今日の夜記事は、2024年2月3日・4日に開催された『遊戯王デュエルモンスターズ 決闘者伝説 QUARTER CENTURY』で配布されたプロモカード《The Legend of Tickets》を特集。
墓地のカードを対象に取り、エンドフェイズにそのカードをデッキの一番上に戻して次の通常ドローを2枚にする通常魔法カード!
実質、カードの種類を問わない墓地回収が可能になるカードですが、やはり時間差なのが少し気になりますね。独特の遅さを許容しつつ、通常ドローを経由する墓地回収に利点を見出したい所。
©Konami Digital Entertainment
「The Legend of Tickets(ザ・レジェンドオブ・チケット)」効果考察
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分の墓地のカード1枚を対象として発動できる。
このターンのエンドフェイズに、対象の墓地のカードをデッキの一番上に戻す。
次の自分ドローフェイズの通常のドローは2枚になる。
収録:【The Legend of Duelist PROMOTION PACK】
モンスター以外を対象にとる方が強い事が多そうではある
基本的にはモンスター以外を対象にとるのがオススメ!
理由としては、モンスターを回収するのであれば、他に遅延なく回収する術がある事が多く、そもそもモンスターなら《死者蘇生》等の蘇生札で場に戻した方が強い事も多い為です。
わざわざこれを使うのであれば、より回収難易度の高い魔法や罠カードを回収する動きの方が基本的には強い事が多いはずなので、モンスターを対象とする場合はそれなりの理由が必要になるはず。
他のカードでの回収が難しく、尚且つ蘇生ではなくサルベージで無いとダメなモンスターなら一考の価値はありますが、恐らくそこまでいないんじゃないかなぁ……というのが率直な感想です。
通常ドロー経由によって「RUM-七皇の剣」を狙う等のコンボも可能
このカード名の効果はデュエル中に1度しか適用できない。
(1):自分のドローフェイズに通常のドローをしたこのカードを公開し続ける事で、
そのターンのメインフェイズ1開始時に発動できる。
「CNo.」モンスター以外の「No.101」~「No.107」の
いずれかの「No.」モンスター1体を、
自分のEXデッキ・墓地から選んで特殊召喚し、
そのモンスターと同じ「No.」の数字を持つ「CNo.」モンスター1体を、
そのモンスターの上に重ねてX召喚扱いとしてEXデッキから特殊召喚する。
通常ドローを経由する性質を活かすのであれば、《RUM-七皇の剣》や《シャイニング・ドロー》等の通常ドローで引き込む事がトリガーとなるカードとのコンボも一考の価値アリ。
かなり後ろ向きな発想ではありますが、素引きしてしまった《七皇の剣》を何らかの方法で墓地に送り(コスト等)、それを《The Legend of Tickets》でリカバリする事は一応できます。
(1):自分ドローフェイズに通常のドローをしたこのカードを公開し続ける事で、
そのターンのメインフェイズ1に、以下の効果から1つを選択して発動できる。
●デッキから「セブンス」通常魔法カード1枚を墓地へ送って発動できる。
この効果は、その魔法カード発動時の効果と同じになる。
●デッキからモンスターを2体まで効果を無効にして特殊召喚し、
そのモンスターを全て含む自分フィールドのモンスターを素材として「No.」Xモンスター1体をX召喚する。
複数回の発動を狙うプランに関しては、デュエル1である《七皇の剣》との相性はイマイチですが、今は《バリアンズ・カオス・ドロー》とかも有るので色々考えられそうではあります。
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):デッキから以下のカードの内いずれか1枚を選び、手札に加えるかデッキの一番上に置く。
●「七皇昇格」以外の「セブンス」魔法・罠カード
●「バリアンズ」魔法・罠カード
●「RUM」速攻魔法カード
(2):EXデッキから特殊召喚されたモンスターが相手フィールドに存在する場合、
墓地のこのカードを除外し、手札から「RUM」魔法カード1枚を墓地へ送って発動できる。
この効果は、その魔法カード発動時の効果と同じになる。
ただ、《バリアンズ・カオス・ドロー》を狙うなら《七皇昇格》使った方が手っ取り早いので、わざわざ《The Legend of Tickets》使う必要ある?って問われると困っちゃいますね(笑)。
発動後にシャッフルが入るとプランが崩れる
当たり前の話ではありますが、《The Legend of Tickets》の効果が処理され、自分のドローフェイズが来るまでにデッキがシャッフルされてしまうと、回収のプランが崩れ去ります。
まぁ、それでも通常ドローは2枚のままですが、確定していた1枚は何処かに行ってしまうので、想定から大きくズレるのは間違いないです。
魔法カードの発動自体に意味を持たせるのもアリ
星3/光属性/悪魔族/攻1200/守2000
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
自分・相手ターンに自分は「魔弾」魔法・罠カードを手札から発動できる。
(2):このカードと同じ縦列で魔法・罠カードが発動した場合に発動できる。
その発動したカードとカード名が異なる「魔弾」カード1枚をデッキから手札に加える。
少し変わった所では、魔法カードの発動自体にメリットを持たせる活用法も一考。
一番分かり易い例としては、【魔弾】での縦列の魔法カード発動のトリガーとして使用し、墓地の「魔弾」カードを時間差で回収しながらカスパール等の効果を誘発させる動き。
まぁ、これもモルガナイトや成金ゴブリンの方が使い易そうではありますが、墓地の特定のカードを回収しながら条件を満たせるのは恐らく《The Legend of Tickets》だけだと思います。
ただしプロモだから入手が難しい
特殊な動きをする面白いカードなんですが、プロモなので如何せん入手が難しいのが難点ですね。この手のプロモは中々再録されないだろうしなぁ。
コメント
バック・ジャック辺りは使いやすそうな印象
罠トップ置き+次のターン追加ドローは安定、外したら墓地に送れるので敢えて墓地に送られた場合の効果持ちを置いても良い
トップ戻しとトップ入替で七皇の剣のタイミングも調整しやすくてその辺との噛み合いも良かったり