3月6日発売『エンシェント・ガーディアンズ』に収録される《溟界の滓-ヌル》の考察記事です。
手札から墓地に置くって闇属性・爬虫類族を埋葬!そのまま墓地効果で自身を特殊召喚という無駄の無さ!
間接的に手札を何でもモンスターに変換できる動きや、最上級「溟界」モンスター2種を送る事で生まれる「聖刻」とのシナジー等、様々な可能性が感じられる1枚に仕上がっています。
溟界の滓-ヌルが高性能な件について
効果モンスター
星4/光属性/爬虫類族/攻 0/守 0
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードを手札から墓地へ送って発動できる。
デッキから爬虫類族・闇属性モンスター1体を墓地へ送る。
(2):自分フィールドに、モンスターが存在しない場合、
または「溟界」モンスターが存在する場合に発動できる。
このカードを墓地から特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したこのカードはフィールドから離れた場合に除外される。
この効果で特殊召喚したこのカードがモンスターゾーンに表側表示で存在する限り、
自分は爬虫類族モンスターしか特殊召喚できない。
効果を分解するとザっとこんな感じ
- 自身を手札から墓地へ送って爬虫類・闇属性を1体埋葬
- 墓地からセルフ蘇生
埋葬しつつ自らを墓地に送り、墓地効果でセルフ蘇生とは恐れ入ります。いずれの効果も同一ターン中に使えるし、かなりの高性能モンスターです。
カード1枚を何でもレベル4モンスターに変換できる
《溟界の滓-ヌル》で《溟界の漠-フロギ》を墓地に送る事で、関節的に手札1枚をレベル4モンスターに変換する事が出来ます。アドを稼ぐ動きではありませんが、モンスターの頭数が足りない場合や、手札のカードを墓地に送りたいシーンでは滅茶苦茶役立つ動きだと思います。
星4/光属性/爬虫類族/攻1800/守1400
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが、フィールドから墓地へ送られた場合、または墓地からの特殊召喚に成功した場合、
相手フィールドの表側表示モンスター1体と、そのモンスターの攻撃力以上の攻撃力を持つ相手の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。対象の墓地のモンスターを相手フィールドに特殊召喚し、対象の相手フィールドのモンスターを墓地へ送る。
(2):このカードが墓地に存在する場合、手札を1枚墓地へ送って発動できる。このカードを手札に加える。
手札のカードを何でもモンスターに変えられる時代かぁ……スゲェなぁ。
上級モンスターのリリースを安定確保できる
①効果で自身を墓地に送れる為、安定して②効果に繋げる事が出来ます。それすなわち、上級モンスターのアドバンス召喚サポートとして運用できるって事です。
リリースされた《溟界の滓-ヌル》は除外されてしまいますが、アドバンス召喚が重視されるデッキなら大した問題にはならないはずです。
後ほど紹介する【聖刻】出張は勿論、全力で《虚無魔人》や《威光魔人》等の上級モンスターを狙うデッキと合わせるのも面白そうです。
キングレムリンと相性抜群!
ランク4/闇属性/爬虫類族/攻2300/守2000
レベル4モンスター×2
(1):1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。
デッキから爬虫類族モンスター1体を手札に加える。
同時収録(再録)されるだけあって相性は抜群!
ヌルを使って《キングレムリン》を立てる事で、除外のデメリットを回避しつつ爬虫類族以外特殊召喚できない縛りもケアできるのは本当に素晴らしい!
ランク4を立てる外部ギミックを使い、逆に《溟界の滓-ヌル》に触れても良いし、あらゆる面で隙がありません。
星2/闇属性/爬虫類族/攻 0/守 0
このカード名の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):このカードが手札に存在し、自分フィールドのモンスターが爬虫類族モンスターのみの場合、
相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの攻撃力を0にし、このカードを特殊召喚する。
その後、自分はそのモンスターの元々の攻撃力分のダメージを受ける。
(2):このカードがS素材として墓地へ送られた場合、
フィールドの表側表示モンスターを2体まで対象として発動できる。
そのモンスターの攻撃力を0にする。
相手の場にモンスターがいるなら、《レプティレス・ヒュドラ》をサーチして効果で展開して《ハリファイバー》みたいなルートも想定できそうですねぇ~
聖刻との相性抜群!ランク8やビシバールキンが簡単に立つ
リリースを伴うので「聖刻」との相性も抜群で、《溟界の滓-ヌル》+特定の「聖刻」モンスター(召集の聖刻印も可)でランク8が簡単に成立します。
星8/闇属性/ドラゴン族/攻2300/守3000
永きに渡って狩り続けたドラゴンの返り血により、常人ならざる力を宿した女戦士。
その魂は斃されたドラゴンの怨嗟に染まり、疫病を撒き散らす邪悪な竜核へと成り果てた。
もはや帰る故郷もなく、本能のままに刃を血に染めたその目的は、彼女自身にも思い出せない・・・。
また、チューナーである《竜核の呪霊者》をリクルートする事で、《アルティマヤ・ツィオルキン》や《究極幻神 アルティミトル・ビシバールキン》を特殊召喚する事も可能です。
星0/闇属性/ドラゴン族/攻 0/守 0
ルール上、このカードのレベルは12として扱う。
このカードはS召喚できず、自分フィールドのレベル8以上で同じレベルの、
チューナーとチューナー以外のモンスターを1体ずつ墓地へ送った場合のみ特殊召喚できる。
(1):このカードは効果では破壊されず、
攻撃力はフィールドのモンスターの数×1000アップする。
(2):1ターンに1度、自分・相手のメインフェイズに発動できる。
お互いのフィールドに同じ数だけ、「邪眼神トークン」
(悪魔族・闇・星1・攻/守0)を可能な限り守備表示で特殊召喚する。
このターンこのカードは攻撃できない。
星0/闇属性/ドラゴン族/攻 0/守 0
ルール上、このカードのレベルは12として扱う。
このカードはS召喚できず、自分フィールドの表側表示のレベル5以上で同じレベルの、
チューナーとチューナー以外のモンスターを1体ずつ墓地へ送った場合のみ特殊召喚できる。
(1):1ターンに1度、自分フィールドに魔法・罠カードがセットされた時に発動できる。
「パワー・ツール」Sモンスターまたは
レベル7・8のドラゴン族Sモンスター1体をEXデッキから特殊召喚する。
(2):フィールドのこのカードは、他の自分のSモンスターが存在する限り、
攻撃対象及び、効果の対象にならない。
【溟界】は並々ならぬ可能性を感じるテーマ
【溟界】は、純でも混合でも滅茶苦茶楽しそうなテーマなので、個人的にはかなり期待しています。
ビシバールキンを使ったワンキルコンボなども既に開発されている様ですし、いろんな意味で並々ならぬ可能性を感じるテーマって印象です。
あと、爬虫類族テーマってのが良いですよねぇ(蛇好き)。
コメント
フロギがでたことで属性融合デッキは強くなりましたね!!
シャドールはコスト面もカバーできるので構築考えなおさないといけないです(*^-^*)
これは絶対スーパーなんだろうなぁ!
流れは変わらないけどヌルで墓地に送れるの闇だけなんで使うならゾーハとアレートですかね
あ、カース光だった……
修正しておきます<(_ _)>
悩むのはデメリットをどう捌くか…