【2021年『魔妖』デッキレシピ】新規採用のエルドリッチ型のまやかしデッキをご紹介

『シークレットシャイニーボックス』に収録された新規カード2種を採用した新型『魔妖(まやかし)』デッキが完成したので、毎度お馴染みのノリでご紹介していきます。

なお、今回は様々な理由により【エルドリッチ】を採用した混合型になっています。混ぜ物が苦手な方や純構築の『魔妖』を求めている人のニーズには合わない構築だと思うので、予めご了承の上でお楽しみいただければ幸いです(∩´∀`)∩

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【魔妖エルドリッチ】デッキレシピ&解説

新規「魔妖」デッキの基本ムーブ!

新規カードについてまだ把握できていない人もいらっしゃると思うので、とりあえず新規カードを交えた「魔妖」デッキの動きを解説しておきます。

1.波旬が通ったらリンク4まで一気に駆け上がる!

波旬の効果が通った後にやる事は単純明快!連続シンクロからの連続リンクで《垂氷の魔妖-雪女》を墓地に構えつつ《零氷の魔妖-雪女》を立てます。

リンク・効果モンスター
リンク3/水属性/アンデット族/攻2400
【リンクマーカー:左下/下/右下】
アンデット族モンスター2体以上
このカード名の(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):「垂氷の魔妖-雪女」は自分フィールドに1体しか表側表示で存在できない。
(2):このカードが特殊召喚に成功した場合、相手フィールドの効果モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの効果を無効にする。
(3):墓地のこのカードを除外して発動できる。
自分の墓地のモンスター及び除外されている自分のモンスターの中から、
アンデット族Sモンスター1体を選んで特殊召喚する。
この効果は相手ターンでも発動できる。

こうする事で自分・相手ターンにアンデット族シンクロを一体特殊召喚しつつ、《零氷の魔妖-雪女》の効果を狙いに行けるので、実質1枚で2妨害の動きが可能になっています。

昔の【魔妖】を知っている人なら、もうこの時点で革命的である事が伝わると思いますが、新規は罠の方も強くってですね、余力があるとこっちもセットしておくとかなりヤバいです。

通常罠
このカード名の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):自分フィールドの、「魔妖」S・リンクモンスターまたは「不知火」S・リンクモンスター1体をリリースして発動できる。
このターン、お互いに手札・デッキ・EXデッキからモンスターを特殊召喚できない。
(2):墓地のこのカードを除外し、除外されている自分のアンデット族モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを墓地に戻す。

墓地効果を使った《垂氷の魔妖-雪女》を墓地に戻したりもできるので、《逢華妖麗譚-魔妖不知火語》は、ホントいつでも強い最強カードって印象ですね(∩´∀`)∩

まぁ、妨害数自体はそうでもないんですが、1枚から安定して2妨害構えられるようになったので、後は罠やリッチで補助しつつ墓地リソースを使って勝利を目指す!ってのが今回のコンセプトです。

エルドリッチを混ぜる強み・旨味

効果モンスター
星10/光属性/アンデット族/攻2500/守2800
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):手札からこのカードと魔法・罠カード1枚を墓地へ送り、
フィールドのカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを墓地へ送る。
(2):このカードが墓地に存在する場合、自分フィールドの魔法・罠カード1枚を墓地へ送って発動できる。
このカードを手札に加える。
その後、手札からアンデット族モンスター1体を特殊召喚できる。
この効果で特殊召喚したモンスターは相手ターン終了時まで、
攻撃力・守備力が1000アップし、効果では破壊されない。

単に【エルドリッチ】が強いだけって言われない為にも、二つを混ぜる強み・旨味をゴリゴリ書いていきます。【エルドリッチ】は単純に強いですが、案外良いシナジーしてるんですよ?

1.エルドリッチ回収からの波旬SS
案外忘れられがちなんですが、エルドリッチの②効果って、特殊召喚するのはアンデット族なら何でもOKなので、波旬とか馬頭鬼とかヘルを特殊召喚する事も出来るんですよね。まぁ、それでもエルドリッチを特殊召喚する事が圧倒的に多くはありますが、ここぞという時に活きる可能性のあるムーブです。
通常罠
このカード名の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):自分のデッキ・墓地からアンデット族モンスター1体を選んで特殊召喚する。
自分フィールドに「エルドリッチ」モンスターが存在しない場合には、
この効果で「エルドリッチ」モンスターしか特殊召喚できない。
このカードの発動後、ターン終了時まで自分はアンデット族モンスターしか特殊召喚できない。
(2):墓地のこのカードを除外して発動できる。
デッキから「黄金郷」魔法・罠カード1枚を選んで自分フィールドにセットする。
2.各種エルドリクシルによるアンデット族SSムーブ
自分フィールド上の《黄金卿エルドリッチ》を参照する必要はありますが、各種エルドリクシル魔法・罠で対応する場所からアンデット族モンスターを特殊召喚する事も可能です。特に、紅や白で墓地から「魔妖」シンクロモンスターを蘇生して妨害とするのは強力なので、妨害力の上限が乏しい【魔妖】の妨害力増強に一役買ってくれています。
3.波旬が通らなかった際の二の矢になれる
【エルドリッチ】を囮に【魔妖】を通すか?それとも【魔妖】を囮に【エルドリッチ】を通すか?二つの構造を持つ事で疑似的に相手の妨害に強く出れるようになっているも魅力。
4.あと一歩足りないリーサルまでの打点を補助してくれる
零氷の2900、垂氷からの魔妖怪シンクロで2900~3300で大体5000位は確保できるので、そこにエルドリッチの3500が加わる事でちゃんと8000打点確保できるって寸法。正直長々とデュエルする余裕はないので、短期決戦の補助にもなってくれます。
5.魔妖が最も苦手とする後攻からのプランの補強
エルドリッチビームが良い仕事してくる(沁みるぜ)。後攻からのまくり択としてもやっぱりエルドリッチは頼もしいです。

魔妖、エルドリッチ共に実はスキドレと相性が良い

【エルドリッチ】が《スキルドレイン》と相性が良いのは周知の事と思いますが、実は【魔妖】も《スキルドレイン》と相性のいいテーマだったりします。

……まぁ《翼の魔妖-波旬》とは相性が悪いんですが、《麗の魔妖-妲己》を使った連続シンクロは《スキルドレイン》で阻害されませんし、我者髑髏は3300もあるので結構頼もしいって訳です。

困った時は《エルドリッチ》様で解除すれば良いだけですし、結構綺麗に混ざってくれます。

増殖するGをケアしきるのは無理と判断

《灰流うらら》以上にきついのが《増殖するG》の存在……。

《翼の魔妖-波旬》の効果にチェーンして《増殖するG》されると、もうそこから先は、止まるか引かせまくるかの二択しかありません。まぁ、《墓穴の指名者》があれば言う事無いんですけど、たった二枚(抹殺まで含めば3枚)のカードでケアしきるのは到底無理と判断しました。

……なので、波旬が止められた際の二の矢として、SS回数控えめでもちゃんと妨害を立てられる【エルドリッチ】に白羽の矢を立てたという訳です。※第二候補は【ドーハ型】。

【エルドリッチ】ならヘイトもしっかりとってくれるし、ストップしてもある程度の強度は確保できますからね!まぁ感覚としては、通したい方を通す為に片方を囮に使うって感じですね。

最初は「Gツッパして《手札抹殺》でデッキデス!」みたいな事も一瞬考えたんですが、ニビルという存在を考慮すると、現状SS連打で相手のデッキを破壊するのは相当リスキーであると考えました。※そもそも《手札抹殺》が制限カードですしね(笑)。

翼の魔妖-天狗を2枚採用している理由

シンクロ・効果モンスター
星7/風属性/アンデット族/攻2600/守1500
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカード名の(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):「翼の魔妖-天狗」は自分フィールドに1体しか表側表示で存在できない。
(2):このカードが墓地に存在し、
元々のレベルが9の自分のSモンスターが戦闘または相手の効果で破壊された場合に発動できる。
自分の墓地から他のアンデット族モンスター1体を除外し、このカードを特殊召喚する。
(3):このカードが墓地からの特殊召喚に成功した場合に発動できる。
相手フィールドの魔法・罠カード1枚を選んで破壊する。

エクストラを見て、「なんで天狗だけ2枚?」って思う人が多いと思うので解説しておきます。

【エルドリッチ】を混ぜた事によって、実はレベル5(黄金郷罠モンスター)+レベル2(妲己)ってシンクロルートが生れているので、この組み合わせから出せる天狗は厚めに採用しています。

「でも天狗だけ出してもその先が1セットだと意味なくない?」って思われるかもしれませんが、これは《氷の魔妖-雪女》の素材指定に関係がありまして、ここで一回シンクロを経由してやる事で、ちゃんと《垂氷の魔妖-雪女》⇒《零氷の魔妖-雪女》に繋がる様になっています。

まぁ、グスタフリーベはそこまで使わないので、ここを妖狐と我者髑髏にしても良いんですけどね。

エルドリッチの強さが身に沁みます

記事では「ちゃんとシナジーがあるんだよー」って所を前面に押し出してはいますが、実際【エルドリッチ】が滅茶苦茶強くって、そこだけで勝ってしまう事があるのは事実です。

でもまぁ、そもそも【エルドリッチ】ってアンデット族を補助できる設計のテーマではあるので、これはある意味自然の流れではあるかなぁーって思っている部分もありますね。

融通の利かない部分も多いテーマではありますが、個人的には滅茶苦茶好きなテーマの一つなので、この機会に使い手が増えてくれると嬉しいなぁ……って密かに思っています(∩´∀`)∩

コメント

  1. 匿名 より:

    そこまで過剰に予防線貼らなくてもいいと思うぜ
    勝つために強いカードに頼るのは自然な事なんだ
    出張アレルギーの子への弁明?みたいな感じなんだろうけど
    あれは荒らしが構ってほしいから書いてるんだって管理人はわかってほしい

    てか記事の空気悪くなるから荒らし管理して(本音)

  2. より:

    投稿ありがとうございます。
    アンデット族の拡張性の高さを感じました。
    今回はエルドリッチ系抜きで組みましたがエルドリッチ関連手に入ったら試させていただきたいと思います。

  3. 匿名 より:

    この構築だと展開の途中でサーチを使わないと思うので、増Gへのケア札としてドロール&ロックバードを入れてみるのはいかがでしょうか?
    単純に相手への妨害としても優秀なので相性は良いと思いますが……

  4. 匿名 より:

    デッキ紹介お疲れ様です
    ちゃんと前の記事の反応を意識して書いたのは偉い
    ただ混ざるのではなく、どこにシナジーがあるか
    混ざった場合の動きや、考え方もしっかり書いてるので
    非常に素晴らしいです
    まるで、対戦した後の交流会みたいで読んでて非常に参考になります
    それにしても、やはりエルドリッチ、いや、アインズ様は相変わらずお強いですね
    魔法罠が多いデッキでも、普通に一枚挿して採用してたりしますが
    再販があったらまたパックを買いたいなと思います(再録ないですしね)w
    それと、混ざる系が嫌な人に関しては
    そもそもそれも一つのプレイスタイルだし
    管理人が事前に注意書きをするのも一種の敬意だと思う、グッドジョブです。

    • 匿名 より:

      アレはプレイスタイルの提案というにはちょっと語気強すぎない…?
      それに見ろよあの無惨なコメントツリーを

  5. 匿名 より:

    波旬or廻天の一枚初動が魔妖の強みだから空いたスペースにエルドリッチが綺麗にハマっていい感じですね。メインだけで打点や妨害を用意できるのも相性いいですし
    ボーンタワー入れてG撃たれた時はデッキデスで勝つプランにしよう(やけくそ)

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