発動にチェーンするタイプのモンスター効果を無効にし、その後、同名カードを除外するか手札をランダムで捨てるかの二択を迫るメタカードのメタ的存在…《連鎖空穴(チェーン・ホール)》。
《灰流うらら》等、手札誘発への対策として期待されているカードではありますが、果たして本当に環境でブイブイ言わせるカードなのでしょうか?
今日は《連鎖空穴(チェーン・ホール)》のそこん所について考えてみました。
連鎖空穴(チェーン・ホール)
《連鎖空穴チェーン・ホール》 通常罠 (1):魔法・罠・モンスターの効果の発動にチェーンして相手がモンスターの効果を発動した時に発動できる。その効果を無効にする。その後、相手はこの効果で無効にされたカードと元々のカード名が同じカード1枚を手札・デッキから選んで除外できる。除外しなかった場合、自分は相手の手札をランダムに1枚選んで除外できる。 |
速さは《墓穴の指名者》が圧倒的
仮想敵の一部を同じくする《墓穴の指名者》との比較は不可避!
残念ながら、速さという点では速攻魔法である《墓穴の指名者》に圧倒的軍配が上がります。
また、《増殖するG》の様なフリーチェーンのカードの場合、タイミングを計る事で《連鎖空穴(チェーン・ホール)》をすり抜けて来る可能性は非常に高く、手札誘発への万能カウンターとしては割かし頼りない一面も持っています。
その分決まった際のリターンが大きい訳ですが、出来れば無効にしたカードも除外しておいて欲しかった(同名カードや手札は除外しているが無効にしたカードは除外しない)。
まぁ、《墓穴の指名者》にも弱点(次のターンの終了時まで自分も同名カードを使えない)は存在しますし、完全に劣っている訳ではないと思います。
《神の通告》の安定感には劣る
罠である事を飲み込んだ場合に浮かんでくるライバルと言えば、《神の通告》ではないでしょうか?
コチラは1500というライフコストこそあるものの、モンスター効果ならオールマイティですし、特殊召喚に対応できる上にカウンター罠という強み(別ベクトルの速さ)も持っています。
チェーン発動タイプのモンスター効果のみ対処できる《連鎖空穴(チェーン・ホール)》と比較すると、安定感はダンチと言わざるを得ません。
ただし、綺麗に決まった際のリターンは《連鎖空穴(チェーン・ホール)》の方が基本的に大きい為、仮想敵がはっきりしているならば無しな選択ではないはずです。
「蟲惑魔」シナジーこそ最大の強み!
ここまで結構辛口評価が続きましたが、ここからは一味違います。
ネックだった遅さ、ピンポイントメタ故の不安定さetc、これらを埋める事が出来るならば話は別!
《フレシアの蟲惑魔》から放たれる《連鎖空穴(チェーン・ホール)》効果は、かなり強力です。
公式サイトでも名前が挙がっていただけあって、やっぱり「蟲惑魔」で使ってこそ真に輝くカードなんだと思います。
決まれば強烈!罠である事に利点を見出したい
やっぱり「蟲惑魔」で使ってこそ…ってのが管理人の見解です。
でも綺麗に決まったら滅茶苦茶強いだろうなぁ…(準制限である《うらら》ならアドバンテージを奪える可能性も高そうですし…)。
制限カードの手札誘発が出てきたら更に評価を高めそうな気はしますね。
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コメント
このカードで蟲惑魔新規とされるのが使い手としては辛いところですね。
必要なのはホール罠より、召喚権付与の蟲惑魔新規モンスター。
またこのカードが罠である以上、汎用性と速効性で勝る墓穴の使命者、カウンターで無効にされづらい神の通告に軍配が上がります。
また、対象のモンスターを相手が選択できるため必ずしも除去できないというのが非常に痛い。
・ヴァレルロード等の制圧モンスター
・フレシア出すことをここでは説明されていますがそもそもフレシア出せれば蟲惑魔では勝ちルート
以上の点を注意したいですね
個人的にこのカードの真価はモンスターに対してなら何にでも撃てることかなと、それこそEXや制限カードのフリチェ系に対してなら相手の手札1枚もってく牽制札になるのでトラップトリックやランク4出せるデッキなら妨害の選択肢になるのかも
トラップトリックでサーチできる点は見逃せませんね
これ後半の効果はどちらも任意だから、同名除外と手札除外どちらも選択しないこともできちゃうのかな?
同盟除外は相手の任意、ハンデスは自分の任意かなあ?
それであっているはずです(*’ω’*)
正直蟲惑魔が欲しい新規は新しい罠じゃなくて展開力なんだよなぁ…
フリーチェーン落とし穴をくれ