《亡龍の旋律（ストレイン）》の使い方を考える：効果抑止ではなくLP操作カードって印象

▲「亡龍（デストルドー）の鳴く夜に…」

《亡龍の戦慄デストルドー》のLP半減部分を内蔵した永続魔法《亡龍の旋律》に注目。

一応、相手の効果発動抑止用に設計されたカードっぽくはありますが、効果の仕様上、置きバーンカードって印象が個人的には強いです。

尖りに尖りまくったこのカードをうまく使うデッキは存在するのでしょうか？

亡龍の旋律（ストレイン）

《亡龍の旋律ストレイン》  永続魔法 カード名を１つ宣言してこのカードを発動できる。 (1)：このカードが魔法＆罠ゾーンに存在する限り、宣言されたカードの効果が発動する度に、その効果を発動したカードの元々の持ち主のＬＰは半分になる。この効果を適用したターンのエンドフェイズにこのカードは墓地へ送られる。 (2)：相手フィールドにモンスターが存在する場合、このカードは効果では破壊されない。

LPは半分になるが効果が止まる訳ではない

動き的には《禁止令》と非常に似ていますが、効果発動の抑制面だけで見るとその性能は雲泥の差です。

あちらはハマれば確実に行動を抑制してくれますが、《亡龍の旋律》はLP半減を無視してガンガン動いてくる可能性大です。

…これらを踏まえると、《亡龍の旋律》は効果抑止カードでは無く、LP調整または置きバーンと見る方が自然な気がしてきます。

無視しようと思えば無視できるカード……ならば無視した際に相手が後悔するような構造をデッキに持たさなければならない！…そうしてようやく実用レベルに達する事が出来る。

具体的に言うと、LP半減が致命傷になるようなバーンデッキ。自身のLP半減が勝利に直結するような特殊なデッキって所でしょうか？

…1本目はとりあえず手札誘発を宣言するのが丸いか？

1ターン中に複数回同名カードの効果を発動するデッキに刺さる

《成金ゴブリン》,《閃刀起動－エンゲージ》,《チキンレース》等のドロー札でデッキを回すデッキや、テーマ内に同名カードの効果で展開するテーマとかだとLPが1000位になっちゃいそうです。

《月光虎》とか1ターン中に何回も効果発動するから気持ちいいでしょうねぇ（笑）。

元々の持ち主が相手のカードをコチラが発動するのも一興

《亡龍の旋律》のテキストは、「その効果を発動したカードの元々の持ち主のLPは半分になる。」となっている為、相手のカードを何らかの方法で奪って発動するプランも存在します。

超絶尖りに行くなら《天声の服従》で相手の手札誘発（採用率の高いもの）を奪うのも良いですが、それ以外でも《死者蘇生》等で相手の墓地の効果モンスターを拝借（蘇生）するって手もあります。

まぁ、そこまでやっても必勝とはいかないので、やっぱりLP半減が勝利に直結するような構築・構造のデッキで用いる必要はありますね。

自らLPを半分にする用途も存在する

「大逆転クイズ」デッキにおいて、LP調整に使えるという話も耳にしました。

1ターン中に何度も効果を発動し易い《トゥーンのもくじ》等を宣言し、それで自分のLPを1000まで調整。その後《黒いペンダント》や《風馬手裏剣》で1000削るワンキルがあるとかないとか？

他にも《活路への希望》のドロー枚数を増やす為の布石とか色々考えられそうです。

かなり特殊なデッキでの運用になりそうです

もっと丸くて効果的なサイドが大量に存在する昨今、このカードをうまく扱えるデッキはほんの一握りではないでしょうか？

やはりLP半減が死に直結するような尖りに尖ったデッキでこそ輝く…そんな気がしますね。

追伸：実際に使っている人のご意見・ご感想お待ちしております。

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