『ワールドプレミアパック2020』に収録された罠カード《獣烈な争い》の特集記事です。
儀式・リンクに対応した《禁断の異本》の亜種と言ったカードですが、条件や効果にクセがあるので中々に評価するのが難しい印象の強い1枚です。
驚異の2:5交換ドローができたら流石に強そうだけど、そこに持っていくのが大変だからなぁ…()
獣烈な争い|効果考察・使い方
通常罠
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):お互いのプレイヤーは自身のフィールドに同じ種類(儀式・融合・S・X・リンク)のモンスターが2体以上存在する場合には、その種類のモンスターが1体になるように墓地へ送らなければならない。その後、墓地へ送ったプレイヤーは自身のフィールドのモンスターの種類(儀式・融合・S・X・リンク)の数だけデッキからドローする。
召喚方法が一極化しているデッキに使うと良い感じだが…
相手が同じ種類のモンスターを沢山並べている状況に叩き込みたいカードですが、種類ごとに1体ずつ残る事・ドローを与えてしまう事を考えると妨害札としては中々に難しい印象も受けます。
また、墓地に送るモンスターは相手が選ぶので、一番強いモンスターは必然的に場に残るのも悩みの種です。
同じ種類のモンスターが3体、4体と並んでいる所に使えれば流石に強いですが、無効化系制圧モンスターを出された時点で動く事を強要される為、のんびり眺めておくってのも非現実的と言えます。
かと言って、2体並んだタイミングで発動して、弱い方を墓地に送られて1ドロープレゼントしているのでは流石に使う価値がないですからねぇ……これは悩ましい。
メタ効果としては「禁断の異本」の方が使い易そうではある
《禁断の異本/Forbidden Apocrypha》
通常罠
(1):モンスターカードの種類(融合・S・X)を1つ宣言して発動できる。
宣言した種類のモンスターがフィールドに2体以上表側表示で存在する場合、
お互いのプレイヤーはフィールドのその種類のモンスターを全て墓地へ送らなければならない。
そもそも特定の種類のモンスターをメタるなら、宣言した種類のモンスター全てを墓地へ送れる《禁断の異本》の方が断然使い易そうってのが悩みの種ですよね?
まぁ、《獣烈な争い》は自分のフィールドにはノーダメージって状況も作りやすいし、儀式・リンクに対応してるのが偉い所ではありますが、扱い易さを考えると…「うーん」って感じですねぇ…。
色んな種類のモンスターがそれぞれ複数体存在するような状況で使えたら《獣烈な争い》の方が確かに強そうではあるけど……「そもそもそこまで待てるのか?」みたいなジレンマはあります。
自分がドローする目的で使うのも面白いかも?【最大5ドロー】
しかし、《獣烈な争い》にしかできない芸当はちゃんとあるのでご安心を!
例えば、自分のフィールドに儀式・融合・S・Xモンスターが各1体、リンクモンスターが2体存在するとして、その状況下で《獣列な争い》を発動したらどうなるでしょうか?
効果でリンクモンスターを1体墓地に送る必要がありますが、その後のドロー枚数は5枚(儀式・融合・S・X・リンク)!驚異の2:5交換を可能にするのですッ!
……と言ってみたものの、こんな状況を作り出せるならそもそも勝ってるって言うね…(;^ω^)トホホ
面白いカードではあるけどぶっちゃけキツイ
使いこなしてみたい気持ちはありますが、比較となるカードの強さ・強く使う為のシチュエーション難易度を考えると中々に手を出し辛いカードって感じがしますねぇ……。
細かく横に儀式モンスターやリンクを並べてくるデッキが流行ると悪くなさそうですが、そういうデッキは小刻みに除去やアドを稼いでくるイメージだし、どの道きついかもしれん…(白目)。
コメント
とりあえずマスカレーナともう1体リンク並ばれたら撃とう、1ドローでもアストラムよりはひどくない
ソルチャなき今、真剣に5ドロー狙うとなると未来への思いかな
返しのターンに星遺物からの目醒めでL・G・Dぶっ放せたら最高
チェーンマスカレーナされません?
マスカレーナ発動にチェーンすれば解決かな?
あるいは自分スタンバイフェイズに発動とか
先攻制圧盤面を作りつつ、さらに手札誘発を引きに行くカードって印象。
ラー玉が流行ったら余計なモンスターをドローに変換できるなら使うか?
どちらにせよこれを採用してまでやることではないか
相手の妨害にするにはドローが足を引っ張り、自分のドローにするには条件がきつい
うーんなんとも使い所の難しいカード
ほんと召喚方が一極集中してて、かつ大量に横に並べるデッキが相手じゃないと