遊戯王OCGの10期を振り返る企画第一弾として、「リンク召喚を支えた功労者たちを振り返る。」記事を作成してみました。
本当は淡々と性能や使用された背景について語るつもりだったのですが、管理人のタイピングがヒートアップしてしまって、10期を振り返った感想・リンクに対する気持ちみたいな内容に踏み込んでしまいました。
書くに際して、人気ブロガーであるしらこさんの記事に触発さた部分が大きいです。とても素晴らしい記事なので、まだお読みになって無い方は是非一度お読みになってみて下さい。
リンク召喚を支えた功労者たち
黎明期を支えた「属性リンク」たち
属性リンク達は、リンク召喚の黎明期を支えた功労者だと私は考えます。
地属性リンクである《ミセス・レディエント》に至っては、第10期第1弾パック『CODE OF THE DUELIST』に収録され、最初から最後まで地属性デッキの選択肢として活躍し続けました。
このカードが最初からそこにあったからこそ、まだ見ぬ属性リンクの存在を信じ、属性に偏りを持つテーマを使い続ける事が出来た人も多いのではないでしょうか?
欲を言えば、最初から各属性のリンクモンスターを収録しておいて欲しかったですが、開発・運営側にも色々と都合はあるでしょうし、近年のパックは属性のコンセプトを持って構成されている節があるので、そう言った計画にも差し障るデリケートな問題も孕んでいるんだと思います。
過去の属性サポートモンスターのセルフパロディというファンサービスも魅力的ですし、効果を越えた部分での完成度も高い素晴らしいカード達です。
展開ルートの柔軟性をもたらした「リンクリボー」
トークンを含むレベル1のモンスター全てに革命を起こした存在。
素材指定・効果・属性・種族etc、構成する要素全てが有能と言っても過言ではない最強のリンク1モンスターだと思います。
今月号のVジャンプ(2020/3月号)でストロング十九君のセリフにもある通り、「お手軽にレベル1を墓地に送れる」ってホントに便利な存在なんです。
このカードがあるからこそ成立するルートなんて把握しきれない位にありますし、ランキング形式にしたら間違いなく1,2を争う逸材ではないでしょうか?
逆に、このカードが存在したからこそぶっ壊れたカード、テーマも無数に存在する為、ある種『諸刃の剣』的な立ち位置のカードでもある事は事実です。
《リンクリボー》が存在しなかった第10期に興味が全くない訳ではありませんが、結果的に考えると、このカードがあったからこそ、リンク召喚に多様性が生まれ、よりエキサイティングなデュエルがもたらされた様にも思えます。
ただし、基本的にリンク1は相当危険な存在だというのが持論です。そう言った意味でも、《リンクリボー》は実に絶妙なバランスのカードだと思っています。
救済者、水晶機巧-ハリファイバー
ハリファイバーを苦手と感じる人がいらっしゃる事を重々承知した上であえて言います。
新マスタールールによるユーザー離れを極限まで抑え、今の状態にまで持ち直させたのは、このカードがあったからです。
便利すぎる・強すぎる・簡単過ぎるetc、納得いく意見も滅茶苦茶沢山あるんですが、少なくとも、あの時の遊戯王にこのカードは必要でした…。
そりゃ理想としては、個のカードに頼ることなく、常に楽しくてワクワクするようなゲームを創造し続けて欲しくはありますが、どんなにうまくやろうとしたって躓く時は躓くんです。
それこそルールをあれだけ大きくいじったら、そりゃその反動はでるさ…。
「それも含めてメーカーの責任だろ!」って言われたら何も言えませんが、国内トップのカードゲームである『遊戯王』が、停滞を避けて次のステージに進もうとしたチャレンジ精神を、単なる”失敗”と切り捨てる気には私はなれません。
「信者乙」と言われてしまうかもしれませんが、私には、リンクによってもたらされた多様性・可能性の先にある面白さを体験として実感しているので、何を言われても平気なんです。
誤解しないで欲しいので言及しておきますが、だからと言ってリンク召喚や10期に拒絶反応を示した人たちを責めるつもりも全くありません。それは、ユーザーと開発の歩幅が揃わなかった結果であり、それに対して「NO!」と言う権利は当然あるはずなので。
・・・スイマセン、ハリファイバーの話だったのに熱くなって脱線してしまいました。
まぁ要するに、ハリファイバーで救われたユーザーは沢山いるって話です。これから先の未来については分かりませんが、とりあえずあの時の遊戯王にハリファイバーは必要だったと私は確信しています。
対応力の巧、トロイメア
外部リンク:https://note.com/yasakoro_shirako/n/n5366b836c730
これは上記のしらこさんの記事「遊戯王リンク召喚は失敗だったのか?」で述べられている事が全てです。
「トロイメア」という存在がリンク召喚の柔軟性を引き上げ、「引けないから負け」「メインに対抗策が無いから負け」という萎え要素を排除する事に成功したのは事実だと私も思います。
まぁ、これまでのラインナップをみて分かる通り、大いなる力には反動もあるって事で、ゴブリン君とかマーメイドちゃんとか俺屍的な存在がいるのも事実ですね。
やり過ぎた部分も確かにありますが、それでもフェニックスとケルベロスに関しては相当良いカードだと思いますね。
リンク時代の汎用エース、ヴァレルソード・ドラゴン
これも賛否両論ある所ですが、多くのデッキに大きな火力をもたらした存在として《ヴァレルソード・ドラゴン》は外せません。
「エースが固定されてしまう」「ヴァレソでOK」って問題も当然ある訳ですが、ゲームとして考えた際に、ヴァレソっていうエースアタッカーが設定されているのは非常に分かり易いですし、ある意味平等だと思うんです。
仮に、《ヴァレルロード》とか《ヴァレルソード》が「ヴァレット」専用だった場合、多くのテーマがフィニッシャー不在に陥ってたと思いませんか?
これはリンクに限った話ではなく、シンクロ・エクシーズ時代にだって、時代を背負った汎用フィニッシャーやエースたちがいたと思うんです。
「トリシュでOK」、「ハイハイライトニングライトニング」とかの枠が、ヴァレソだったのかなぁ~って…。
勿論「ヴァレット」使いの身からすると、「テーマ専用だったら…」って思う事はありますけど、まぁそれはまた別の話ですね。
管理人にとってのナンバー1は?
ちょっと熱くなり過ぎて脱線しちゃった部分もありましたが、最後に管理人自身のナンバー1をあげて〆たいと思います。
「でたでた…またレイド・ラプターズですか~」って言われちゃいそうですけど、まぁやっぱり例によって「RR」な訳だ(笑)。
こうやってブログを続けてこれたのも言うなれば「RR」のおかげですし、「RR」のおかげで出来た繋がりや沢山あるので、やっぱり管理人にとって「RR」は特別な存在なんです。
そんな特別なテーマの強化を最高の形で貰えた・・・そりゃ文句無しって話ですわ…。
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コメント
ハリファイバーは出た時からFWDになったりサモソになったりリンクロスになったりアウローラドンになったり、リンク多用するデッキでは本当に助かるモンスターでした。
勿論相手ターンにSチューナーを立てられるという意味でもとても助かりました。この動きができるからこそクリストロンが容易にグリオンガンドを出せたわけですし。
……ただまあ欲を言えばもう少しクリストロンらしくしてほしかった。
こんな必要悪みたいな新規じゃなくてもよかった…
次のルールからはもうグリオンガンドの一発芸もできないのでハリファを許してほしい。無理かな。無理そう(絶望)
いや〜もしかしたら生き残るかもと思ってます制限のままにはなるでしょうけど
専用リンクがいないデッキでは属性リンクは今でも多少使えるのに
新ルールだと彼らを使うメリットがないのが・・・
火力のないモンスターを展開するデッキならかなりの火力補助にはなりますかね?バフはなんやかんや強力ですし。
4月からでもハリには生きていて欲しいなぁと
記念すべき20周年だったけど、振り回された3年間という気持ち。
過去作のキャラクターにスポットライトが当たったのは素直に良いとは思うけど・・・。
9期から始めた身としては色々考えることが多くて楽しかったですね。初期のリボルバーデッキは中々ヴァレルヴァレットできなかったので、ハリなどの汎用リンクを駆使していたのが懐かしい。
リンク実装当時はデッキに余計なもの入れたくないって気持ちが大きく拒絶反応バリバリでしたが、ハリファイバーの登場でリンクに触れ始めたのでハリファイバーは私にとっての救世主でしたね。
そろそろ規制されそうだけどこれからも末永く使っていきたいな…
結局のところ制圧・妨害するモンスターを、環境に合わせて必要数用意すれば強いのは変わることが無かったので、デフレもなかったしなんだったのだろう。復帰勢も新規も獲得したかったらルール変更よりも、モンスターを規制したほうが良い気がするなぁ。
前マスタールールから学んだことは以上です。はい
10期はヴァレル三兄弟とクローラー達と一緒に駆け抜けた三年間でした。あ~でもないこ~でもないと頭を捻らせながらデッキと向き合っていましたね。
簡単に出せて強い動きができるモンスター
は賛否両論あるとは思いますが、ミスケープ・バーバとか落消しのパズロミノとかでニッチな動きができるモンスターが簡単に出せるようになったのは個人的にとても嬉しかったです。
考えるのが捗って捗って・・・(*´ω`*)
10期は10期で楽しかったし、ハリファが救ったデッキは数知れず。まあ、同じくらい殺した気もするけど。
個人的にはリンクは失敗だったかもしれないけど、間違いではなかったと思う。そんなに昔の遊戯王がやりたいなら勝手にブルーアイズ召喚してろよ
レイドラプターズ組もうと思うんですけど管理人さんのRRデッキ2020年版の構築紹介記事が見てみたいです!
ハリに限らずテーマの名前を冠していて汎用として多く使われたのが原因な気もしますね~。シンクロサポートと言われつつも高リンクに使うのが主な運用でしたし。
「今まで出来たことを急に出来なくします」だったから忌避感が爆発したのであって、最初から「君はリンク召喚してもいいししなくてもいい」だったら「なんかリンクモンスターっていい奴じゃんか! よし、いっちょやってみっか!」となっていたと思いますよ。本当にもったいなかった。裏守備にするカードに完全無敵というのは未だに許してませんが……
サモンソーサレスを自身をリンク素材に出来ないエラッタにして返してほしい
結局最後はヴァレソに行きつく10期は個人的にはなあ…って感じですわ
なんだかんだやれることは格段に増えたので、それが10期最大の功績かなーと思ってます。リンク導入の目的は儀式みたいにエクストラに頼らないデッキを相対的に強化するためだと当初思ってたので、欲を言えばそこらへんの地位向上を今後に期待したいです。その点ゴーキンは良いカードでした…リンクは位置関係で面白い召喚法なので割りと好きです。
リンク1モンスターの登場でモンスターの属性や種族を手軽に変換できるようになり、モンスター1体の持つ可能性が広がった事が10期では最も印象的で面白かったです。ワイトは光、炎、地、風属性でもありドラゴン、魔法使い、サイバース族でもある。展開札になったり除去や防御札になることが可能な優秀なモンスターに成長しました、20年の歴史の3年間で何があったんだ?ってくらいに覚醒しましたねぇ。
個人的にリンク環境はリンク環境で楽しかったですね。ハリファイバーも当時はクェーサーがどうしても出せないと悩んでいた時に降ってきた光明でした。
新規OCGテーマのリンクが既存テーマのリンクより軒並み弱いのも悲しい。
マスカレーナみたいに汎用はテーマ外にして欲しかったな。
ハリファイバーは特別なカードでもなんでもない
数あるパワーカードの一つに過ぎないよ そりゃ強いカードにはファンがつくだろうけど
汎用フィニッシャーの必要性は理解出来る。
そもそもテーマの切り札がフィニッシャーにならんかったり、火力が低かったりするのかゲームデザイン的に問題のような気もするが、
リンク自体は良かったと思う。
今までテキトーだった場、位置に意味ができたから
少しボードゲーム的な要素を盛り込むことで、戦略やゲームデザインの幅が広がってプレイヤーは更に考えることが増えた。
ただ、リンク無いと展開できませんはちょっとやり過ぎたように思ってたから新ルールは楽しみです。
ペンデュラム?ゾンビみたいに沸いて来るなアホか!
ハリファイバーのおかげでまともなゲームができたのは事実だけど、ハリファイバーなきゃまともに遊べないルールに変えたのがそもそもの問題
辞めた人が今後戻ってくるとも思えないし明らかに悪手だった
リンクが出しやすくて便利ってのは分かるけどリンク大量に入れる余裕ないデッキとか殺したのも事実だよね
そんな時代に適応できないデッキ使うなと言われたらそれまでだけどだからこそユーザーが離れたのでしょう
個人時にはリンクは失敗だったと思います近所のカードショップ潰れた恨みが原因ですが
先行制圧がリンク前から規制関連で挙げられやすかったのに、リンク開始時からエクストラリンクとかいう先行制圧用のルールが存在したのが納得いかなかったですね
新ルールで唯一解除されなかった辺りからも分かる通り、リンク導入前は明らかにペンデュラムが強過ぎたのでその大幅な規制の為にルール変更は仕方がなかったですし
ハリファはサモソが禁止なのにまだ残ってる事がなあ、ほぼ何でも効く止めやすさで効果までの必要モンスターが最低4のサモソが制限、出しやす過ぎるハリファが禁止、ならまだ理解できるんですが逆なせいで身代わりに禁止に入れたみたいなイメージしか無くてとにかく悪印象しかない
FWDを禁止に入れる決断が出来るなら、そこも考え直して欲しかったなと思わざるを得ないです
リンク召喚が導入されて、昔みたいに低速化されると期待していたのですが、結果は先行ワンキル、よくて先行制圧という状況でしたね。しかも1年たたずに。
個人的にはリンクモンスターのデザインは好きですし、コードトーカー、ヴァレットもデッキを作って楽しめました。
ただ、救済が必要なカードが多く、販売数も激減したことから、ショップも潰れてしまい、大人になってから始めたので、ショップという場所がないと、遊ぶ場所がないので、かなり危機感もありました。今では月1〜2回ぐらいで遊んでいますが、もう少し場所(機会)が増えることを祈っています。
また、最大の問題はアニメのエースが禁止になったことかな。これじゃぁ、子どもはついてこれないよね。
10期で良かったのはレジェンドデュエリストパックが出たことですね。あれのおかげで、多くのデッキを作って遊べました。
それでも一番好きなのは青眼で、次にブラマジ(今は辛い心境)ですが。
長文になり、失礼いたしました。
リンク召喚自体は試行錯誤しながらも調整頑張ってたと思います。素材指定、マーカーの位置、打点、かつてない程調整が難しい召喚法ですしコナミも苦労してたんだと。もちろんやり過ぎなカードもありますし離れてしまった人がいるのは事実ですが、その頑張りは否定したくないです。
個人的にリンク功労者はトポロジック4種です。リンク先という概念に一番意味を持たせたのは彼らだと思います。一歩間違えれば諸刃の剣となる危険性もイメージに合ってますし。
ガンブラー君?君はやり過ぎだよ…
>「引けないから負け」「メインに対抗策が無いから負け」という萎え要素を排除する事に成功した
これは完全に逆。「いつでも自由に触れる領域に除去札たっぷり用意しとくね^^」が萎え要素でなくて何なのか
ロック系を筆頭に数多のカードの存在意義を否定するクソシステムの象徴みたいなカテゴリです。
「遊戯王引き」なんて揶揄されるくらい、メインデッキからのドローに依拠するのが遊戯王というゲームであり漫画であるはずなのですが
もちろんシンクロ期から続く潮流ではありますが、「モンスターなら基本何でもいい、羊トークンですらOK」なリンク召喚は明らかに一線を越えているでしょう
昨今の良環境を見ればリンクの成功は一目瞭然ではないでしょうか
9期末期の環境からよくここまで持ち直したものだと思います
それよなあ。リンクを拒否するとして、じゃあ十二獣環境に戻りますか?って話。それとも、もう少し戻って笑顔になる?
2018はファイアウォールがアレだったが、2019は良環境だったろ。それなのにドラグーンとか出てきよったが。
というか、こういう話題の時って、先攻制圧そのものが嫌いな人と、環境が荒れることな嫌いな人がごっちゃになって議論するからすれ違うのよね…。
大会出ない人間からしたら9期の方が良環境だったよ
ペンデュラムがやべー十二獣がやべーとか言われても使わなきゃ良いだけだし
リンクは使うの強要してきたのが糞