遊戯王OCG公式ツイッターにて、『ライズ・オブ・ザ・デュエリスト』収録新規カード《ブリザード》が公開されました。
「サイクロン」系と言って良いのかどうか微妙なラインですが、とりあえず表側表示の魔法カードに対抗できる新規の速攻魔法カードです。
効果の範囲は勿論、それ以外の要素もじっくり考慮してみないとちょっと評価が難しいですね。
ソース:【遊戯王OCG公式ツイッター】
©高橋和希 スタジオ・ダイス/集英社・テレビ東京・NAS ©Konami Digital Entertainment
ブリザード:効果考察
《ブリザード》 速攻魔法 このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。 (1):相手フィールドの表側表示の魔法カード1枚を対象として発動できる。このターン、そのカード及びそのカードと元々のカード名が同じ魔法カードがフィールドで発動する効果は無効化される。このターン中に対象のカードが相手の墓地へ送られる場合、墓地へは行かず相手の手札に戻る。 |
ブリザード:注目ポイント
注目①:相手フィールドの表側表示の魔法カード限定
相手フィールドの表側表示の魔法カード限定という事で、対象範囲だけで見るとかなり狭いです。
ただ、先攻でセットしておいて相手が発動した魔法カードにチェーンして対象にとり、その効果を無効にできるのは割とオンリーワンな動きだと思います。(通常・永続・フィールド等幅広く対応できる)。
「セット前提なら《神の宣告》でいいじゃん?」って気もしますが、表になってる永続魔法やフィールド魔法・こちらのアクションにチェーンしてきた速攻魔法に対して後攻から腐らないという強みもあるはずです。
しかし、既に表になっている永続魔法やフィールド魔法に後攻から対処する場合は、《サイクロン》や《ツインツイスター》の方が良い事が多いのもまた事実ですし、永続やフィールドに対してチェーンするなら素直に除去った方が早いのも事実だと思います。
注目②:そのカード及び同名カードがフィールドで発動する効果を無効化する
対象にとった魔法カードだけでなく、同名の魔法カードのフィールドで発動する効果も無効化してくれるのはありがたいです。
これにより、同一ターンに同じ魔法カードを複数回使う可能性があるデッキ(閃刀姫やチキンレース、成金入りデッキ)の行動を大きく抑制できる可能性を秘めています。
注目③:対象のカードが墓地に送られると手札に戻る
通常魔法や速攻魔法を対象にとって発動した場合、その対象にとった魔法カードは墓地ではなく手札に戻ります。
流石に1:1交換の無効札として簡単に機能する事は許されないらしいですね。
永続効果は無効にならない
無効に出来るのはフィールドで発動する効果のみ。
永続魔法・フィールド魔法が持つ永続効果は無効にならないので要注意です!
《次元の裂け目/Dimensional Fissure》 永続魔法 (1):このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、お互いの墓地へ送られるモンスターは墓地へは行かず除外される。 |
《次元の裂け目》を対象に《ブリザード》を発動しても除外効果を無効にする事はできないって感じですね。こういった永続効果のみを持った永続魔法やフィールド魔法とは相性が良くないカードです。
《黒い旋風/Black Whirlwind》 永続魔法 (1):自分フィールドに「BF」モンスターが召喚された時にこの効果を発動できる。そのモンスターより低い攻撃力を持つ「BF」モンスター1体をデッキから手札に加える。 |
逆に《黒い旋風》みたいに同一ターン中に何度も効果を発動する可能性がある永続魔法には効果があります(でもセットして使うならサイクロンでOK)。
最近だと、《七精の解門》の様にカード発動時の処理として発動する効果を持っていて、他にいくつも起動効果を持っているカードにも効果抜群です。(でもセットして使うならサイクロンでOK)。
対《七精の解門》なら、カード発動時の効果処理である①効果を無効にし、他の②③効果もそのターン中は封じる事が出来る上に、手札に戻る事もない!(完璧)。
更に付け足すと、複数枚横に並んでいる場合はそれ以外の《七精の解門》の②③効果も無効化できるのでお得感はありそうです。
…しかし、正直な話、永続魔法やフィールド魔法の発動にチェーンするなら《サイクロン》の方がボードアドを残さない分強いシーンは多いでしょうね(白目)。
《サイクロン》で良くね?をどう克服するか?
セットして相手の永続魔法やフィールドにチェーンするなら、《サイクロン》や《ツインツイスター》でOKってのは避けて通れない課題です。
このカードの強みとしては、先攻・後攻を問わずまぁまぁ強くて、場合によっては《サイクロン》や《ツインツイスター》で対処できない通常魔法や速攻魔法も無効にできるって所だと思います。
同名カードを複数回発動するデッキに刺さる
《トゥーンのもくじ/Toon Table of Contents》 通常魔法 (1):デッキから「トゥーン」カード1枚を手札に加える。 |
同名魔法カードを複数回発動する流れを持つカードは相当やりにくそうですね。
カード単位でもデッキ単位でも色々刺さるカードがありそうだなぁ…。
返しの《ハーピィの羽根帚》や《ライトニング・ストーム》をケア出来るのは良い
これも究極的に言えば《神の宣告》でOKな訳ですが、速攻魔法という部分で十分に差別化出来ているので単純比較は出来なさそうですよね?
返しの羽根やライストが苦手なデッキは割とありかもしれませんね。
他の「ライズ・オブ・ザ・デュエリスト」収録カードはコチラ
関連記事:【ライズ・オブ・ザ・デュエリスト |収録カードリスト・最新情報まとめ】一口効果解説付き!戦華は相当強くなりそう!
人によって評価が大きく割れそうなカードですね。
メインから入れるには結構リスキーだし、これは判断が難しい一枚です。
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コメント
マクロコスモス適用下の状況でも手札に戻るんですかね?
墓地に送られる場合とあるので戻らないはずです
マクロコスモス適用下でも大天使クリスティアが墓地に送れる場合、デッキトップに戻るそうです。
以下は独自解釈&長文ですので参考までに。
カードが墓地に送られる場合以下の手順で行われます。
①墓地に送る事象が発生する(戦闘破壊、リリース、素材、効果の発動)
②墓地に送る事が確定する(戦闘破壊の確定、効果解決、フィールドを離れる)
③墓地(ペンデュラムはエクストラ)に送られる
マクロコスモスは③を除外に置き換えているため、墓地へ行かないはずのペンデュラムも除外されます。
しかし、「墓地へ送られる場合」とはまだ②の段階ですので、③に到達する前にブリザードの効果により手札に戻ります。
類似効果を持つグレイヴ・キーパーが存在する場合クリスティアは「キーパーの効果でデッキに戻る」そうです。これはキーパーが②の戦闘破壊の確定に介入する効果の為クリスティアの効果適用前にデッキに戻るという事です。ハ・デスの無効やデストルドーのデッキバウンスもこのタイミングですのでマクロ下でも通常通り処理されています。
長々と失礼しました。
ライストなんかは手札に戻ったところでそのまま腐りそうだから狙い目になりそう
効果を無効にする
なので、ターン1付きのよくあるテーマのサーチカードとか、専用融合に打つのが丸いかな?
シャドール使いにとっては脅威ですわぁ…
グラマトンみたいな効果でスケールを変えるペンデュラムに効きますね
張り替えもできないですし
自分で使おうとすると難しいけど相手に使われると苦しいタイプのカードだ
強欲で貪欲な壺あたりのコストが重い魔法も狙い目かな
アビスとサイフリートの専売特許じゃなくなったね
戻ることの活用法としてエクスチェンジでパクったりできるけど、最近の汎用魔法はデッキ選ぶこと多いからなあ…
いっそ通販売員とでドロー狙ってみるとか?
手札に回収された際にそのカードの発動を制限する効果がないので発動制限のないカードだったら無限ループできるのでは?
手札に戻るのは対象にとったカードだけなので2回目使ったら墓地にいきますよ
ブリザードにチェーンしてさらに濡れ衣を発動するというコンボを思い付いたけど実用性は低い