《聖霊獣騎》デッキ考察【「トライブ・フォース」でデッキを作ろう！】

【トライブ・フォース】に収録されている新テーマの中で、一番動きが想像し難いテーマが《聖霊獣騎》じゃないかな？

実際、私も使用するまで気づかなかった部分は多いので、いきなり相手に使用されて戸惑う事もあると思います。

カウンターを使用したり(主に「精霊獣 カンナホーク」の効果をカウントする用)、【スペルスピード２】の効果持ちモンスターが多いので忙しいテーマではありますが、理解すると面白いテーマです。

それでは早速、見ていきましょう！

《聖霊獣騎》ってどんなテーマ？

説明を円滑にする為に、最初に共通効果を説明しておきます。
基本的に、融合体以外の《霊獣使い》と《精霊獣》には①ターンに１度しか特殊召喚できない縛りがあります。
この縛りがないと連続融合の多段攻撃によるワンキル率が大変な事になってしまうのでリミッターみたいなものですね。

霊獣使いの長老

効果モンスター
星２/風属性/サイキック族/攻 200/守1000
自分は「霊獣使いの長老」を１ターンに１度しか特殊召喚できない。
(1)：このカードが召喚に成功したターン、 自分は通常召喚に加えて１度だけ、 自分メインフェイズに「霊獣」モンスター１体を召喚できる。

召喚に成功すれば、通常召喚権を１つプレゼント！
「霊獣」モンスターを１体召喚できるので、『霊獣使い』でも『精霊獣』でもOK。
【特殊召喚】ではなく【召喚】なので『霊獣使い』の効果発動も阻害しない。

霊獣使い レラ

効果モンスター
星１/風属性/サイキック族/攻 100/守2000
自分は「霊獣使い レラ」を１ターンに１度しか特殊召喚できない。
(1)：このカードが召喚に成功した場合、 自分の墓地の「霊獣」モンスター１体を対象として発動できる。 そのモンスターを特殊召喚する。

墓地から一体吊上げられる、【特殊召喚】なので基本は『精霊獣』を選択することになるかな～。
自身を吊上げて【ランク１エクシーズ】って選択もあり！

霊獣使い ウェン

効果モンスター
星３/風属性/サイキック族/攻1500/守1000
自分は「霊獣使い ウェン」を１ターンに１度しか特殊召喚できない。
(1)：このカードが召喚に成功した場合、 除外されている自分の「霊獣」モンスター１体を対象として発動できる。 そのモンスターを特殊召喚する。

除外を多用するこのテーマでは非常に頼りになる幼女。
攻撃力も意外と高くてびっくりするw

聖霊獣 カンナホーク

効果モンスター
星４/風属性/雷族/攻1400/守 600
自分は「精霊獣 カンナホーク」を１ターンに１度しか特殊召喚できない。
(1)：１ターンに１度、自分メインフェイズに発動できる。 デッキから「霊獣」カード１枚を除外する。 発動後２回目の自分スタンバイフェイズに、 この効果で除外したカードを手札に加える

生きてる「封印の黄金櫃」、手札に来るのが②ターン後では遅く感じるかもしれないが、このデッキにおいて除外は墓地みたいなもので、除外ゾーンにおいておく事自体に意味があるので問題ない。

聖霊獣 アペライオ

効果モンスター
星４/風属性/炎族/攻1800/守 200
自分は「精霊獣 アペライオ」を１ターンに１度しか特殊召喚できない。
(1)：１ターンに１度、自分の墓地の「霊獣」カード１枚を除外して発動できる。 このターン中、以下の効果を適用する。 この効果は相手ターンでも発動できる。
●自分フィールドの「霊獣」モンスターの攻撃力・守備力は５００アップする。

UP効果は発動後に召喚された「霊獣」モンスターにも適応される、フィールドから離れたり、複数の「アペライオ」で効果を発動すれば、UP効果は重複する！(墓地から除外する事で他の「霊獣」の動きを実質補佐する事になる。)

精霊獣 ペトルフィン

効果モンスター
星４/風属性/水族/攻 0/守2000
自分は「精霊獣 ペトルフィン」を１ターンに１度しか特殊召喚できない。
(1)：１ターンに１度、手札の「霊獣」カード１枚を除外し、 相手フィールドのカード１枚を対象として発動できる。 そのカードを持ち主の手札に戻す。

除去は「霊獣の連携」に依存している部分があるので、コイツのバウンス効果は重要。
破壊耐性持ちなんかが出てきた日には、イルカ様で処理しないと詰む。

聖霊獣騎 カンナホーク

融合・効果モンスター
星６/風属性/雷族/攻1400/守1600
「霊獣使い」モンスター＋「精霊獣」モンスター 自分フィールドの上記カードを除外した場合のみ特殊召喚できる（「融合」は必要としない）。
(1)：１ターンに１度、除外されている自分の「霊獣」カード２枚を対象として発動できる。 そのカードを墓地へ戻し、デッキから「霊獣」カード１枚を手札に加える。
(2)：このカードをエクストラデッキに戻し、 除外されている自分の「霊獣使い」モンスター１体と 「精霊獣」モンスター１体を対象として発動できる。 そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。 この効果は相手ターンでも発動できる。

攻撃力は頼りないけど、墓地と除外をバランスよく使用する《聖霊獣騎》にとっては重要な役割を担っている。
使ってみると理解できる、便利さと難しさ。いいカードです！

聖霊獣騎 アペライオ

融合・効果モンスター
星６/風属性/炎族/攻2600/守 400
「霊獣使い」モンスター＋「精霊獣」モンスター 自分フィールドの上記カードを除外した場合のみ特殊召喚できる（「融合」は必要としない）。
(1)：このカードは攻撃する場合、 ダメージステップ終了時までこのカード以外のカードの効果を受けない。
(2)：このカードをエクストラデッキに戻し、 除外されている自分の「霊獣使い」モンスター１体と 「精霊獣」モンスター１体を対象として発動できる。 そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。 この効果は相手ターンでも発動できる。

《聖霊獣騎》のメインアタッカー、一見、地味に見えるかもしれないが、ダメージステップ終了時まで他のカード効果を受けないのは非常に強力！

聖霊獣騎 ペトルフィン

融合・効果モンスター
星６/風属性/水族/攻 200/守2800
「霊獣使い」モンスター＋「精霊獣」モンスター 自分フィールドの上記カードを除外した場合のみ特殊召喚できる（「融合」は必要としない）。
(1)：このカードは効果では破壊されない。
(2)：このカードをエクストラデッキに戻し、 除外されている自分の「霊獣使い」モンスター１体と 「精霊獣」モンスター１体を対象として発動できる。 そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。 この効果は相手ターンでも発動できる。

THE壁！高い防御力と破壊耐性、分離効果のおかげで脅威の場持ち力を見せる。
相手ターンはとりあえず立てておこうっていうモンスターである。

霊獣の相絆

速攻魔法
(1)：自分フィールドの表側表示の「霊獣」モンスター２体を除外して発動できる。 エクストラデッキから「霊獣」モンスター１体を召喚条件を無視して特殊召喚する。

『霊獣使い』×２や『精霊獣』×２という組み合わせでも融合召喚できるようになる。
また、バトルフェイズに融合体の攻撃後に分離して、「霊獣の相絆」を発動すれば、再融合して追加攻撃をお見舞いできる。

霊獣の連携

通常罠
(1)：自分フィールドに「霊獣」モンスターが存在する場合に発動できる。 自分フィールドの「霊獣」モンスターの数まで、 フィールドのモンスターを選んで破壊する。

対象を取らない複数破壊！基本、分離してから発動すれば２体破壊は出来る。「聖霊獣騎 カンナホーク」でサーチしたいカードの１つ。

その他の相性のいいカード

【特殊召喚】では効果を発動できないが、そもそもこのデッキの一番の問題は、『霊獣使い』と『精霊獣』が揃わずに融合できない手札事故なので、『霊獣使い』にアクセスできるこのカードはやはり重要。

このデッキだと「おろかな埋葬」感覚で、「封印の黄金櫃」を運用できる。

「霊獣使い レラ」の効果を阻害してしまうが、メタを貼りつつ、それをメリットに変えられるこのカードは強い。
「聖霊獣騎 カンナホーク」の効果を使えば、除外ゾーンから墓地へ戻すことは可能なのでプレイング次第と言える。

暴風と共にただいま参上！
除外がメリットになるこのデッキなら「テンペスト」さんは暴れっぱなしである！

「テンペスト」でサーチ可能。「ペトルフィン」吊上げからの【ランク４エクシーズ】、「レラ」つり上げからの「転生竜 サンサーラ」、「長老」吊り上げからの「オリエント・ドラゴン」などのルートがある。特に、「ペトルフィン」とのエクシーズは「電光千鳥」になれるので重宝する。

• ハーピィ・ダンサー
• こけこっこ
• シルフィード
• 調星師ライズベルト
• 混沌空間
• D・D・R

パッと想像するだけでも色々と思い浮かびますが、全ては構築次第って感じですね～。
個人的には、エクストラがスカスカなので、エクシーズもシンクロも採用したいのですが…..。

まとめ

「最大の敵は手札事故！」って感じですｗ
この安定性を向上させる事ができれば、かなり良い所までいきそうなテーマです！
あと破壊耐性持ちが苦手なので、それは意識して構築しておかないと厳しそうですね

「トライブ・フォース」は謎の風テーマ推しやなぁ…..。

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