ライトハート吸収の危機！？
今日の夜記事は、10月15日発売『フォトン・ハイパーノヴァ』に収録される【スケアクロー】新規カード《界放せし肆世壊｜スケアクロー・ディファング》の特集です。
じわじわと継続的に強化されている【スケアクロー】ですが、ここに来て相手の妨害ケアや完成した盤面（トライヒハート盤面）を強固にする永続魔法が公開されました。
相手の効果の対象にとられず・効果で破壊されない耐性はかなり強力ですが、2枚目以降が純粋に腐るカードであることがどれくらい許容できるかが課題になりそうな1枚です。
界放せし肆世壊（スケアクロー・ディファング）効果考察
このカード名の(3)の効果は１ターンに１度しか使用できない。
(1)：自分フィールドの、「スケアクロー」リンクモンスター及び
「ヴィサス＝スタフロスト」は相手の効果の対象にならず、相手の効果では破壊されない。
(2)：自分の、「スケアクロー」リンクモンスターまたは「ヴィサス＝スタフロスト」が戦闘で破壊したモンスターは墓地へは行かず除外される。
(3)：自分のフィールド・墓地から「スケアクロー」リンクモンスター１体を除外し、
相手フィールドのカード１枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。
ヴェーラーや無限泡影等の妨害に強くなる対象耐性
①効果は、「スケアクロー」リンクモンスター及び「ヴィサス＝スタフロスト」に対し、相手の効果対象にならなくなる耐性＆効果破壊耐性を付与する効果。
リンク１/闇属性/獣戦士族/攻 500
【リンクマーカー：左】
「スケアクロー」モンスターまたは「ヴィサス＝スタフロスト」１体
このカードをリンク召喚する場合、自分のメインモンスターゾーンのモンスターしかリンク素材にできない。
このカード名の(2)の効果はデュエル中に１度しか使用できない。
(1)：このカードがＥＸモンスターゾーンにリンク召喚された場合に発動できる。
デッキから「肆世壊＝ライフォビア」１枚を手札に加える。
(2)：自分フィールドに「ヴィサス＝スタフロスト」が存在する場合に発動できる。
このカードを墓地から特殊召喚する。
「ヴィサス＝スタフロスト」はともかく、「スケアクロー」側がリンクモンスターのみである事が引っかかる人もいそうですが、ライトハートの効果を通し易くする為の効果と考えるのであれば、これはかなり信頼できる耐性ですし、トライヒハートが今まで以上に硬くなるのもかなりアリです。
リンク３/闇属性/獣戦士族/攻3000
【リンクマーカー：左下/下/右下】
効果モンスター３体
このカードはリンク召喚でしか特殊召喚できない。
(1)：フィールドの表側表示モンスターは守備表示になる。
(2)：フィールドのこのカードは守備表示モンスターが発動した効果を受けない。
(3)：１ターンに１度、このカードがＥＸモンスターゾーンに存在する場合、
自分の墓地のレベル３の「スケアクロー」モンスター１体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚し、デッキから「スケアクロー」モンスター１体を手札に加える。
この効果を発動したターン、自分は「スケアクロー」モンスターしか特殊召喚できない。
▲トライヒハートは①と②の合わせ技で元々リンク以外にはかなり強いですからね！
戦闘破壊した相手を除外する事で安全に処理
星６/光属性/戦士族/攻2100/守1500
このカード名の(1)の効果は１ターンに１度しか使用できない。
(1)：このカードが手札に存在する場合、
このカードとは種族と属性が異なる自分フィールドのモンスター１体を対象として発動できる。
そのモンスターを破壊し、このカードを特殊召喚する。
(2)：このカードが戦闘で相手モンスターを破壊した時に発動できる。
そのモンスターの元々の攻撃力と元々の守備力の内、
高い方の数値の半分だけこのカードの攻撃力はアップする。
▲スタフロストの②効果は戦闘破壊がトリガーなので阻害されないぜ
②効果は、「スケアクロー」モンスターor「ヴィサス＝スタフロスト」が戦闘破壊したモンスターを除外する効果。①や③効果と比較するとややインパクト不足な印象ですが、オマケでついていると考えるのであれば、そこまで悪い効果ではありません。
――が、敵対している【クシャトリラ】の方が除外をうまく使うテーマであることはちょっと気がかりですね。仮にこれで除外したとしても、バースやプリペアでケアできてしまうのはちょっと残念。
ライトハート展開でとりあえず1面焼ける
③効果は、フィールド・墓地から「スケアクロー」リンクモンスター1体を除外して相手フィールドのカード1枚を破壊する効果。
展開初動となる《スケアクロー・ライトハート》を流れでコストにできる為、展開しながら相手の盤面をしっかり見れるのが良いですね。カードの種類等も問われずに1面焼けるのは良いゾ！
トリヴィカルマで一応サーチ可能
このカード名の(1)(2)の効果は１ターンに１度、いずれか１つしか使用できない。
(1)：自分フィールドの「ヴィサス＝スタフロスト」１体と相手フィールドの効果モンスター１体を対象として発動できる。
その相手モンスターの効果を無効にし、その元々の攻撃力と元々の守備力の内、
高い方の数値の半分だけ対象の自分のモンスターの攻撃力をアップする。
(2)：墓地のこのカードを除外して発動できる。
「トリヴィカルマ」以外の「ヴィサス＝スタフロスト」のカード名が記された魔法・罠カード１枚をデッキから手札に加える。
「ヴィサス＝スタフロスト」のカード名が記された魔法・罠なので、《トリヴィカルマ》の②効果でサーチする事もできるので、余裕があるならサーチ候補としてチョイスしても良いでしょうね。
初手に欲しいけど重ね引きはしたくない悩ましさ
対象耐性によってライトハートの効果を通し易くなったり、展開過程で1枚焼けるのは滅茶苦茶優秀なんですが、初手でダブっては欲しくないというジレンマを抱えた1枚だと思います。《トリヴィカルマ》でサーチできるにはできますが、「あえてここをサーチするのか？」って感じはあるので、それ込みで悩ましいですね。
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