《流離のグリフォンライダー》が遂に帰って来たッ！
―――という事で、勇者デッキの核なのに長らく禁止になっていた《流離のグリフォンライダー》について振り返ってみましょう。
マスターデュエルでは普通に使えていましたが、OCGではもう結構長い間禁止状態だったので、知らない人も割といそうですからね。解禁の節目にレッツおさらいです！
流離のグリフォンライダーってどんなカード！？
星７/風属性/鳥獣族/攻2000/守2800
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ１ターンに１度しか使用できない。
(1)：自分フィールドに、モンスターが存在しない場合、または「勇者トークン」が存在する場合、
自分・相手のメインフェイズに発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
(2)：自分フィールドに「勇者トークン」が存在し、魔法・罠・モンスターの効果が発動した時に発動できる。
このカードを持ち主のデッキに戻し、その発動を無効にし破壊する。
《流離のグリフォンライダー》は、2021年8月28日発売『デッキビルドパック グランド・クリエイターズ』に収録されたカードなので、約4年前に登場した1枚です。
それから約1年後の2022年10月に禁止になったので、その後の再録経験はありません。
実際、①効果による特殊召喚条件は汎用でもあるし、②効果まで使える状況まで漕ぎ付けたら使い回せる万能無効で滅茶苦茶強いですからね。制限などの枚数規制の意味も薄いカードなので、周囲のカードではなくこちらを禁止にするのは理に適った規制だと思います。
そもそも特殊召喚効果が他と比べて強い
そもそも①の特殊召喚効果が基準よりも強く設定されている問題。
とりあえず《遺跡の魔鉱戦士》のテキストを見てもらうと一目瞭然なんですが、明らかに特殊召喚効果が緩く設定されているのが分かります。
星４/炎属性/戦士族/攻2300/守1000
このカード名の(1)(3)の効果はそれぞれ１ターンに１度しか使用できない。
(1)：自分フィールドに「勇者トークン」が存在する場合に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
(2)：自分フィールドに「勇者トークン」が存在しない場合、このカードは攻撃できない。
(3)：「勇者トークン」のトークン名が記された自分のモンスターが戦闘を行ったバトルフェイズ終了時に発動できる。
デッキから「勇者トークン」のトークン名が記された罠カード１枚を選んで自分の魔法＆罠ゾーンにセットする。
《外法の騎士》も《流離のグリフォンライダー》と同様の特殊召喚効果を持っている事から察するに、これは「勇者」に属する最上級モンスターの特権なんでしょうね。
最上級をアドバンス召喚する余裕が無いテーマなのは事実ですが、それは上級にも言える事なので、そう考えると《遺跡の魔鉱戦士》は結構辛い立ち位置な気もしてきますねぇ。
セルフssできるレベル7ってだけでも有能なので、グリフォンと外法の騎士はそれだけでも結構破格の性能をしてるモンスターと思って間違いはなさそうです。
召喚したモンスターの効果に依存しないデッキで輝く汎用札！
《アラメシアの儀》には、『このカードを発動するターン、自分は特殊召喚されたモンスター以外のフィールドのモンスターの効果を発動できない。』というデメリットテキストがある為、この縛りが苦にならないテーマへの出張が【勇者】の基本となります。
逆に言えば、これが苦にならないテーマなら何でもござれの出張性能で、召喚権も使わず、場合によっては手札も減らさずに《流離のグリフォンライダー》等に繋がります。
最近のテーマで言うなら【デモンスミス】とか【千年】とか相性が良さそうですね。
【千年】とかなら、0ターン目セルフssからの《ホップ・イヤー飛行隊》コンボとか組み込み易そうですし、何なら両方搭載した型とかも全然やれそうだなーって思いました。
マスターデュエルでの使用頻度などを考慮すると、そこまで頻繁に使われる事は無いかもしれませんが、それでも相性や状況が噛み合えば全然アリな選択肢にはなりそうです。
テーマとしての強化もそろそろ欲しい！
あとは、テーマとしての強化もそろそろ欲しいですね！
水遣いがレリーフで再録されて、その翌月にグリフォンライダーが解禁されたとなれば、次はテーマとしての強化のターンではないでしょうか？
実際、出張としての側面が強すぎて、単一のテーマとして見られる事は稀ですからね。そろそろ独立テーマとしても輝いてほしいです。
コメント
☆3供給ギミックであり装備カードを駆使するのでFAギミック入れたレベル3軸テーマでも非常に偉い！