドライトロン】対策・攻略法を徹底解説!
『遊戯王マスターデュエル』のランク戦環境で流行っている【竜輝巧|ドライトロン天使型】の対策・攻略法を解説した記事です。有効な対策札の紹介から、《灰流うらら》の投げ所まで、初心者でも分かり易いように要点だけを掻い摘んで解説しています。
「無限妨害許すまじ!」という事で、でっかい球体天使を黙らせてやりましょう!
ドライトロンの倒し方・対策
天使型の竜輝巧(ドライトロン)の特徴を知る
今回対策するのは、マスターデュエル環境で大流行している【天使型ドライトロン】。このデッキの特徴は、何と言っても「宣告者」モンスターによる無限妨害(一応有限)!
星6/光属性/天使族/攻1800/守2800
「宣告者の預言」により降臨。
(1):相手がモンスターの効果・魔法・罠カードを発動した時、
手札から天使族モンスター1体を墓地へ送って発動できる。
その発動を無効にし破壊する。
星12/光属性/天使族/攻2000/守3000
「宣告者の神託」により降臨。
このカードは儀式召喚でしか特殊召喚できない。
(1):手札から天使族モンスター1体を墓地へ送って以下の効果を発動できる。
●相手がモンスターの効果・魔法・罠カードを発動した時に発動できる。
その発動を無効にし破壊する。
●相手がモンスターを特殊召喚する際に発動できる。
その特殊召喚を無効にし、そのモンスターを破壊する。
対策が無い状態で一度こいつらが定着すると、その後こちらのモンスターの効果・魔法・罠カードの発動は一切通らなくなります。
要するに、この2種による妨害または展開を阻止する事さえできれば、【竜輝巧(ドライトロン)※天使型】恐るるに足らずという訳です!(まぁ、それが大変なんですが……)。
なお、他に以下の様な特徴があるので、そちらを踏まえた上で「ドライトロン」の攻略法・対策方法について解説していきます。
・特殊召喚を多用する(増G・ニビルが効果的)
・サーチ行為がやたらと多い(ドロール&ロックバードに弱い)
・初動が意外と細い(いい所に灰流うららを貰うと止まる事がある)
・墓地を多用する(墓地除外札が苦手)
・天使と機械族の2種族を使う(群雄割拠が苦手)
・宣告者の一本槍戦術(そこを崩されると脆い・そして崩す手段がある)
先攻でとれる対策
次元の裂け目
永続魔法
(1):このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、
お互いの墓地へ送られるモンスターは墓地へは行かず除外される。
除外がとにかく刺さるデッキなので超オススメ!
コチラも採用できるデッキは限られますが、【戦華】とかならうまく使えるのではないでしょうか?
先攻で貼って除去されなきゃ大体勝てるレベルの刺さり具合です。
マクロコスモス
永続罠
(1):このカードの発動時の効果処理として、
手札・デッキから「原始太陽ヘリオス」1体を特殊召喚できる。
(2):このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、
墓地へ送られるカードは墓地へは行かず除外される。
開いてイージーウィンしたい(願望)。
基本的には《次元の裂け目》と同じですが、こちらは魔法・罠も除外されるのでより刺さります。儀式魔法を除外されるのも苦手ですからね!
群雄割拠
永続罠
(1):このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、
お互いのフィールドにそれぞれ1種類の種族のモンスターしか表側表示で存在できない。
お互いのプレイヤーは自身のフィールドの表側表示モンスターの種族が2種類以上の場合には
1種類になるように墓地へ送らなければならない。
1種族の枷によって天使と機械族を共存させない。ドライトロンがフィールドに出ている状態でオープンしてやると、天使側が腐って機能不全を起こします。扱えるデッキは限られますが、かなり効果的な1枚。
サモンリミッター
永続罠
このカードがフィールド上に存在する限り、
お互いのプレイヤーは1ターンに合計2回までしかモンスターを
召喚・反転召喚・特殊召喚できない。
2回の展開では大した事が出来ないので、これはかなり効果的!
自分にも刺さるデッキには採用し辛いのが玉に瑕。
スキルドレイン
永続罠
1000LPを払ってこのカードを発動できる。
(1):このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、
フィールドの全ての表側表示モンスターの効果は無効化される。
《宣告者の神巫》,《崇光なる宣告者》,《神光の宣告者》,《竜輝巧-ファフμβ’》の効果を無効にできる最強罠。ただし、α等「ドライトロン」モンスターをはじめとするフィールドで効果を発動しないタイプのモンスターには効果が無い為、1枚で完全機能不全とまではいきません。効果的なカードではありますが、墓地効果でこちらのモンスターのコントロールを奪取してくる《サイバー・エンジェル-那沙帝弥-》でまくられる事もあるので要注意!
後攻からの対策
ドロール&ロックバード
【ドライトロン】はサーチを重ねて展開を伸ばすテーマなので、2回目以降のサーチ・ドロー効果を取り締まる《ドロール&ロックバード》は効果抜群!自分の《増殖するG》も取り締まるので、そこには要注意!
増殖するG
効果モンスター
星2/地属性/昆虫族/攻 500/守 200
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できず、相手ターンでも発動できる。
(1):このカードを手札から墓地へ送って発動できる。
このターン、以下の効果を適用する。
●相手がモンスターの特殊召喚に成功する度に、
自分はデッキから1枚ドローしなければならない。
【ドライトロン】は特殊召喚をしまくるテーマなので、特殊召喚する度に1ドローできる《増殖するG》は効果抜群。ただ、これで止まるかどうかは相手次第なので、止まらなかった場合、状況を改善できるカードを引き込む必要があります。例:更なる有効牌を引く(一滴、壊獣等)。
灰流うらら
チューナー・効果モンスター
星3/炎属性/アンデット族/攻 0/守1800
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):以下のいずれかの効果を含む魔法・罠・モンスターの効果が発動した時、
このカードを手札から捨てて発動できる。
その効果を無効にする。
●デッキからカードを手札に加える効果
●デッキからモンスターを特殊召喚する効果
●デッキからカードを墓地へ送る効果
うらら一枚で安心できるようなデッキでは無いですが、当たり所が良いと黙ってくれることもそこそこあります。《増殖するG》で引き込むカードとしてはそこそこ悪くないので、当て所を覚えておきましょう!
星2/光属性/天使族/攻 500/守 300
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。
デッキ・EXデッキから天使族モンスター1体を墓地へ送る。
このカードのレベルはターン終了時まで、そのモンスターのレベル分だけ上がる。
(2):このカードがリリースされた場合に発動できる。
手札・デッキから「宣告者の神巫」以外のレベル2以下の天使族モンスター1体を特殊召喚する。
星6/光属性/天使族/攻1800/守1500
「機械天使の儀式」により降臨。
(1):このカードが戦闘でモンスターを破壊し墓地へ送った場合に発動する。
そのモンスターの元々の守備力分のダメージを相手に与える。
(2):このカードがリリースされた場合に発動できる。
デッキから天使族・光属性モンスター1体を手札に加える。
D.D.クロウ
効果モンスター
星1/闇属性/鳥獣族/攻 100/守 100
(1):このカードを手札から墓地へ捨て、相手の墓地のカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを除外する。この効果は相手ターンでも発動できる。
墓地のリソースを除外されるのが苦手なデッキなので、この手のカードは総じて苦手。特に、相手が《弁天》リリースで「ドライトロン」モンスターの効果を発動した際に、コストにした《弁天》を対象に発動してやるのがオススメ!※現在のルールでは《弁天》の効果を発動できなくなります。その他、儀式魔法を削ったり・儀式モンスターを削ったり・ドライトロンモンスターを削ったり等々、とにかく腐り辛く、【エルドリッチ】等、他にも有効に働くデッキが多いです。
ディメンション・アトラクター
効果モンスター
星6/闇属性/魔法使い族/攻1200/守2200
(1):自分の墓地にカードが存在しない場合、このカードを手札から墓地へ送って発動できる。次のターンの終了時まで、墓地へ送られるカードは墓地へは行かず除外される。この効果は相手ターンでも発動できる。
自分・相手を問わず、墓地へ送られるカードが全て除外されるヤバイ手札誘発。これが通ると「ドライトロン」側のありとあらゆる要素が阻害されるので、平たく言って完全封殺できます。ただ、効果が発動した次のターンの終了時まで適用されるので、返しの自分のターンでも除外されます。これが許容できるデッキのみに許された禁断の1枚です。
※発動条件も厳しいので要注意!
原始生命態ニビル
効果モンスター
星11/光属性/岩石族/攻3000/守 600
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):相手が5体以上のモンスターを召喚・特殊召喚したターンのメインフェイズに発動できる。
自分・相手フィールドの表側表示モンスターを可能な限りリリースし、このカードを手札から特殊召喚する。
その後、相手フィールドに「原始生命態トークン」(岩石族・光・星11・攻/守?)1体を特殊召喚する。
このトークンの攻撃力・守備力は、この効果でリリースしたモンスターの元々の攻撃力・守備力をそれぞれ合計した数値になる。
この効果は相手ターンでも発動できる。
ニビルを投げる場合は、状況がとても重要!
相手が良い感じに手数を使って、リソースを吐いた後に投下したい(願望)。ただ、早めに《崇光なる宣告者》,《神光の宣告者》を立ててきたり、手札に《朱光の宣告者》を握っている場合など、通用しない事も多い。効果的だが「これ1枚で大丈夫!」って程の信頼はない感じ。
壊獣(オススメはガダーラ)
効果モンスター
星8/風属性/昆虫族/攻2700/守1600
(1):このカードは相手フィールドのモンスター1体をリリースし、
手札から相手フィールドに攻撃表示で特殊召喚できる。
(2):相手フィールドに「壊獣」モンスターが存在する場合、
このカードは手札から攻撃表示で特殊召喚できる。
(3):「壊獣」モンスターは自分フィールドに1体しか表側表示で存在できない。
(4):1ターンに1度、自分・相手フィールドの壊獣カウンターを3つ取り除いて発動できる。
このカード以外のフィールドの全てのモンスターの攻撃力・守備力を半分にする。
この効果は相手ターンでも発動できる。
頑張って展開した《崇光なる宣告者》や《神光の宣告者》を無慈悲にリリース!後攻からの1手としてこれ程頼もしい奴はいません。
鉄獣系デッキが結界像を立てる事を考慮するなら、風属性である《怪粉壊獣ガダーラ》が一番安心できそうですね。
冥王結界波
通常魔法
このカードの発動に対してモンスターの効果は発動できない。
(1):相手フィールドの全ての表側表示モンスターの効果をターン終了時まで無効にする。
このカードの発動後、ターン終了時まで相手が受ける全てのダメージは0になる。
このカードの発動に対してモンスター効果をチェーン出来ないので、高確率で《崇光なる宣告者》,《神光の宣告者》を黙らせられる1枚。
ただ、発動後相手が受けるダメージが0になってしまうので、そこから蓋をする(制圧し返せる)デッキじゃないと根本的な解決にはなりません。諸々の理由で個人的には《禁じられた一滴》の方がオススメ!
禁じられた一滴
速攻魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分の手札・フィールドから、
このカード以外のカードを任意の数だけ墓地へ送って発動できる。
その数だけ相手フィールドの効果モンスターを選ぶ。
そのモンスターはターン終了時まで、攻撃力が半分になり、効果は無効化される。
このカードの発動に対して、相手はこのカードを発動するために墓地へ送ったカードと
元々の種類(モンスター・魔法・罠)が同じカードの効果を発動できない。
モンスターを墓地に送って発動する事で、相手の《崇光なる宣告者》や《神光の宣告者》にチェーンさせずに黙らせる液体。【ドライトロン】はワンキルするに限るので、結界波よりも一滴を個人的には推奨。速攻魔法なので伏せておけば先攻でもそこそこ強いのも魅力。
超裏技:真竜を使う
これはデッキ単位での裏技になるのですが、完全無敵に思える《崇光なる宣告者》,《神光の宣告者》には致命的な弱点が存在し、その弱点を突けるデッキこそが【真竜】です。
「真竜皇の復活」の(1)(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できず、
(1)(2)の効果は同一チェーン上では発動できない。
(1):自分の墓地の「真竜」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。
この効果の発動後、ターン終了時まで自分はモンスターを特殊召喚できない。
(2):相手メインフェイズに発動できる。
「真竜」モンスター1体を表側表示でアドバンス召喚する。
(3):このカードが魔法&罠ゾーンから墓地へ送られた場合、
フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを破壊する。
《真竜皇の復活》等、「真竜」永続罠カードには、魔法&罠ゾーンから墓地へ送られるとフィールドのモンスター1体を破壊するという共通効果があるのですが、これはカードの発動を伴わない効果なので、《崇光なる宣告者》,《神光の宣告者》で発動無効できません!
「え?どういう事?」って思った方も多いと思いますが、”魔法・罠カードの発動”と”魔法・罠カードの効果の発動”は、厳密には異なります。なお、いきなりこれを完全に理解するのは難しい思うので、とりあえず今はそういう風になると覚えておいてください。
神光の宣告者:カードテキスト
「宣告者の預言」により降臨。①:相手がモンスターの効果・魔法・罠カードを発動した時、手札から天使族モンスター1体を墓地へ送って発動できる。その発動を無効にし破壊する。
■「神光の宣告者」のモンスター効果は誘発即時効果です。
■対象を取る効果ではありません。(相手のモンスター効果の発動、または、相手の魔法・罠カードのカードの発動、いずれかに直接チェーンして発動する効果となります。相手の魔法・罠カードの効果の発動にチェーンして発動する事はできません。)
■この効果を発動する際に、コストとして、手札の天使族モンスター1体を墓地へ送ります。
■ダメージステップでも効果を発動する事ができます。
まぁでも、罠+真竜モンスターで引いてないときついので、そう考えるとイージーでは無いか。
特にドロバ、壊獣、一滴がオススメ!
使い所が難しいカード、そもそも裏目があるカードなども多い為、慣れない内は確実に黙らせる系のカードを使うのが確実だとは思います。
特に、通れば確実に黙る《ドロール&ロックバード》,後攻からゆっくりと落ち着いて使える「壊獣」,《禁じられた一滴》の信頼度はかなり高いのでお勧めです!
【ドライトロン】の先攻(宣告者による無限妨害)は本当に強力なので、構築段階でしっかりと対策していきたいものですね!―――無限妨害許すまじッ!
コメント
魔弾とかエルドリッチとか、どうせ1ターンでLPを削りきる程の展開力がないデッキなら、冥王結界波はいいカードですよね
……まぁ、次のターンでしっかり止めれないとどっちにしても詰みですが
ピンポイトに見えてぼちぼち刺さる応戦するGも活用できるデッキならおすすめ
ドライトロン使いだけど純正だから許して・・・
ほぼほぼ悪さしてるのクソ天使どものせいなのにドライトロンが悪いみたいに言われてんのほんま
攻撃力参照の儀式魔法作った方が悪いって?知らんな
パーデクならホープデッキでライトニング出して殴って突破した事ある
まあでもホープデッキでもライトニングって入らない事多いしエクストラの枠使うし微妙かな…
勝つためにはやりたい事のついでに
制圧しないとダメなのが今の遊戯王ですね。
ドライトロン使ってる身としては辛い( ; ; )
悲しいけどサレンダーがお互いのためになると思う
「宣告者」が出された段階で、サレンダーした方がいい。
最近、「宣告者」か、VFD(《電脳堺狐-仙々》付き)とかゴールドランクで出てきて、辟易してる。
本当にカジュアルのみの場所が欲しい。
マスターデュエルは良い出来だし、複雑なルール・効果のなかで、よくできてるな、と思う。
制作者に拍手したいが、残念ながら、初心者や復帰者には、難しすぎると思う。
結局、現役のOCGプレイヤーだけが残り、折角入ってきた人たちからは、逃げられてしまうのではないか、と思う。
せめてCPU対戦(タッグフォースのようなもの)を、ソロモード以外にも作るべきだった。
あとは、初心者専用の対戦などのコミュニティができるところを入れた方がよかったかと。
正直、ランクがゴールド以上だと、相手がガチばかりでつまらない。あくまで私個人の場合ですが、課金するならOCGだけで遊んだ方が楽しい(ディスコードでファンデッキ同士でやれるから)。
なお、何でこの記事に書いたか、というのは宣告者にやられたばかりだったから…。長文失礼いたしました。
何故ターン1制限を付けなかったのか
コイントス切断がある以上基本的には先行ドライトロンを想定してデッキ組む必要がありますよね
私のドライトロンは麗しのサフィラ様を介護する為のデッキなのでドライトロンが叩かれるの悲しい
弁天とオネスト入れてますが許してくだしあ
少なくとも子供向けのカードゲームではなくなってるよね…
だからラッシュデュエルが出来た
先行にはなりますが、ギャラクシーサイクロンが汎用性高くて気に入ってますね
竜星機巧群除外できる
黄金郷エルドリクシル除外できる
電脳界の対象外せる
スキドレ外せる
LLには無力……