【八咫烏(ヤタガラス)解禁】八咫烏は現代でも通用する強さなのだろうか?

今日の夜記事は、約18年の時を経て現代に解き放たれた伝説の禁止カード《八咫烏》の特集です。

かつて、”ヤタロック”という凶悪なコンボによって、数多のデュエリストを苦しめた伝説級の凶悪カードが解禁される訳ですが、果たして、この令和の世でも《八咫烏》は通用するのでしょうか?

このカード自体はエラッタされている訳でもないので、効果自体は変わらずなのですが、このカードを取り巻く環境や、遊戯王というゲーム自体は結構大きく変わっているので、「果たしてどうなのかな?」と言った所。18年という時の変化も踏まえつつ、《八咫烏》について考えていきます。

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八咫烏(ヤタガラス)効果考察

スピリットモンスター
星2/風属性/悪魔族/攻 200/守 100
このカードは特殊召喚できない。
召喚・リバースしたターンのエンドフェイズ時に持ち主の手札に戻る。このカードが相手ライフに戦闘ダメージを与えた場合、次の相手ターンのドローフェイズをスキップする。

収録:【Mythological Age初出】

八咫烏が禁止になったのは、2004年3月の制限改訂なので、約18年ぶりの解禁。当時は言うまでもなくバリバリ強いカードでしたが、今と昔ではゲームをとりまく環境も大きく違う為、「もう問題ないだろう…。」という判断が下ったようですね。確かに、昔と比べるとサーチやドロー手段は格段に豊富になっているし、《八咫烏》の効果を防ぐカード(ヴェーラー,無限泡影等)もかなり増えているし、問題はなさそうですが…!?

約18年ぶりの解禁!でも、昔と今では環境は大きく違う!?

効果モンスター
星8/闇属性/ドラゴン族/攻3000/守2500
このカードは通常召喚できない。
自分の墓地の光属性と闇属性モンスターを1体ずつゲームから除外して特殊召喚する。
1000ライフポイントを払う事で、
お互いの手札とフィールド上に存在する全てのカードを墓地に送る。
この効果で墓地に送ったカード1枚につき相手ライフに300ポイントダメージを与える。

かつては環境を震撼させるほどの強さを誇った《八咫烏》ですが、18年も経てば、当然、ゲームを取り巻く環境も大きく異なるもので、その立ち位置は当時とは大きく変わっていると考えられます。

当時流行していた”ヤタロック”は、《混沌帝龍 -終焉の使者-》(エラッタ前)の効果で安全確認しながら《八咫烏》の効果を無理やり通すというハチャメチャなコンボでしたが、《混沌帝龍 -終焉の使者-》,《クリッター》,《黒き森のウィッチ》等のキーパーツが軒並みエラッタされたことで、現在では再現不可能なコンボになっています。

効果モンスター
星3/闇属性/悪魔族/ATK 1000/DEF 600
このカードが墓地におかれた時、自分のデッキから攻撃力1500以下のモンスターを1枚手札に加え、デッキを切り直す。
効果モンスター
星4/闇属性/魔法使い族/ATK 1100/DEF 1200
このカードがフィールド上から墓地へ送られた時、
自分のデッキから守備力1500以下のモンスター1体を手札に加える。

しかも、当時は存在しなかった《エフェクト・ヴェーラー》,《無限泡影》等、対策札となるカードも豊富な為、《八咫烏》の効果を安定して通すのは中々に難しいのではないでしょうか?


▲ヴェーラーが出たのは2010年

対策札の増加・円滑なサーチ&運用の難しさ・レジェンドコンボの喪失等々、改めて考えてみると、やはり18年という時の経過はとてつもなく大きい壁になっています。

鳥獣族に見えるけど実は悪魔族!


▲ふわんだりぃずに採用しても特にシナジーはないぞ!

結構勘違いしている人が多いようなので注意喚起も兼ねて一応お伝えしておきますが、《八咫烏》は鳥獣族ではありません。ただの鳥獣族みたいな見た目をした悪魔族です(笑)。

霞の谷の神風とのコンボは面白そう!

フィールド魔法
自分フィールド上に表側表示で存在する風属性モンスターが手札に戻った場合、自分のデッキからレベル4以下の風属性モンスター1体を特殊召喚する事ができる。この効果は1ターンに1度しか使用できない。

個人的に「面白いなぁ」と思ったのが、こちらの《霞の谷の神風》とのコンボ!

召喚した《八咫烏》がエンドフェイズに手札に戻る事によって、《霞の谷の神風》の効果が誘発し、任意のレベル4以下の鳥獣族モンスターをデッキから特殊召喚するというコンボです。

とりあえず《烈風の結界像》辺りを特殊召喚しておけば、良い感じにターンも帰ってきそうなので、ss封じ・ドローロック・風属性ssの三段構えコンボとして結構面白いなぁーって思いました。

八咫烏はエスプリットで使おう!

効果モンスター・儀式・スピリット
レベル8/風属性/鳥獣族/攻2500/守3000
「霊魂の降神」により降臨。このカードは儀式召喚でしか特殊召喚できない。
①:このカードが儀式召喚に成功した場合に発動できる。相手フィールドの魔法・罠カードを3枚まで選んで持ち主のデッキに戻す。その後、デッキからレベル4以下のスピリットモンスター1体を召喚条件を無視して特殊召喚できる。
②:このカードが特殊召喚したターンのエンドフェイズに発動する。このカードを持ち主の手札に戻し、自分フィールドに「霊魂鳥トークン」(鳥獣族・風・星4・攻/守1500)2体を特殊召喚する。

あと、【霊魂鳥(エスプリット)】とのシナジーの強さは結構ガチなのでおさえておきたい所!

《霊魂鳥神-姫孔雀》の①効果なら召喚条件を無視してデッキから《八咫烏》を特殊召喚する事ができるので、サーチ・展開の難しさを一気に解消できています。

特殊召喚先として《天岩戸》とか採用しても面白いでしょうし、もうこれだけでデッキになりそうですね。

かつて程の強さはないだろうけど、使ってみたくはなりますね!

きゃすと(管理人)
きゃすと(管理人)

かつて程の強さは無いでしょうけど、「使ってみてぇ!」と思わせてくれる魅力には満ち溢れている1枚ですね。《八咫烏》の為だけに【エスプリット】を組んでみるってのもアリだなぁ…。

 

コメント

  1. 匿名 より:

    毎回思うだけど、別にどっかで再録される訳でもなく、急に古いカードを解禁してなにがしたいですかね
    新規ユーザーが持ってるはずもなく、既存商品の売り上げに貢献できる見込みもない。。解禁してだれが得なんですか
    しかもこんな相手に不快の思いをさせるかもしれない効果を持ってるカードを解禁するなんで。。。

  2. 匿名 より:

    禁止カードが制限復帰する場合、高確率で何らかの形で再録されてるだろ

  3. 匿名 より:

    規制緩和=売上に貢献に何故結びつけるのか分からん。相手に不快な思いをさせるってパーミッションは不快じゃないのか?解禁して得とか損とか考える意味あんの?解除しても平気って判断したから解除しただけでしょ

  4. 匿名 より:

    ヤタガラスの解禁は自分も驚きましたが、管理人さんも指摘しているように、ドローやサーチの増加。そうでなくとも仮に直近5年以内の新規カテゴリは純構築にしてもそれなりにサーチやドローを完備しているといっても過言ではないですからね。
    何より、ヤタロックの前提(当時)は仕留めきれないからなのに対して、今は「そんなことより1ショット」が簡単にできるようになってもいますから、なおさら妥当なのかなとも思うし、そんな訳で来年には無制限になったりして。

  5. 通りすがり より:

    おいやめろ
    まだ発売して3日とかでテーマ内だとランサーのサーチ以外無いビートルーパーを「5年以内なら純でも当然完備」とか直球でディスるんじゃ無いよ

    本題の八汰は環境じゃ誰も使わんやろ(鼻ほじ)って感じなんだろうなあKONAMI的には

  6. 匿名 より:

    ちょうどトーナメントパックが10月から変わるから刻の封印と一緒に再録するつもりなのかな?

  7. 匿名 より:

    昔よりは止められることも多いだろうけど、今あるリソースに解決札がないと詰みってのは強力だと思う
    本命展開通すための弾除けにもなるし、召喚権とスロット余るデッキなら刺してみても面白いかも?

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