【「ジェムナイト・パール」の軌跡】『DT(デュエル・ターミナル)ストーリー』心優しき戦士の闘争の記録　※妄想を多大に含む

キミは知っているだろうか？

あの悲惨な戦いの歴史の中で一際輝いていた彼を・・・。

彼の名前は「ジェムナイト・パール」
真珠を核石に持つ戦士。石言葉は「健康・富・長寿」である。

彼のルーツは謎に包まれていて、海棲生物である貝によって生み出された宝石を核石に使っていることから《リチュア》の影響を受けているだとか・・・。

そんなミステリアスな部分も彼の魅力の一つである。

実力も折り紙付きで、彼の姿は様々な戦場で目撃されている、今回はそんな彼の軌跡を追ってみたいと思う。

「ヴァイロン・ディシグマ」覚醒

《インヴェルズ》の思念によって蝕まれていく世界。

監視が本来の役割であり、全ての固体情報を並列化されていた《ヴァイロン》への影響は顕著であった。

瞬く間に、《インヴェルズ》によって汚染された《ヴァイロン》達は『エクシーズ』の力を得て「ヴァイロン・ディシグマ」となって世界を狂気に染めていく。

負の感情を感知して対象を分析・吸収してしまう「ヴァイロン･ディシグマ」を前に多くの戦士達が吸収されていった。

多くの戦士が吸収されていく中、負の感情を持たない《ジェムナイト・パール》は「ディシグマ」のセンサーを掻い潜り、持てる力の全てをぶつけ「ディシグマ」を機能停止させる。

その時の彼の姿は、まさに『鬼神』そのものだったと当時を知るものは語る。

「セイクリッド・トレミスM7」VS「ヴェルズ・ウロボロス」

実力伯仲。しかし、ジリジリと押されていく「セイクリッド・トレミスM7」

絶体絶命のピンチ、見る者達が「絶望」の二文字を抱いた瞬間。

彼の姿はそこにあった。

自らを犠牲にする事で「セイクリッド・トレミスM7」を守り、見事「ヴェルズ・ウロボロス」の撃退を成功に導いたのだ。

絶望の中でも色褪せる事ない輝き。

それが彼の強さ。

この世界にどんな困難が訪れようとも大丈夫。

彼のミームが生き続ける限り。

Fin