「『Yu-Gi-Oh! World Championship 2018(遊戯王世界大会)』で活躍した《N・アクアドルフィン》についての記事が読みたいです。」というリクエストを読者の方からいただきました。
古参ユーザーの間では「キモイルカ」とか呼ばれる彼ですが、その実力は本物。前回紹介した《ヒーローキッズ》同様、時代がついに追いついたカードと言うべきかもしれません。
©高橋和希 スタジオ・ダイス/集英社・テレビ東京・NAS ©Konami Digital Entertainment
N・アクアドルフィン
《Nネオスペーシアン・アクア・ドルフィン/Neo-Spacian Aqua Dolphin》 効果モンスター 星3/水属性/戦士族/攻 600/守 800 1ターンに1度、手札を1枚捨てて発動できる。相手の手札を確認し、その中からモンスター1体を選ぶ。選んだモンスターの攻撃力以上の攻撃力を持つモンスターが自分フィールド上に存在する場合、選んだモンスターを破壊して相手ライフに500ポイントダメージを与える。存在しない場合、自分は500ポイントダメージを受ける。 |
《N・アクアドルフィン》の役割は相手の手札を覗き見て、手札誘発を破壊する事です。
《N・アクアドルフィン》の効果は自分の場のモンスター攻撃力を参照する為、通常ならそこまで効力を発するカードではありませんが、破壊目的である手札誘発が軒並み攻撃力の低いモンスターである事が追い風になっています。(誘発娘は攻撃力0ばかり)。
《ジャンクフォアード》や《切り込み隊長》と共に《M.X-セイバー インヴォーカー》、《聖騎士の追想イゾルデ》を展開する過程で相手の手札を覗き見れるってのが実に強力ですね。
《聖騎士の追想イゾルデ》等からもリクルート出来る
一応、《聖騎士の追想イゾルデ》からもリクルート可能なので少し解説。
レベル3の《N・アクアドルフィン》をリクルートする為には合計3枚の装備カードが必要になります。《神剣フェニックスブレード》,《執念の剣》,《D・D・R》,《月鏡の盾》と、混ぜやすくて有能な装備品は色々とありますが、3種類となるとデッキスロットが膨れるので少し考え物です。
手札誘発除けという役割を考えると《イゾルデ》から《アクアドルフィン》をリクルートするのはそこまで強く感じませんが、余裕があれば相手の手札を削る意味も含めて選択肢には上がると思います。
「剛鬼」なら手札コストも悠々補える
「剛鬼」なら《アクアドルフィン》の手札コストを補い易いというのも噛み合い的には大きいです。
「剛鬼」モンスターの共通サーチ効果による手札増強。デッキの構造上採用しやすい《神剣フェニックスブレード》(名コスト)。《イゾルデ》でサーチしたそのターン召喚・特殊召喚・効果発動できないモンスターの使い道等々、考えれば考える程に絶妙な噛み合いを見せてくれます。
「本当に良く思いついたなぁ…」と言わざるを得ない。尋常ならざるベストマッチを感じます。
エキストラターンが存在しないルールで500バーンが火を噴いた!
これは後になって知った話ですが、《アクアドルフィン》が盛んに使われていたヨーロッパ圏で行われた「WCS2018予選決勝」では、実際に《アクアドルフィン》が勝敗を決する要因になったみたいです。
エキストラターンが存在しないルールで行われていた為、《アクアドルフィン》による500バーンが引導火力になったみたいですね。(時間切れによるライフ差で勝敗を決した為)。
バーンを基本戦術とする【トリックスター】が、ゲストレスラーである《アクアドルフィン》の火力によって敗北する。……何とも言えないドラマの存在を感じますね。
意外な所で過去のカードが活躍すると嬉しいよね
昔のカードが意外な所で使われると謎の嬉しさを感じますよね。しかもそれが世界大会という大舞台なら尚更です。
イゾルデからリクルートできるピーピングハンデスという部分に着目し、実際に実用レベルまで検討を重ねたプレイヤーの着眼点とセンスには払いきれない敬意を感じます(マジで凄い)。
追伸.本日8月31日は十代の誕生日です。数多のワクワクを見せてくれた十代に感謝の意を!
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コメント
昔のカードにスポットライト当たると嬉しいですよね。
アクアドルフィン値上がりしてますね。
嬉しいですよね。これも遊戯王の面白さの一つだと思ってます。
見た目はあれなのに属性やら種族やらがいい感じになっているカード
地味にピーピング出来て、手札破壊できるという……そんなカードが弱いわけがない!
仮想敵が明確かつ必殺なのが良いですね
アクアドルフィンって相手の手札を全部見られるのか……
てっきりアニメみたいに手札を一枚選んでそのカードで判定するタイプかと……
これは強いわ。先行1ターン目にできたらとんでもないアド
とりあえず見せるんだ!
最初はなんで戦士族なんだよ!と思っていましたが、今となっては戦士族であることが利点となりましたね
心に闘志がある限り、人は誰でも戦士になれる…的なw
活路エグゾ並みの衝撃だった
これからは剛鬼を見ただけで手札誘発を狩られる危険を考えなきゃならんのか…
実力を認めさせる舞台としては十分すぎましたね。確かに衝撃です。
時代の流れで有力なカードになるのは本当に嬉しい
アクアドルフィンの他にもコンバートコンタクトやスペーシアギフトなどNの関連カードは可能性を秘めてるカードが多いね
確かに「N」関連は可能性を秘めたカード多い気がしますねw
インパクト大きいし登場回数も多いしネオスと同じ種族だしでネオスペーシアンの代表ってイメージだわ
ワクワクを思い出させてくれますしね
何年か前のバブルマンみたいな状況
遊戯王はのちのち当時微妙だったカードが覚醒するパターンがわりとよくありますね
ありますねぇ~ ゲールドグラとかヒーローキッズとかがいい例かもです
鬼畜モグラ「Nスペーシアンは可能性の塊・・・ついに時代が追い付いたか」
キミはもともと強かったよぉw