お待たせしました!
『ファントム・レイジ』に収録された新規カードを追加した最新「RR(レイド・ラプターズ)」デッキのレシピ・解説記事をようやくお持ちする事ができました。
今回は「RR」と「幻影騎士団(ファントムナイツ)」を合わせた「レイダーズ」構築(幻影RR)にフォーカスを当てた構築になります。
先攻制圧を相手ターン《カリ・ユガ》に全振りする事で、場合によっては《増殖するG》をつっぱしてそのまま勝つ可能性すらあるゴリ押し構築!
結構自信作なので、良さげだったら拡散していただけると助かります。
幻影RR:2020年最新デッキレシピ
相手の妨害を掻い潜りながらガッツリ展開できる事に重点をおいた「幻影RR(レイダーズ)」デッキです。こだわった点は、RR・RUMの採用枚数のスリム化と、外部からのSS要員の選定です。
あとは、2枚初動(トリビュートor終末を含む)でカリ・ユガまで到達できる安定感の向上にも注力しました。
採用カード枚数・解説
各種カードの採用枚数・理由
- 2枚採用のRR札(ミミクリー,レイダーズウィング)
3枚でも良いけど枠の関係で2枚にスリム化。初動のレベル4要員が安定しないならここを増やしてみよう - 1枚採用のRR札(ペイン等)
最初動に噛まないので全て1枚。《ペイン》だけは数を増やしても良いけど、ここも割と事故要因なのでやっぱり一枚。※必要な時にサーチして使う枠。 - うらら、墓穴、抹殺
《増殖するG》とRUMサーチへの妨害がきついのでケア札は必須。 - 禁じられた一滴
後攻からまくるのが苦手なので突破札として採用。採用率が高いので《抹殺の指名者》で指名する事もある。
※他に疑問や採用枚数理由が知りたいカードがあったらコメントで( `・∀・´)ノヨロシクです
セルフ特殊召喚できるレベル4要員たち
展開補助として採用している出張枠について解説
- フォトン・スラッシャー
《増援》からのサーチで《終末の騎士》と選択できるSS要員。一時的にで良いので闇属性になってくれないだろうか? - バリキテリウム
フィールド状況に左右されないSS要員。相手の特殊召喚を許してしまいがちではありますが、横に並ぶと《アーク・リベリオン》の打点が上がるというプチメリットもあります。こちらも闇になって欲しい。 - カーテンライザー
Pゾーンから特殊召喚できるSS要員。《フォトン・スラッシャー》と喧嘩するのが玉に瑕。闇属性なので100点満点あげちゃう。
終末の騎士は4枚目のトリビュートである
《RR-ストラングル・レイニアス》
効果モンスター
星4/闇属性/鳥獣族/攻1600/守1100
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドに闇属性モンスターが存在する場合に発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。この効果の発動後、ターン終了時まで自分は闇属性モンスターしか特殊召喚できない。
(2):自分フィールドに闇属性XモンスターをX素材としているXモンスターが存在する場合、
自分の墓地のレベル4以下の「RR」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化される。
《ストラングル・レイニアス》の①効果はフィールドの闇属性モンスターを参照するだけで条件を満たせるので、《終末の騎士》から《ミミクリー・レイニアス》を墓地に送って《ストラングル・レイニアス》をサーチするだけでランク4エクシーズが成立します。
サーチ先が《ストラングル・レイニアス》1択になってはしまいますが、これは実質4枚目の《トリビュート・レイニアス》として機能する札と言っても過言ではありません。
《増援》を含めると《トリビュート》5枚態勢構築が可能なのは正直大きいです。
ランクアップマジックの採用枚数・理由
採用しているランクアップマジックは以下の通り(理由付き)
- RUM-ファントム・フォース
素引きしてでも1枚は握っておきたいカードなので2枚採用。基本的には《アーセナルファルコン》の展開に用いるカードですが、場合によっては3枚素材《ダークレクイエム》も狙います。 - RUM-ソウル・シェイブ・フォース
純粋にパワーの高いRUMなので採用。ただしルートに噛まないので抜いてしまっても構造上の問題は無し。《スキップフォース》を代わりに採用するのもアリ※要EX調整。 - RUM-幻影騎士団ラウンチ
《カリ・ユガ》展開の要なので必須。《ラスティ》などから引っ張り出すカードなので1枚で十分。
最小2枚まで抑える事も可能ですが、回収手段を搭載していないので余裕をもった構築にしています。
ファントムナイツカードの採用枚数
メインデッキに入っている「幻影騎士団」カードは以下の通り
- 2.レイダーズ・ウィング
- 1.サイレントブーツ
- 1.ラウンチ
- 1.シェード・ブリガンダイン
- 1.幻影霧剣
新規が来る前は《ダスティローブ》も採用していましたが、「幻影騎士団」素引き問題(ラスティ効果の墓地送り用)を《レイダーズ・ウィング》でカバーできるようになったので、結果的に数を減らすことができる様になりました。
《幻影霧剣》の部分は《レイダーズ・アンブレイカブル・マインド》に変えても良いです。スタンバイに表にしておけば、相手ターンに《カリ・ユガ》で巻き込んでRUM回収なんてお洒落な動きも出来ちゃう!※安定して強いのは《幻影霧剣》ですけどね。
初動・先攻展開
カリ・ユガを出してターンを返してもらう
色んなルートで辿りつく事ができますが、基本的に《アーセナルファルコン》の素材を《レイダーズ・ウィング》で抜いて素材を調整します。
《カリ・ユガ》が出れば高確率でターンは帰ってくると思うので、時には《増殖するG》をつっぱする位の気持ちでぶん回して良いかも(自己責任でヨロシク)。
《DDD双暁王カリ・ユガ/D/D/D Duo-Dawn King Kali Yuga》
エクシーズ・効果モンスター
ランク8/闇属性/悪魔族/攻3500/守3000
レベル8「DD」モンスター×2
(1):このカードがX召喚に成功したターン、このカード以外のフィールドのカードの効果は発動できず、無効化される。
(2):1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。フィールドの魔法・罠カードを全て破壊する。この効果は相手ターンでも発動できる。
(3):このカードのX素材を1つ取り除き、自分の墓地の「契約書」魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。そのカードを自分フィールドにセットする。
初動2枚ルート:フォトスラ&終末の騎士(よわハンド)
先行カリ・ユガルートは基本的に2枚初動。《トリビュート》or《終末の騎士》+召喚権を使わずにもう1体並べる手札なら成立します。
今回はより難易度の高い《終末の騎士》+SS要員(フォトン・スラッシャー)で解説していきます。勿論、トリビュート+SS要員でも可
①《フォトスラ》特殊召喚
②《終末の騎士》召喚・効果⇒《ミミクリー》墓地へ
③《ミミクリー》効果⇒《ペインレイニアス》サーチ
④《終末の騎士》と《フォトスラ》で《フォースストリクス》X召喚
⑤《フォースストリクス》効果⇒《ストラングル》サーチ
⑥手札の《ストラングル》特殊召喚
⑦手札の《ペイン》効果⇒《ストラングル》対象で特殊召喚
⑧《フォースストリクス》と《ペイン》で《ワイズストリクス》L召喚
⑨《ワイズストリクス》効果⇒《レイダーズウィング》デッキから特殊召喚
⑩《ストラングル》と《レイダーズウィング》で《フォースストリクス》X召喚
⑪《フォースストリクス》効果⇒《シンギング》サーチ
⑫《ワイズストリクス》効果⇒《ファントムフォース》セット
⑬手札の《シンギング》特殊召喚
⑭《ワイズストリクス》と《シンギング》で《ラスティバルディッシュ》L召喚
⑮《ラスティ》効果⇒《幻影騎士団サイレントブーツ》墓地・《ラウンチ》セット※ファントムフォースよりも先に展開しないとデメリットに引っかかるので要注意
⑯墓地の闇属性モンスター3体を除外して《ファントムフォース》効果⇒対象《フォースストリクス》で《アーセナルファルコン》をX召喚
⑰《アーセナルファルコン》効果⇒《ストラングル》リクルート(効果使えます)
⑱《アーセナルファルコン》の素材を抜いて《レイダーズウィング》特殊召喚
これで素材0の《アーセナルファルコン》が用意できるので相手ターンに《ラウンチ》で《カリ・ユガ》をX召喚扱いで特殊召喚可能。
代用案・採用を迷っているカード・見送ったカード
闇属性モンスター2体を安定して揃えられるならスキップフォースもアリ
《RUM-スキップ・フォース/Rank-Up-Magic Skip Force》
通常魔法
(1):自分フィールドの「RR」Xモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターよりランクが2つ高い「RR」モンスター1体を、対象の自分のモンスターの上に重ねてX召喚扱いとしてエクストラデッキから特殊召喚する。
(2):自分の墓地からこのカードと「RR」モンスター1体を除外し、自分の墓地の「RR」Xモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。この効果はこのカードが墓地へ送られたターンには発動できない。
《ソウル・シェイブ・フォース》とでギリギリまで迷ったのがコチラ。
《レイダーズ・ナイト》展開から《アーセナル・ファルコン》に繋げる事ができる1枚。
ここまでは完璧なのですが、闇属性モンスター以外を展開要因として採用しているので《レイダーズ・ナイト》の闇属性レベル4モンスター×2が不安定だったので見送りました。
現状でも、《ファントム・フォース》を1枚差し変えるのは結構アリかも?
クイックリボルブ出張
《クイック・リボルブ/Quick Launch》
速攻魔法
(1):デッキから「ヴァレット」モンスター1体を特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターは攻撃できず、エンドフェイズに破壊される。
《ヴァレット・トレーサー》,《ヴァレット・リチャージャー》と共に出張させる案。
召喚権を使わずに闇属性のレベル4モンスターを展開できる事自体は最高なのですが、素引きした際のどうしようもなさとデッキスロットが膨れる事を理由に見送りました。
《ヴァレット・トレーサー》で破壊して美味しい表側カード次第ではワンチャンあるはず…。
未界域出張
墓地に捨てて美味しいカードが少なすぎるので採用を見送った枠。属性的にもレベル的にもベストなのですが、ババ抜きで当てられ過ぎて困ったので結局抜けちゃいました。
幻影騎士団(ファントムナイツ)程のシナジーはないので未来に期待しよう!
クロノダイバーリダン等、採用検討中
エクシーズ・効果モンスター
ランク4/闇属性/サイキック族/攻2400/守2000
レベル4モンスター×2
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分・相手のスタンバイフェイズに発動できる。相手のデッキの一番上のカードをこのカードの下に重ねてX素材とする。
(2):自分・相手ターンに発動できる。このカードのX素材を3種類(モンスター・魔法・罠)まで取り除く。その後、以下を適用する。
●モンスター:このカードをエンドフェイズまで除外する。
●魔法:自分はデッキから1枚ドローする。
●罠:相手フィールドの表側表示のカード1枚を選んで持ち主のデッキの一番上に戻す。
エクシーズ・効果モンスター
ランク4/闇属性/悪魔族/攻 950/守1950
闇属性レベル4モンスター×2
相手がモンスターの特殊召喚に成功した時、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。その特殊召喚したモンスターを裏側守備表示にする。
カリユガ展開ができなかった場合(RUMに到達できなかった場合)の保険として制圧力の高いランク4を採用するのはぶっちゃけあり。
《幻影騎士団シェードブリガンダイン》のおかげで罠素材リダンも安定するので、特別な思い入れが無いなら《ダーク・リベリオン》,《ダーク・レクイエム》の枠をこちらに変えても良いです。
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コメント
羽根/ライストやレイドフォースの不採用の理由知りたいです
羽根、ライストは後攻なら絶対に欲しい所ですが、先攻で引き込むと手数的にカリユガまで届かないのでサイドにおとしました。でも羽根くらいは入れても良いと思うので、RUMの部分でいじっても良いかも?
モンスターに2枚のRUMを使う想定を今回はしていないので、今回は1ランクアップのカードは採用してません。また、墓地効果を使って回収する展開にもなり難かったので持久力系のカードは見送っているってのもあります。※レイドを使った良い展開があったら教えてくれると嬉しいです。
正直今回のRR新規は初動の弱さや既に特殊召喚できるモンスターが多い中更にRRを要求するモンスターなどあまり優秀なデザイナーが担当したとはいえないと思っています
ティアースケイルをみると確かに・・・ってなる事もありますが、無い物は無いという事で前進です。今のRRは序盤を抜けたらあとは展開過剰になりがちなので、そこが課題な気がします。
カリユガの隣に深淵立ててカリユガで抑えられない墓地もカバーしたいところですけど展開途中にストラングル①効果を使ってしまうのがネックですね……
それとフォースストリクス効果発動時への妨害やワイズリンク召喚前にニビル喰らったときの貫通プラン等ってありますか?
実は公開直前まではニビルが入ってました
環境を見るなら抹殺ニビルを視野に入れた方が良いのは確かですね…
差し替えるならやはりRUM部分か、1枚膨らすかって所でしょうか
そもそもカリユガしたら自分の深淵も無効にされてしまうのでは?