なんか久々にマイナーカードについて語りたくなったので、自前の『マイナーカード入れ(ストレージ)』からテキトーに手に取った1枚について語っていきます。
―――という事で今回は、2015年9月19日発売『EXTRA PACK|エクストラパック 2015』に収録されていたマイナーカード《恐撃》をチョイス!
カードパワーは滅茶苦茶低いけど、効果とイラストがマッチしてるナイスな1枚です。
マイナーカード語り「恐撃(きょうげき)」
(1):自分の墓地のモンスター2体を除外し、
フィールドの表側攻撃表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの攻撃力はターン終了時まで0になる。
相手モンスター1体の攻撃力を0にできるシンプル効果
フィールドの表側表示モンスターの攻撃力を0にする超シンプルな効果!
「レプティレスで使ってね!」と言わんばかりのデバフ効果ですが、シナジー抜きで運用するなら、別段0化に拘る必要も無いので、他にもっと良い戦闘補助カードがあるよね!って感じの1枚。
(1):相手の墓地のカードが8枚以上の場合に発動できる。
相手フィールドの全てのモンスターの攻撃力を0にする。
▲条件は厳しいけど効果はこっちの方が強いです
―――しかも、攻撃力0化に拘った場合も、《墓地墓地の恨み》等の類似カードが存在していて、あえて《恐撃》を採用するメリットはそこまで大きくないというのが現実です。
―――ただ、自分のモンスターも対象にできるって点はかなり面白いポイントなので、そこをうまく使えるのであれば、もしかしたらワンチャンあるかもしれませんね。
墓地のモンスターをフリチェで除外できるのが最大の強み?
モンスターを除外するテキストが書かれている時の定番中の定番と言えば【不知火】ですよね!
―――ただ、墓地のモンスターを除外するだけであれば、他にもっと優秀で強力なカードがごまんと存在しているので、その為だけにわざわざ《恐撃》を採用するのは現実的ではないですよね……。
それこそ、《妖精伝姫-シラユキ》とかでゴリゴリやっちゃった方が強いもんなぁ……。
カードパワーが低いのは収録パックに理由がある?
比較的新しめのカード(諸説ある)にしては明らかにカードパワーが低い「恐撃」ですが、その理由は、収録されたパック「Battle Pack 3: Monster League」にあります。
海外で過去に展開されていた「Battle Pack」シリーズは、OCGでは馴染みの薄い文化であるシールド・ドラフトと言ったリミテッド形式での遊びを目的としたパックであり、あえてカードパワーを抑えたリミテッド用のカードがいくつも収録されていたんです。
なので、その流れでリミテッドを楽しくする為のカードとして「恐撃」という新カードが生み出されたんだと思います(明言はされていないのであくまで推測ですが……)。
海外には何故かこのカード名と同じパックが存在する【トリビア】
「恐撃」のTCGでのカード名は「Ghosts From the Past」なんですが、実はこのカード名と同じパックが名を持つ商品が海外では存在しています。
こちらの「Ghosts」は、TCGにおける『ホログラフィックレア』の名称である『ゴーストレア』からとったものだと思われますが、謎の一致で面白い事になっていますね。なお、「Ghosts From the Past」(パック名)に「Ghosts From the Past」(カード名)は収録されていないみたいです。
効果とイラストがマッチしてて良いよね
コストにした2体のモンスターが幽体となって対象の手足を拘束する事で攻撃力を0にしてるってのが一目瞭然!カードパワー自体は相当低いですけど、効果とイラストがマッチしてて謎の魅力を放っているカードだと思います。
それにしても、この後の事を想像すると相当怖いイラストだよなぁ……(ゾクゾク)
コメント
効果はともかくこういうイラスト好き
不屈の闘志とかいいよね
このカード、当時Vジャンプで仰々しく取り上げられてたんで注目していました笑
何かのコンボに使えそう、これ絶対(色んな意味で)相手の意表を突けて面白そう…!などとは思うものの結局ストレージに眠ったままになるカードですね(^_^;)
推測とはいえそういう背景があったのは初めて知りましたし、面白い記事でした!
シールド戦は面白いっちゃ面白いんだけど、昔ならともかく、新テーマやシリーズカード中心に過去テーマの強化カードがメインの今の遊戯王のパックじゃシールド戦やっても似たり寄ったりな構築になるのが目に見えてるからね
そう言う意味ではシールド戦専用パックが出来るのはやむなし
弱体化罠はメタビート向きだがメタビは即座に墓地が肥えず
逆に墓地肥やしが得意なデッキは弱体化より直接アドになるカードの方が向いてて罠は遅い
このジレンマが解決される時代が来たら突如脚光を浴びるかもしれませんね
たしかにこのカードを使う時点で、この後は最低でも嬲り殺しは確定しているから怖いですね。しかし、時間制限がついていることから運が良ければ(徹底防御)辛くも生き残れる可能性も示唆されているようで味がありますね。
この後の怖さでいうと、自分側にも使える点からイラストを踏まえると・・・それもそれで、なかなエグそうです。
不知火に入れてたわ
時々役に立つ
アッ!レプティレスに使えそう!と思って入れたけど結局抜けて行ったカードや!
攻撃力を0にするのは除去よりも重いと考えてデザインしたんだろうなあとがっかりしたカードだ
今の通常パックみたいな闇鍋プールでシールド戦やったら地獄だろうからなぁ…まあだからってカードパワー落として面白くなるとはあんまり思わないけど
フリーチェーンだし凄い駄目なカードって程では無いけど
・コストが必要→うーん
・対象を取る→うーん
・表側攻撃表示のみ→うーん
・攻撃だけ0(守備はそのまま)→うーん
・ターン終了時まで→うーん
・効果無効等の追加効果無し→うーん
みたいに細かい所で使い勝手が悪い印象
痒い所に全く手が届かないタイプ
「挟撃」とかけてあるのもいいですよね