「対象をとる効果」と「対象をとらない効果」【はじめての遊戯王】

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「選択して~」は、『対象をとる効果』

「選んで~」は、『対象をとらない効果』

本当に?

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「対象をとる効果」と「対象をとらない効果」

『遊戯王』をプレイする上で一度はぶつかる問題のひとつ。

判断基準として、「選択して~」と書いてある効果は「対象をとる効果」、「選んで~」と書いてある効果は「対象をとらない効果」と判断しているプレイヤーは多いのではないでしょうか?
しかし、この判断基準では、きちんと書き分けてくれている【8期】以降のカードに限られてしまいます。(更には例外も存在します。)
そして【9期】以降は「対象として~」という書き方に変更されているのです、全てのカードが【9期フォーマット】なら問題ないですが、混ぜて遊べる以上、紛らわしい事この上ないです。

少し考え方を変えてみましょう、スッキリするはず!

氷結界の龍 トリシューラ

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シンクロ・効果モンスター
星9/水属性/ドラゴン族/攻2700/守2000
チューナー+チューナー以外のモンスター2体以上
このカードがシンクロ召喚に成功した時、 相手の手札・フィールド上・墓地のカードを それぞれ1枚までゲームから除外できる。

こちらは『対象にとらない効果』代表の「トリシューラ」さん。
今のフォーマットならば、「シンクロ召喚に成功した時、それぞれ一枚まで選んで除外できる」と表記されるとは思いますが、こちらのカードには『選んで』とは書かれていません。『選択して~』とも書いていないので、なんとなく判断する事はできますが、イマイチ曖昧だとは思いませんか?(発動タイミング、効果の処理、任意効果であることを一文で説明しようとしているから分かり難い。)

トリシューラの影霊衣

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儀式・効果モンスター
星9/水属性/戦士族/攻2700/守2000
「影霊衣」儀式魔法カードにより降臨。
レベル9以外のモンスターのみを使用した儀式召喚でしか特殊召喚できない。
「トリシューラの影霊衣」の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドの「影霊衣」モンスターが効果の対象になった時、 このカードを手札から捨てて発動できる。 その発動を無効にする。 この効果は相手ターンでも発動できる。
(2):このカードが儀式召喚に成功した時に発動できる。 相手の手札・フィールド・墓地のカードをそれぞれ1枚選び、その3枚を除外する。

実際に「トリシューラの影霊衣」さんのテキストはスッキリしてますからね~。

ミスト・ウォーム

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シンクロ・効果モンスター
星9/風属性/雷族/攻2500/守1500
チューナー+チューナー以外のモンスター2体以上
このカードのシンクロ召喚に成功した時、相手フィールド上に存在するカードを3枚まで持ち主の手札に戻す。

「トリシューラ」さんと比較されやすい「ミスト・ウォーム」さんで今回も説明させていただきますが。
【旧フォーマット】だとこの通り、これは酷い!これでは対象をとるのかどうかはWIKI頼りだ。

(1):このカードがS召喚に成功した場合、 相手フィールドのカードを3枚まで対象として発動する。 その相手のカードを持ち主の手札に戻す。

【新フォーマット】はこちら。
しっかりと「対象として~」と書かれていますね!これなら分かりやすいよね!

ナレーション:『ミスト・ウォーム』さんありがとうございました。
ミスト・ウォーム:「比較だけじゃなくて実際に使ってくれ!」
ミスト・ウォーム:「俺だって、タイミング逃さないから優秀なんだぞ!強制効果だけど!!」

重要なのは、どのタイミングで選択するかという事

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【8期フォーマット】より以前のカードや、「トリシューラ」や「ミストウォーム」のような例外が存在する以上、「選択して~」と「選んで~」だけを『対象をとるか否か』の判断基準に利用するだけでは不十分だとは思いませんか?(この考え方が間違っているというわけではありません。)

「選択して~」とか「選んで~」とかは区別の為に使い分けているだけで、本質はそこにはないのです。重要なのは、発動するタイミングで対象を選択しているかという事なのです。(それでも例外のカードが存在する以上テキストだけでは判断できないのですけどね….。WIKIって素敵やん。)

要するに、効果を発動する時に対象を選択するカードは『(効果発動時に)対象をとる効果』、効果処理時に対象を選択するカードは『(効果発動時に)対象をとらない効果』って事なのです。この()の部分を取り払って「対象をとる」、「対象をとらない」って言葉だけ独り歩きしてるのでややこしく感じちゃうのですなぁ~。

全てのカードが【9期フォーマット】になれば、この悩みも解消されるとは思うのだが…。

まとめ

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今回は『モンスター効果』にスポットを当てて説明しましたが、『魔法』や『罠』に関しても、当てはまる事なので、大丈夫!!

またこんな単純な事を偉そうに説明してると、「何をいまさら」って思われそうではあるのだが。やっぱり、『遊戯王』は【カードテキスト】や【プレイヤーの説明不足(これは私もですが。)】のせいで【新規ユーザー】への敷居を高くしてしまっていると痛感しているので、あえて語らせてもらいました。

こういう基本中の基本の積み重ねが『遊戯王』をより楽しむ為の近道だと思うので、これからもこういう記事は継続していきたいと考えています。

今日の教訓:「やっぱりwikiが最強!」

コメント

  1. 匿名 より:

    ミストウォーム旧テキストしか持ってないからトリシュと同じで対象取らないと思ってた…
    参考になりました!

    • cast より:

      「ミスト・ウォーム」は本気でテキストがまずいので、『トライブフォース』で再録されて良かったと思いますw

  2. 匿名 より:

    なるほど、ややこしいですね。
    わかりづらい効果処理とかでイライラしてたのが少し解消されそうです。
    初心者に優しい記事ありがとうございます!

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