マイナーカード紹介記事第13回!
《アーマーブレイク》からバトンを託される13枚目のカードは、今から20年前に発売された『SOUL OF THE DUELIST』に収録された通常魔法カード《四次元の墓》に注目!
カード名だけ聞くとなんか強そうな印象を受けますが、実は、墓地の「Lv」モンスター2体をデッキに戻すだけという代物!今なら3ドローとか出来てもおかしくないカードですねぇ……。
マイナーカード紹介「四次元の墓」
自分の墓地に存在する「LV」を持つモンスター2体を、自分のデッキに加えてシャッフルする。
Lvモンスターを再利用する狙いで設計されたカード
星3/闇属性/魔法使い族/攻 500/守 500
1ターンに1度だけ自分のメインフェイズ時に
相手フィールド上のレベル3以下のモンスター1体を選択し、
装備カード扱いとしてこのカードに装備する事ができる
(この効果で装備できる装備カードは1枚まで)。
このカードが戦闘によって破壊される場合、
代わりに装備したモンスターを破壊する。
自分ターンのスタンバイフェイズ時、
この効果で装備カードを装備したこのカードを墓地に送る事で、
「魅惑の女王 LV5」1体を手札またはデッキから特殊召喚する。
「LV」モンスターの変身効果は手札・デッキにしか対応していない為、墓地からデッキに戻す事で「再利用しよう!」ってのが《四次元の墓》の狙い。
……な訳ですが、1枚使って墓地から2体戻すだけってのは流石にしょっぱいですよね……。
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分・相手の墓地のカードを合計2枚対象として発動できる。
そのカードを持ち主のデッキに戻す。
このカードは発動後、墓地へ送らずに除外する。
というか、戻すだけなら相手の墓地にも触れる《無欲な壺》や《転生の予言》の方が圧倒的に使いやすい為、現状のカードプールで《四次元の墓》を採用する意味は基本的にはありません。
―――まぁ、強いて言うならカード名イケてる事と、名称ターン1が無い事位でしょうか?
墓地のモンスターを戻したいなら他に色々選択肢がありますからね
更に言うのであれば、今ならリカバリしながらドローがついて来るカードが無数にありますからね。
エクストラデッキから展開できる《ダイガスタ・エメラル》は勿論、戻せる枚数が更に多い上に2ドローついて来る《貪欲な壺》とかもあるので、どう考えてもこっちの方がお得!
個人的には、いつか「Lv」サポート系を取りまとめるテーマやカードが登場し、そのついでに滅茶苦茶強力な「Lv」デッキが登場する日が来ると思ってるんですが、それでもこのカードが救われる日が来るかどうかは正直微妙ってラインのカードですよねぇ……。
まぁ、【ヴァリアンツ】における《ポジションチェンジ》みたいな例もあるので、それは開発の匙加減次第なんでしょうけど、どちらにせよ、そろそろ「Lv」の新規来ないかなーって……。
ヴレインズで登場した魅惑の女王の新規も結局OCG化されてないですし、ルシアスとかと一緒にどっかでまとめて強化されないかなぁ(>_<)
必ず2体戻さないといけないのもネックですねぇ
当時のプールと今を比較するのは流石にナンセンスですが、このパックの約1年後には《貪欲な壺》が登場しているので、そう考えると少し「うーん」って気持ちにはなりますね。まぁ、Lvモンスター初登場パックですからね。仕方ないね!
コメント
現在では採用理由は無いですが、こんなんでも当時はそこそこお世話になってました。リクルーターと相性の良いアームド・ドラゴンやアルティメット・インセクトは墓地に溜まりやすいのでデッキに戻して再利用できるのはあり難い効果でした。
そしてリクルーターごと戻せる貪欲な壺の登場で完全に立場が無くなった1枚ですな。
久々にイラスト見たけどやっぱカッコいいですね
GX期特有のあじがあるというか
全体の彩度は低めだけどエッジや照り返しはパキッとしてる独特の風合いたまにふと見るとしみじみしちゃう
しかしどうしょうもねえ効果だな本当