2021年5月22日発売予定『デュエリストパック-疾風のデュエリスト編-』に収録される新カード《クリスタルクリアウィング・シンクロ・ドラゴン》の特集記事です。
素材の重さ・同時収録されているカードの強さ等を理由に、現状苦しい評価を受けている1枚ですが、耐性+魔法・罠に対する無効効果は決して悪い組み合わせではないですし、「何かちょっとしたきっかけで再評価されるカードなんじゃないかなー?」って思ったり思わなかったり……。
とりあえず素材が激烈に重いので、メインデッキに入る「クリアウィング」モンスターとか出てきたら話が変わってくるんじゃないかなぁーって(妄想)。
クリスタルクリアウィング・シンクロ・ドラゴンの使い方・効果考察
シンクロ・効果モンスター
星10/風属性/ドラゴン族/攻3000/守2500
Sモンスターのチューナー+チューナー以外の「クリアウィング」モンスター1体
(1):1ターンに1度、相手がモンスターの効果を発動した時に発動できる。
このカードはターン終了時まで、攻撃力がその相手モンスターの元々の攻撃力分アップし、
相手が発動したモンスターの効果を受けない。
(2):1ターンに1度、魔法・罠カードの効果が発動した時に発動できる。
その発動を無効にし破壊する。
(3):S召喚したこのカードが相手によって墓地へ送られた場合に発動できる。
デッキから風属性モンスター1体を手札に加える。
【注意】①効果はモンスター効果自体を無効にするものではない
相手モンスターの効果の発動をトリガーとするものの、その発動自体は無効にせず、打点アップとモンスター効果に対する耐性を得るという少し変わった効果を持っています。
結果的にこのモンスターはカチカチのつよつよ状態になるのですが、やはり、発動した効果自体を止めないってのは大きなネックになりうる為、これを理由に評価を下げている人は多いみたいですね。
まぁでも、ここをシンプルな無効効果にしちゃうと、魔法・罠1回無効&モンスター効果1回無効の化け物が誕生してしまうので、そう考えると妥当な所かなぁ~って印象もあります。
②はカードの効果を無効にするので永続やフィールド魔法にも対応できる
②効果は、”魔法・罠カードの効果”が発動した時に発動できる効果なので、既に設置済みの永続魔法・永続罠・フィールド魔法の効果の発動にも対応できるのが魅力的です。
細かい点ではありますが、維持して使いまわすタイプの永続・フィールド魔法が増えている以上、この差は大きいです。
③効果によるサーチ範囲はかなり広い
③効果によるサーチ範囲の広さも見所の一つ!
「SR|スピードロイド」「WW|ウィンドウィッチ」等々、このカードをうまく使える(使えそう)デッキは、漏れなくサーチ先も強いはずです。
使い方(サーチ先)はデッキによりけりではありますが、次ターン以降の展開札をサーチしたり、防御手段(SRメンコート等)をサーチしてキルターンをずらしたりするのはシンプルに強そうです。
関連カード以外にも、《ホップイヤー飛行隊》,《朔夜しぐれ》,《怪粉壊獣ガダーラ》等、見所十分なモンスターが多いのも魅力的です。
素材の重さに対して強さが伴ってない…ってのが大きい
Sモンスターのチューナー+チューナー以外の「クリアウィング」モンスター1体
《クリスタルクリアウィング・シンクロ・ドラゴン》の評価を下げている最大の理由は恐らくコレ!
チューナー側はまだしも、非チューナー側の「クリアウィング」モンスター指定ってのがなぁ…。
それって実質、《シューティング・スター・ドラゴン》とか《シューティング・スター・ドラゴン・TG-EX》を出すのとほぼ一緒の素材ですからねぇ~(;^ω^)
メインデッキに入る「クリアウィング」モンスターとか出たら話は別ですけど、現状だと確かに「重いなぁ~」ってなるのは仕方ないかなぁ…(メインに入るクリアウィングは実際ありそう…)。
クリスタルクリアと比較されそうなシンクロモンスターについて
クリアウィング・ファスト・ドラゴン
シンクロ・ペンデュラム・効果モンスター
星7/風属性/ドラゴン族/攻2500/守2000
【Pスケール:青4/赤4】
「クリアウィング・ファスト・ドラゴン」のP効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):レベルの合計が7になるように、
自分フィールドの表側表示の、「スピードロイド」チューナー1体と
チューナー以外のモンスター1体を墓地へ送って発動できる。
Pゾーンのこのカードを特殊召喚する。
【モンスター効果】
チューナー+チューナー以外の風属性モンスター1体以上
「クリアウィング・ファスト・ドラゴン」の(1)のモンスター効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):エクストラデッキから特殊召喚された
相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
ターン終了時まで、そのモンスターの攻撃力は0になり、効果は無効化される。
この効果は相手ターンでも発動できる。
(2):モンスターゾーンのこのカードが戦闘・効果で破壊された場合に発動できる。
このカードを自分のPゾーンに置く。
クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン
シンクロ・効果モンスター
星8/風属性/ドラゴン族/攻3000/守2500
チューナー+チューナー以外のSモンスター1体以上
(1):1ターンに1度、このカード以外のモンスターの効果が発動した時に発動できる。
その発動を無効にし破壊する。この効果でモンスターを破壊した場合、このカードの攻撃力はターン終了時まで、この効果で破壊したモンスターの元々の攻撃力分アップする。
(2):このカードがレベル5以上の相手モンスターと戦闘を行うダメージ計算時に発動する。
このカードの攻撃力はそのダメージ計算時のみ、戦闘を行う相手モンスターの攻撃力分アップする。
フルール・ド・バロネス
シンクロ・効果モンスター
星10/風属性/戦士族/攻3000/守2400
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):1ターンに1度、フィールドのカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。
(2):このカードがフィールドに表側表示で存在する限り1度だけ、
魔法・罠・モンスターの効果が発動した時に発動できる。
その発動を無効にし破壊する。
(3):お互いのスタンバイフェイズに、自分の墓地のレベル9以下のモンスター1体を対象として発動できる。
このカードを持ち主のEXデッキに戻し、そのモンスターを特殊召喚する。
今は控えめな評価ですが…
今の所、やや控えめな評価の人が多いみたいですが、未公開のユーゴ新規等で展開難易度が下がったり、テーマを後押しするような強化が来た場合、その評価は簡単に覆る可能性もあります。
まぁ、最大の理由は、既存カード(クリスタルウィング・シンクロドラゴン)の強さが既に完成されている事や、同時収録のカード(フルール・ド・バロネス)が弾けてた事にありそうですが…。
でも、①でモンスター効果に対する耐性を付けて、②で魔法・罠をカバーするって構成自体は絶対に弱くないし、使われると(使うと)想像以上に強いタイプのカードな気もするんですよね…。
このタイミングで評価を下すのは時期尚早だとは思いますが、皆さんはどう思いますか?
コメント
あとはシンクロチューナー次第…
ですな議長?
「このタイミングで評価を下すのは時期尚早だとは思いますが」
正にこの言葉通り他の新規次第で評価は幾らでも変わるので評価できない、
というよりこの段階での評価はすべきではないと考えますね
覇王白竜の事もあるしデッキに入れられるクリアウイングモンスターかな
本当に新規が全部判明しないとわかりませんね
風ドラゴンSサポートもあり得そうですし
隠し球がありそうですが、看板モンスターの評価を下げてまで隠し通す意図は不明ですね
シンクロモンスターの評価はチューナーと共に論じられるものだと思うので現在評価は不可能だと思います
多分SRクリアウイングなんちゃらってのが同時に出るのでは
未だにアークファイブへのしょうもない恨みで評価してる奴いるからなあ
前まで強いって評価されてるのに、いつの間にか苦しい評価になってる、何を基準に判断してるのでしょか?
素材次第は新規カードのカバーによって変わるかもしれませんし
なんでも簡単に出せたら、どこぞのドラグーンオブなんとかみたに禁止されるしね。
現時点では比較対象と比べて素材が重いから他のカードと比べて評価が下がってる、新規でその素材の重さが解消できれば評価が変わるって旨の記事であって別にこのカード自体が弱いとは言ってないと思うけど
ほんとに残りの強化がどんな方向性かすら分かんない状態ですよねぇ…
多少の縛りありでも新エースを出しやすくする方向性なら出しやすさの評価も変わってくるのだから
メインデッキの強化枠が判明してからの方が適切な評価を出せるんですよね
幻影とエクシーズ・ドラゴンみたいにSRとシンクロ・ドラゴンを結ぶフォローが何かしら来て評価が変わると見た。
レイダーズ・ナイトって言う超ナイスなサポートを出した実績があるから
シンクロ・ドラゴンは実質無限の強化の可能性を残している。
現状は発動する耐性なのでモンスター効果での除去に対応出来ないってのが痛いですね。